【徹底予測】サウナシュラン2025|注目の受賞候補15施設を徹底解説!
「サウナシュラン2025の発表まで、あとちょっと!」
毎年この時期になると、僕はカレンダーとにらめっこしながら11月11日を指折り数えているんです。サウナ好きの僕にとって、「ととのえの日」に発表されるサウナシュランは、一年で最も楽しみなイベントなんですよね。
2025年は、都市型の大型複合施設、歴史的建造物を活用したプライベートサウナ、世界初の技術を採用した革新施設など、バラエティ豊かな新施設がたくさん誕生しました。
「どれも魅力的で、順位を予想するのが難しい!」って、嬉しい悲鳴を上げている状況です(笑)。
この記事では、サウナシュランの主催団体であるTTNEの評価基準とこれまでの受賞傾向をベースに、注目のTOP15施設を徹底分析。過去8年の受賞データから読み解いた2025年のトレンドと、各施設の受賞可能性を詳しく予測しています。サウナ選びの参考にもなる内容ですので、ぜひチェックしてみてください!
サウナシュランとは?日本最高峰のサウナランキング
サウナ業界の「ミシュランガイド」
サウナシュランは、サウナクリエイティブ集団TTNE株式会社(代表取締役:松尾大氏)が主催する、日本全国のサウナ施設を対象とした格付けランキングです。2017年から始まり、毎年11月11日の「ととのえの日」に発表されることから、サウナ愛好家の間では「サウナ業界のミシュランガイド」として親しまれているんですよね。
僕もサウナが大好きで、週末になると都内のサウナを巡ったり、旅行先で地方の名サウナを訪れたりしているんですが、このサウナシュランは本当に参考になるんです。受賞施設は「ただ熱いだけ」「ただ冷たいだけ」ではなく、革新性、ホスピタリティ、社会的意義など多面的な評価を受けているので、どこに行っても間違いない体験ができるんですよ。
「ととのえの日」に込められた想い
11月11日という日付は、数字の「1」が4つ並ぶことから、「サウナ→水風呂→外気浴→サウナ」という”ととのい”のサイクルを表現しているそうです。この日が「ととのえの日」として日本記念日協会に正式登録されたのは2019年ですが、以来、サウナ業界全体で盛り上がる一大イベントになっているんですよね。
2024年の発表会では、グランプリの「大阪サウナDESSE」をはじめ、特別賞の「大谷元気炉六号基」など、合計10施設以上が受賞しました。
TTNEと審査員のプロフィール

TTNE株式会社とは?
TTNE株式会社は、「ととのえ(TOTONOERU)」という言葉から名付けられた、サウナクリエイティブ集団です。代表取締役を務める松尾大氏を中心に、日本全国のサウナ施設のプロデュース、コンサルティング、イベント企画運営などを手がけているんですよね。
TTNEの事業内容は多岐にわたっています:
- サウナ施設のプロデュース・コンサルティング: これまでに100施設以上のサウナプロデュース実績
- サウナシュランの主催: 日本最高峰のサウナランキング
- サウナイベントの企画運営: サウナフェスなど大規模イベント
- サウナ文化の啓蒙活動: メディア出演、講演、執筆活動
僕が特に感心するのは、TTNEが単なるビジネスとしてサウナに関わっているのではなく、「サウナ文化を日本に根付かせる」という明確なビジョンを持って活動している点なんです。その情熱が、サウナシュランの公平で質の高い審査にも表れていると思います。
松尾大氏のプロフィールと実績
サウナシュランの審査委員長を務める松尾大氏は、「ととのえ親方」の愛称で知られるサウナ業界のレジェンドです。プロサウナーとして、サウナの普及と発展に人生を捧げてきた方なんですよね。
松尾大氏の主な経歴と実績
- TTNE株式会社 代表取締役
- プロサウナー(日本で最も有名なサウナの専門家の一人)
- サウナ・スパプロフェッショナル
- サウナ大使(フィンランドサウナ文化の日本への普及活動)
- 年間300回以上サウナに通う筋金入りのサウナー
- 100施設以上のサウナ施設をプロデュース
- テレビ、ラジオ、雑誌など多数のメディアに出演
- サウナ関連書籍の執筆・監修
松尾大氏がプロデュースした施設の中には、サウナシュランで受賞した施設も数多くあるんです:
| 施設名 | 所在地 | 受賞歴 |
|---|---|---|
| スパメッツァおおたか | 埼玉県 | 2022年グランプリ |
| 北こぶし知床 ホテル&リゾート | 北海道 | 2024年殿堂入り |
| SANAMANE | 静岡県 | 過去受賞 |
| sankara hotel&spa屋久島 | 鹿児島県 | 過去受賞 |
| 緑の風リゾートきたゆざわ | 北海道 | 2025年候補 |
この実績を見ると、松尾大氏が日本のサウナ文化にどれだけ大きな影響を与えているかがわかりますよね。
審査における松尾大氏の哲学
松尾大氏が審査で重視しているのは、単なる「スペックの高さ」ではなく、「その施設が社会にどのような価値を提供するか」という視点です。インタビューでこんなことをおっしゃっていました:
「サウナは単なる娯楽ではなく、人々の心と体を健康にし、コミュニティを育み、地域を活性化させる力を持っている。サウナシュランでは、そういった多面的な価値を評価したい」
この哲学が、サウナシュランの審査基準にも反映されているんですよね。だからこそ、受賞施設は「熱い」「冷たい」という基本性能だけでなく、革新性、ホスピタリティ、社会的意義など、様々な角度から優れているんです。
TTNEの今後の展望
松尾大氏は、サウナシュランを通じて「すべての人がサウナを習慣にする幸せな社会」を目指していると語っています。2025年以降も、日本全国の新しいサウナ施設のプロデュースを続けながら、サウナ文化のさらなる発展に貢献していく予定だそうです。
僕も松尾大氏の活動を応援しながら、これからも全国のサウナを巡って、「ととのい」を求めていきたいと思っています!
過去の受賞傾向から導く評価軸
公式審査基準は非公開、だからこそ分析が面白い
実は、サウナシュランの公式な審査基準は詳細に公開されていないんです。でも、過去8年間の受賞施設を丁寧に分析すると、どんな要素が評価されているのかが見えてくるんですよね。僕も今回の予測記事を書くにあたって、過去の受賞施設を徹底的に調べて、TTNEや松尾大氏の発言、受賞施設の共通点などから、評価軸を導き出してみました。
その結果、10の評価軸が浮かび上がってきたんです。これは公式のものではなく、あくまで僕の分析による考察ですが、かなり的を射ているんじゃないかと思っています。
分析から導き出した10の評価軸(合計100点満点)
過去の受賞施設の傾向を分析して、今回は以下の10項目の評価時をもとに受賞候補を予想しました。
| 評価項目 | 推定配点 | 評価の着眼点(分析からの考察) |
|---|---|---|
| 革新性 | 20点 | 既存の枠に捉われない新しい試み(最重要項目と推測) |
| サウナ室の質 | 10点 | 温度、湿度、ロウリュ、ストーブの種類、空間設計 |
| 水風呂 | 10点 | 温度、深さ、水質、種類の多様性 |
| 外気浴スペース | 10点 | 環境、椅子の数、ロケーション、快適性 |
| ホスピタリティ | 10点 | サービスの質、清潔性、アメニティの充実度 |
| 男女共用可否 | 10点 | 男女ともに楽しめるか、平等性 |
| 料金設定 | 10点 | コストパフォーマンス、価格の妥当性 |
| 清潔性 | 10点 | 施設全体の清潔さ、メンテナンス状態 |
| エンタテイメント性 | 10点 | アウフグース等のイベント、独自性、付加価値 |
| ロケーション | 10点 | 立地、景観、地域性、アクセス |
「革新性」が最重要視される理由
過去の受賞施設を見ると、革新性の高さが受賞の決め手になっているケースが本当に多いんです。そこで、革新性を20点満点という最重要項目に設定しました。これは、サウナシュランが「既存の優良施設を表彰する」だけでなく、「サウナ文化の未来を切り拓く施設を応援する」という明確な意志を持っているからだと考えられます。
例えば・・
- 2022年グランプリ「スパメッツァおおたか竜泉寺の湯」: 温浴施設として初の1位獲得。温浴×フィットネス×エンターテイメントの複合施設という新コンセプトが評価されました
- 2021年特別賞「チームラボリコネクト」: アート×サウナという前例のない試みが革新的と評価
- 2022年特別賞「LUOVA SAUNA」: 日本初のオフィスサウナとして、働き方改革への貢献が評価
このように、サウナシュランは「熱くて気持ちいい」という基本性能に加えて、「社会にどのような価値を提供するか」という視点を重視していると分析できるんですよね。だからこそ、毎年の受賞施設発表が業界全体の進化を促す原動力になっているんだと思います。
過去の受賞傾向から見る2025年の予測ポイント
大型複合施設への高評価トレンド
2022年に「スパメッツァおおたか竜泉寺の湯」が温浴施設として初めてグランプリを獲得して以降、大型複合施設への評価が定着しています。2024年のグランプリ「大阪サウナDESSE」も、サウナ×カプセルホテル×飲食×エンターテイメントという複合型施設でしたよね。
この流れから見ると、2025年も単体のサウナ施設ではなく、「サウナを核とした複合施設」が有利だと予測されます。特に注目すべきは以下の3つの複合パターンです。
- 温浴×フィットネス×ウェルビーイング(例:うめきた温泉 蓮)
- サウナ×コワーキング(例:馬場サウナ&ワークカフェ)
- サウナ×クラフトビール×地産地消(例:TAKAO 36 SAUNA)
僕自身、サウナ後にビールを飲むのが最高の楽しみなんですが、これが施設内で完結できるなんて夢のようですよね。こういった「サウナ+α」の価値提案ができる施設が、2025年も高く評価されるはずです。
地方創生・地域活性化への貢献
近年のサウナシュランでは、地方創生や地域活性化に貢献する施設が継続的に評価されています。特に注目すべきは以下のポイント:
- 古民家リノベーション施設の多数受賞: 2023年は「亜熱帯サウナ」「パブリックハウス アンド サウナ 久米屋」「ぬかとゆげ」など、古民家を活用した施設が複数受賞
- 地域の自然資源活用: 「The Sauna」(野尻湖の水風呂)、「御船山楽園ホテル」(嬉野産ほうじ茶ロウリュ)など
- 地域観光との連携: サウナ施設が地域の新しい観光資源として機能
僕が特に感動したのは、2023年受賞の「亜熱帯サウナ」を訪れたときですね。築100年超の古民家の風情と最新のサウナ設備が絶妙に融合していて、「ただサウナに入るだけじゃなく、その土地の歴史や文化も感じられる」という特別な体験ができたんです。
2025年も、岐阜県山県市から2施設(神崎サンガサウナ、THE WATERS)がランクインすると予測されており、「サウナの聖地」としての地域ブランド化が進んでいるのを感じますね。
環境配慮・サステナビリティ
最近のトレンドとして、環境配慮型の施設が評価される傾向が強まっています。2025年注目の「JIKON SAUNA TOKYO」は、関東初のアースバッグサウナ(土を使った環境負荷の低い建築手法)を採用し、築150年超の古民家を活用することで文化財保存にも貢献しているんです。
また、特別賞候補の「太陽のつぼみ 万博サウナ」は、万博終了後に解体・移設が可能な設計となっており、サステナブルなサウナ施設の新しいモデルを提示しています。こういった環境への配慮は、今後ますます重要な評価軸になっていくと思いますね。
著名人・専門家監修の信頼性
業界の第一人者による監修施設は、品質保証のブランドとして機能しています。特にTTNE株式会社(松尾大氏)がプロデュースした施設は、過去に多数受賞しているんですよね。
- スパメッツァおおたか(2022年グランプリ)
- 北こぶし知床(2024年殿堂入り)
- SANAMANE(過去受賞)
- sankara hotel&spa屋久島(過去受賞)
2025年の候補では、緑の風リゾートきたゆざわ(松尾大氏プロデュース)、暖雪 札幌(今井健太郎氏×松尾大氏監修)、SATOYAMA TERRACE(サウナ王・太田広氏監修)など、著名人監修の施設が多数ランクインしています。こういった「誰が作ったか」という点も、評価の重要な要素になっているんですね。
2025年グランプリ最有力!うめきた温泉 蓮

JR大阪駅直結、関西最大級の複合施設
2025年3月21日にグランドオープンしたうめきた温泉 蓮 Wellbeing Parkは、僕が今年訪れた施設の中で、間違いなくナンバーワンの衝撃を受けた場所です。JR大阪駅直結という立地の良さもさることながら、グラングリーン大阪南館の3階・4階という広大なスペースを使った、まさに「関西最大級」の名にふさわしいスケール感なんですよね。
施設に入った瞬間、「これ、本当にサウナ施設なの?」って思いましたよ。だって、フィットネスジム、25mプール、インフィニティプール、岩盤浴、レストラン、メディテーションスペースまで完備していて、もはや総合ウェルビーイング施設と呼ぶべき充実ぶりなんです。年間50万人の来場者を想定しているというのも納得の規模感でした。
温浴×フィットネス×ウェルビーイングの革新
うめきた温泉 蓮の最大の革新性は、単なる「サウナ施設」ではなく、「温浴・運動・食事・精神(メディテーション)・美容」の5つを統合した健康増進施設として設計されている点です。これって、サウナを「娯楽」から「健康増進インフラ」へと昇華させる、まったく新しい試みなんですよね。
実際、2025年8月には厚生労働大臣より「温泉利用型健康増進施設」に認定され、10月には「厚生労働大臣認定健康増進施設」として「温泉療養指導プログラム」の提供も開始しています。つまり、医学的にも認められた予防医療の拠点として機能しているわけです。
僕も30歳になって、健康のことを真剣に考えるようになったんですが(体重が気になってきたのは内緒です笑)、こういう施設があれば、楽しみながら健康維持ができるっていうのが素晴らしいなと思いました。
6種類の浴槽と充実のサウナ設備
大浴場には男女各6種類の浴槽が用意されていて、それぞれに特色があるんです。
- 源泉風呂: 神戸から運んだ天然温泉「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉」
- 高濃度炭酸泉: 血行促進効果が期待できる
- マイクロバブルバス: シルキーな泡が心地良い
- 二十四節気湯: 季節ごとの薬湯(柚子、酢橘など)
- 人間工学寝湯: 計算し尽くされた設計で体を支える
- ディープスパ: 幽体離脱風呂(フローティングバス)、元気風呂(電気風呂)
特に印象的だったのが、「幽体離脱風呂」というネーミングセンスですね。実際に入ってみると、本当に体がふわっと浮くような感覚があって、「あ、これが幽体離脱か」って納得しました(笑)。
サウナはWロウリュサウナという贅沢な設計で、オートロウリュとセルフロウリュの2つのストーブを備えています。温度は約80〜90℃で、プロジェクションマッピングによる映像演出もあって、まるでアート空間にいるような気分になれるんですよ。最大20名程度収容できる広々とした空間なので、混雑時でも窮屈さを感じないのが嬉しいポイントです。
水風呂とインフィニティプールの絶景
正直に言うと、水風呂の温度が約19〜28℃とやや温めなのは、ガチサウナーには物足りないかもしれません。でも、これには理由があって、施設のコンセプトが「健康優先」なので、心拍数の急上昇を抑える狙いがあるんですよね。実際、僕みたいに普段運動不足の人間にとっては、この温度設定が逆に安心して入れるポイントだったりします。
そして何より素晴らしいのが、3階にあるインフィニティプールです。風呂のフチがなくて、景色と繋がるような感覚を味わえるんですが、グラングリーン大阪の緑豊かな公園と大阪の都会の街並みを一望できる眺望は、本当に圧巻でした。温水設計なので寒い日でも快適に利用できるのも嬉しいですね。
予防医療への取り組みという社会的意義
うめきた温泉 蓮が他の施設と決定的に違うのは、医療機関(医誠会国際総合病院)と提携して健康セミナーを開催するなど、予防医療の拠点としての機能を持っている点です。専属の「マイ医療チーム」に健康相談・医療相談ができるサービスもあって、単なるリラクゼーション施設を超えた価値を提供しているんですよね。
日本は世界有数の高齢化社会で、医療費の増大が社会問題になっています。そんな中、サウナを通じて健康寿命を延ばす取り組みは、本当に意義深いと思うんです。僕も将来を考えると、こういう施設が近所にあったらいいなあって心から思いますよ。
総合評価:93点
審査基準別の評価は以下の通りです。
| 評価項目 | 得点 | 評価理由 |
|---|---|---|
| 革新性 | 19/20 | 温浴×フィットネス×ウェルビーイングの複合コンセプト、予防医療への貢献 |
| サウナ室の質 | 9/10 | Wロウリュサウナ、プロジェクションマッピング演出 |
| 水風呂 | 9/10 | 多様な温度帯、天然温泉活用 |
| 外気浴スペース | 9/10 | 吹き抜けガラス張り、インフィニティプール |
| ホスピタリティ | 10/10 | 関西最大級の規模、充実したアメニティ、医療相談サービス |
| 男女共用可否 | 9/10 | 男女別だが同等設備、フィットネスエリア共用 |
| 料金設定 | 8/10 | 平日2,900円〜、複合施設として適正価格 |
| 清潔性 | 10/10 | 2025年3月新規オープン、最新設備 |
| エンタテイメント性 | 10/10 | フィットネス、カフェ、イベントスペース |
| ロケーション | 10/10 | JR大阪駅直結、うめきた2期の新開発エリア |
| 合計 | 93/100 |
2024年のグランプリ「大阪サウナDESSE」に続き、大阪エリアから2年連続でグランプリが出る可能性は非常に高いと思います。社会的意義の大きさ、施設の充実度、アクセスの良さ、どれをとってもトップレベルですからね。

第2位予測:JIKON SAUNA TOKYO(東京都)

築150年超の古民家×関東初アースバッグサウナ
東京都青梅市に2025年1月21日オープンしたJIKON SAUNA TOKYOは、僕が「これぞ日本のサウナの未来だ」と確信した施設です。10年ほど放置されていた築150年超の古民家を、約300人のボランティアスタッフと共に丁寧に修復し、関東初となるアースバッグサウナを蔵の1階に設置したんですよね。
アースバッグサウナって何?と思われるかもしれませんが、これは土(青梅の土を使用)・石灰・セメントを混ぜてドーム型に積み上げた土壁で造られたサウナなんです。木材よりも高い蓄熱性と吸水性を持つため、温度は75℃前後と低めながら、座面や壁面からの強い輻射熱で、体感温度は非常に高いんですよ。
実際に入ってみたとき、まるで「石窯で焼かれるピザになったような気分」って表現がぴったりで、じんわりと体の芯から温まる感覚が本当に心地良かったです。
サステナビリティへの本気の取り組み
JIKON SAUNAの革新性は、単に「珍しいサウナがある」というだけではありません。環境負荷の低いアースバッグ構法を採用することで、地域の空き家問題の解決にも貢献しているんです。
運営元の株式会社HIDANE(代表:山本幹太氏)は、「日本各地の空き家に『サウナ』という付加価値をつける地方創生型サウナ付き宿泊施設ブランド」として、JIKON SAUNAを全国展開する構想を持っています。これって、全国に約850万戸あると言われる空き家の活用策として、本当に画期的な試みだと思うんですよね。
実際、Makuakeでのクラウドファンディングでは多くの支援者が集まり、Google評価も5.0という満点を獲得しています。この社会的意義の高さは、サウナシュランの「革新性」評価でも高得点が期待できるポイントです。
「而今(じこん)」=今この瞬間を大切にする
施設名の「而今(じこん)」は、禅の用語で「今、この瞬間」という意味。僕も普段、スマホを見ながら食事したり、サウナでも時間を気にしたりしがちなんですが、ここに来ると不思議と「今ここ」に集中できるんです。
デジタルデトックスを促す空間設計で、古民家ならではの多彩な休憩スポットがあるんですよね。
- 畳スペース: 和室でゴロゴロくつろげる
- 川床デッキ: 京都の川床をイメージ、通気性抜群の「ブレインスリープ」ベッド
- 縁側: 「おばあちゃんちに帰ってきた」感覚の特等席
- 日本庭園: 夜はライトアップされ、陰影が美しい
特に川床デッキは、ござが敷かれていて、まるで浮かんでいるかのような感覚で外気浴ができるんです。小鳥のさえずりが聞こえる自然環境の中、何も考えずにぼーっとする時間って、本当に贅沢だなあと感じました。
井戸水掛け流しの水風呂と贅沢な宿泊体験
水風呂は井戸水掛け流しで、温度は約13〜15℃。オーナーたちが自ら手作りで設置したという愛情が伝わってくる水風呂で、天然の冷たさとミネラル豊富な水質が特徴です。ガツンと冷たいんですが、嫌な冷たさじゃなくて、心地良い刺激なんですよね。
宿泊施設としても非常に充実していて、1日1組限定の一棟貸しなので、完全なプライベート空間が確保されます。全室に「ブレインスリープ」の寝具を採用しているのも素晴らしくて、サウナで体を芯から温めてから、通気性抜群の寝具で熱を放熱することで深部体温が下がり、寝付きが良くなる設計なんです。
実際、「日本一ぐっすり眠れる」というコンセプト通り、僕もこんなに深く眠れたのは久しぶりでした。朝起きたときの爽快感がハンパじゃなかったですね。
総合評価:91点
| 評価項目 | 得点 | 評価理由 |
|---|---|---|
| 革新性 | 19/20 | 関東初アースバッグサウナ、築150年超古民家活用、環境配慮 |
| サウナ室の質 | 10/10 | 独自の蓄熱性と調湿性、輻射熱効果 |
| 水風呂 | 10/10 | 井戸水掛け流し13〜15℃、天然の冷たさ |
| 外気浴スペース | 10/10 | 畳・川床デッキ・縁側・日本庭園、多彩な休憩スポット |
| ホスピタリティ | 9/10 | 一棟貸し、プライベート空間、充実のアメニティ |
| 男女共用可否 | 10/10 | 一棟貸しでカップル・家族利用可能 |
| 料金設定 | 6/10 | 宿泊90,000円〜、日帰り30,000円(5名まで)、高価格帯だが体験価値は高い |
| 清潔性 | 9/10 | 古民家を丁寧に修復、清潔に保たれている |
| エンタテイメント性 | 8/10 | 古民家での特別体験、タイムスリップ感 |
| ロケーション | 10/10 | 青梅の自然環境、都心から90分、アクセスと自然のバランス |
| 合計 | 91/100 |
過去の受賞傾向として、古民家リノベーション施設は継続的に高評価を受けています(2023年:亜熱帯サウナ、パブリックハウス アンド サウナ 久米屋など)。JIKON SAUNA TOKYOは、その中でも文化財的価値とサステナビリティという観点で頭一つ抜けている印象ですね。

第3位予測:神崎サンガサウナ(岐阜県)

世界初(世界唯一)の広葉樹づくしサウナ
岐阜県山県市に2025年7月2日オープンした神崎サンガサウナは、訪れた瞬間に「これは世界のどこにもない」と確信できる施設です。なぜなら、外壁・内装・薪すべてに広葉樹を使用した世界初のサウナだからなんですよね。
直線の部分がひとつもない独特なビジュアルで、森林の香りと木の温もりを最大限に体感できる空間になっています。小屋も薪も広葉樹というこだわりぶりで、主宰の林亨氏(通称「トオルちゃん」、サウナ業界46年のベテラン)の情熱と苦労が伝わってきました。
僕がこのサウナに入ったとき、木の香りに包まれながら、まるで森の中にいるような感覚になったんです。広葉樹の持つ独特の香りって、針葉樹とはまた違って、深みがあるというか、落ち着くんですよね。
大垣サウナのトオルちゃんが手がける集大成
トオルちゃんこと林亨氏は、元「大垣サウナ」の名支配人として、多くのサウナファンに愛されてきた伝説的存在です。サウナ業界で46年のキャリアを持つ方が、その経験とノウハウを全て注ぎ込んだのが神崎サンガサウナなんです。
トオルちゃん自身が「テーマパークではなくマトリックス」と表現するように、賑やかなエンターテイメント型サウナではなく、「本物」の体験と「ととのう」を超えた深い「癒し」や「サウナトランス」を追求しているんですよね。施設のコンセプトも「ととのいは、もっと静かでいい」というメッセージで、静寂の中で自然と一体化する体験を提供しています。
清流・神崎川の「神崎ブルー」が絶景
施設は山と川に囲まれた雄大な自然の中にあって、特に清流・神崎川の透き通った青い水「神崎ブルー」が最大の魅力なんです。太陽の光が川水に反射して青色が映える絶景は、写真で見るより実際に目にした方が何倍も美しいんですよ。
川水風呂は、支流が神崎川に流れる場所に川石を囲んで作られた天然の水風呂で、圧倒的な解放感と自然との一体感があります。ライフジャケットも用意されているので、安全に川遊びをしつつ水風呂を楽しめるんですよね。
僕も最初は「川に入るのはちょっと怖いな」と思ったんですが、実際に入ってみると、その開放感と気持ち良さに病みつきになりました。川底はコケで滑りやすいので注意が必要ですが、それもまた自然の中にいる実感を高めてくれるポイントだと思います。
2種類のサウナでフィンランド式体験
神崎サンガサウナには2種類のサウナがあります。
① コンテナサウナ(パブリック・予約不要)
- 2段式、約85℃
- 神崎川を見下ろす位置に設置
- セルフロウリュ可能(30秒に1回)
- 入口に無料飲み水あり
② 小屋サウナ「コタ」(予約制・追加料金)
- 広葉樹で作られたログサウナ、4段構造
- 約75℃(左側が右側より高温)
- 広葉樹の薪を使用した薪ストーブ
- 暗がりの中で瞑想的な体験
特に小屋サウナ「コタ」は、U字型の水差しでセルフロウリュができるんですが、薪の焼けた芳しい香りが漂う中、自分でロウリュするのは本当に贅沢な体験でした。左の上段は「日本のストロングスタイル」、右の上段は「フィンランドスタイル」というように、同じサウナの中で温度の違いを楽しめるのも面白いポイントです。
フレッシュエアー循環システムもフィンランド式を採用していて、空気の循環に徹底的にこだわっているんですよね。呼吸がしやすくて、温度を上げすぎなくてもしっかり汗をかける環境でした。
総合評価:89点
| 評価項目 | 得点 | 評価理由 |
|---|---|---|
| 革新性 | 19/20 | 世界初の広葉樹づくしサウナ、前例のない試み、森林資源の新活用 |
| サウナ室の質 | 10/10 | フィンランド式循環設計、薪ストーブ、広葉樹の香り |
| 水風呂 | 10/10 | 清流・神崎川の天然水風呂「神崎ブルー」、圧倒的な解放感 |
| 外気浴スペース | 10/10 | 神崎川沿いの自然環境、山々に囲まれた絶景 |
| ホスピタリティ | 8/10 | 鮎料理やBBQも楽しめる、地域の食文化との連携 |
| 男女共用可否 | 8/10 | 水着着用、男女別更衣室、カップル・家族利用可能 |
| 料金設定 | 7/10 | 入場料2,000円、小屋サウナ追加2,000円/人、適正価格 |
| 清潔性 | 10/10 | 2025年7月新規オープン、清潔に管理 |
| エンタテイメント性 | 9/10 | 鮎料理、BBQ、川遊び、地域観光との連携 |
| ロケーション | 8/10 | 岐阜県山県市、自然環境抜群だがアクセスやや不便 |
| 合計 | 89/100 |
過去の受賞施設「The Sauna」(野尻湖)や「御船山楽園ホテル」(自然との境界線を取り払うボーダレスサウナ)のように、自然との一体化をテーマにした施設は高く評価される傾向にあります。神崎サンガサウナは、その中でも「広葉樹」という明確な差別化要素と、地域の食文化(鮎料理)との融合という点で、非常に高い評価が期待できますね。

TOP10施設の詳細予測(第4位〜第10位)
第4位:暖雪 札幌(北海道)

札幌市中央区に2025年4月1日オープンした暖雪 札幌は、今井健太郎氏×松尾大氏という業界の2大巨頭が初めてタッグを組んだ話題の施設です。銭湯設計の第一人者・今井健太郎氏が大浴場を設計し、TTNE松尾大氏がサウナを監修したことで、「これ以上ない布陣だ」と業界関係者の間でも注目されているんですよね。
最大の特徴は、サウナ室の壁に掛けられた樹齢400年以上のウェスタンレッドシダー(オールドグロス)です。約300年以上の樹齢材という超希少材で、甘くやさしい香りを放つんですよ。僕も実際に入ってみましたが、木の香りがふわっと包み込んでくれて、本当に癒されました。
サウナストーンが城壁のように埋め尽くす「石垣サウナ」も見どころで、輻射熱効果が高い設計になっています。温度は約88〜90℃、20分毎のオートロウリュで、座面は床から80cm以上の高さに設計されているので、高温ゾーンで過ごしやすいんですよね。
水風呂は約15.8℃(TTNE推奨基準)で、木炭が埋め込まれた壁面を伝う滝のような演出がある「青の水風呂」。木炭による浄化作用で、純度の高い心地よい水質が保たれています。
外気浴スペースは吹き抜けがあり天井はガラス張りの三角屋根で、人間工学的に身体がリラックスできる角度115度を計算した特注チェアが配置されています。札幌のひんやりした外気で最高のととのい体験ができますよ。
そして何より、10階ラウンジでは7:00〜24:00までアルコール・ドリンク飲み放題(サッポロクラシック、ウイスキー、ワイン、日本酒、コーヒー等)というサービスが最高なんです。サウナ後のビールが無料で飲めるなんて、サウナ好きにとっては天国みたいな場所ですよね。

第5位:緑の風リゾートきたゆざわ(北海道)

北海道伊達市の北湯沢温泉に位置する緑の風リゾートきたゆざわは、2025年7月12日にサウナ設備を全面リニューアルした温泉旅館です。リニューアルを手がけたのは、もちろんTTNE松尾大氏。100施設以上のサウナプロデュース実績を持つ松尾氏の手による施設だけに、期待値は非常に高いんですよね。
リニューアルのコンセプトは「水の美しさと向き合う2つのサウナ」。異なる趣を持つ「川側サウナ:波紋」と「山側サウナ:水筋」の2種類のサウナが新設されました。
川側サウナ:波紋は、黒を基調とした静謐な瞑想空間で、12秒ごとに灯る光が水面に広がる波紋のように時を刻むデザインです。水音に包まれながらセルフロウリュを楽しめて、深く静かに自分自身と向き合う体験ができるんですよ。
山側サウナ:水筋は、無垢の木に包まれた温かみのある空間で、一筋の水が静かに巡る設計になっています。銅管を伝って流れた水は光の水槽に溜まり、やがて部屋全体を包む熱へと変わるという、視覚・聴覚・肌で「水の動き」を感じられる仕掛けが素晴らしいんです。
施設の代名詞である約150坪の大露天風呂「HOSHI★ZORA」と、ウッドデッキの回廊がつなぐ20個の露天風呂「森の散歩湯 WOOD SPA」も健在で、森の中を散歩するように湯浴みを楽しめます。リンゴ、生姜、シャボン玉、ゆず、ブルーベリーなど、多彩な香り湯を楽しめるのも魅力的ですね。
新設された内気浴スペース(クールサウナ)では、寝転びながら頭上から冷水を浴びてクールダウンできるという、これまでにない独特な体験ができます。温度は約8〜10℃と結構冷たいんですが、この冷水を浴びながらのととのいが新感覚で病みつきになりました。
第6位:KIWAMI SAUNA II 大須(愛知県)

名古屋市中区大須に2025年9月20日グランドオープンしたKIWAMI SAUNA IIは、クラウドファンディングで2,292万円という、パブリックサウナ施設としては日本史上最高額の支援金額を集めた超話題の施設です。僕もこのニュースを聞いたとき、「どんだけ期待されてるんだ!」って驚きましたよ。
最大の特徴は、天井高4.2mの4段タワーサウナと最大水深2mの超深水風呂という圧倒的なスペックです。過去の受賞施設「湯らっくす」が深さ171cmの水風呂で高く評価されたことを考えると、水深2mという日本トップクラスの深さは大きなアドバンテージになりますね。
実際に水深2mの水風呂に入ってみると、立ったまま全身がしっかり浸かる没入感がすごいんです。まるでフィンランドの湖に飛び込んだような、包み込まれるような「深さ」を体験できるんですよ。
サウナは中庭(日本庭園)を望む大空間で、セルフロウリュも好きなだけ楽しめる贅沢設計。20名以上収容できる広さなので、混雑時でもゆったり過ごせます。薬草スチームサウナも併設されていて、天然薬草(黒文字など日替わり)を使用したスチームがリラックス効果抜群でした。
そして7つのテーマ別ととのいエリアという多様性も魅力です。築150年の蔵をリノベーションした湯風呂スペース、日本庭園を望むスペースなど、それぞれ異なる体験ができるので飽きることがありません。
さらに、囲炉裏を囲む飲食スペースでは、名店出身シェフと開発した「究極のサウナ飯」やクラフトビールを楽しめます。サウナ→食事→ビールという黄金のルーティンが施設内で完結するのは本当に嬉しいポイントですね。

第7位:saunahouse(神奈川県)

川崎市川崎区に2025年1月23日オープンしたsaunahouseは、5種類のサウナ×4種類の水風呂という圧倒的な選択肢の多さが特徴です。利用者それぞれが自分好みの「ととのい」を見つけられる多様性が、都市型サウナの新しい形だと思うんですよね。
5種類のサウナはそれぞれ異なる温度・湿度設定になっていて、その日の気分や体調に合わせて選べます。水風呂も9℃のシングル水風呂から23℃のプールタイプまで幅広い温度帯が用意されているので、初心者からガチサウナーまで満足できる設計なんですよ。
僕みたいに「今日はマイルドに整いたいな」って日もあれば、「ガツンと冷たい水風呂に入りたい!」って日もあるじゃないですか。saunahouseなら、その日の気分に合わせて自由にカスタマイズできるのが素晴らしいんです。
また、Wi-Fi・電源付き作業スペースが完備されているのも現代的なポイント。ワーケーション需要に対応していて、サウナで整った後にちょっと仕事をする、なんて使い方もできちゃいます。地下水使用の炭酸泉もあって、美肌効果も期待できるのは嬉しいですね。
川崎駅徒歩圏内というアクセスの良さも魅力で、仕事帰りにふらっと立ち寄れる気軽さがあります。男女同スペックという平等な施設設計も、サウナシュランの評価基準に合致していますよ。

第8位:馬場サウナ&ワークカフェ(東京都)

東京都新宿区高田馬場に2025年7月14日オープンした馬場サウナ&ワークカフェは、サウナ×コワーキングという革新的なコンセプトの施設です。2022年の特別賞「LUOVA SAUNA(オフィスサウナ)」に続く、サウナと仕事の融合という新しい価値提案なんですよね。
コロナ後のワーケーション需要に対応した施設として、Wi-Fi・電源完備、コーヒーフリードリンク(iki espresso)など、仕事環境として最適な設備が整っています。最大30名収容のサウナは20分に1回オートロウリュがあって、仕事の合間にサクッと整えるのに最適なんですよ。
僕も「サウナで整った後って、仕事のアイデアが浮かびやすいなあ」って感じることがよくあるんです。馬場サウナ&ワークカフェなら、そのアイデアをすぐにPCでまとめられるので、クリエイティブな仕事をしている人には特におすすめですね。
高田馬場駅徒歩5分という好立地で、ビジネスエリア・学生街という立地特性も活かされています。男性専用ですがレディースデー開催予定とのことで、女性にも配慮されているのが良いポイントです。
コワーキング機能込みで高コスパという料金設定も魅力的で、「サウナ施設」としてだけでなく「新しい働き方を提案する場所」として、社会的意義の高い施設だと思います。

第9位:TAKAO 36 SAUNA(東京都)

東京都八王子市の高尾山麓に2025年7月オープンしたTAKAO 36 SAUNAは、サウナ×クラフトビール工場×地産地消という複合コンセプトが魅力の施設です。「第三の場所」としての新しいサウナ体験を提案しているんですよね。
2種類のサウナ(3F「山yama」、2F「麓fumoto」)でコンセプトの違いを楽しめて、サウナ後には併設のクラフトビール工場で作られた新鮮なビールを味わえます。工場見学もできるので、ビール好きにはたまらない施設ですよ。
地産地消グルメとして、八王子産食材を使った釜飯やカレーも提供されていて、地域の食文化との連携が素晴らしいんです。高尾山という観光資源との連携により、「登山→サウナ→ビール→グルメ」という一日の流れが完結できるのが嬉しいポイントですね。
僕も高尾山に登った後、この施設で整えてビールを飲んだら、もう最高の休日になること間違いなしだと思いました。都心から比較的アクセスしやすい立地なので、週末のプチ旅行先としてもおすすめです。

第10位:RICKA KATSUURA(千葉県)

千葉県勝浦市に2025年3月1日オープンしたRICKA KATSUURAは、築100年以上の古民家を活用したプライベートヴィラ(一棟貸し・1日1組限定)です。竹林を眺める贅沢な空間で、日本的な美意識を堪能できるんですよね。
近年のサウナシュラン受賞傾向として、古民家リノベーション施設は継続的に高評価を受けています。RICKA KATSUURAは、歴史的建造物の保存活用という社会的意義と、竹林という日本的な景観が評価ポイントです。
セルフロウリュ可能なサウナと、チラーで温度管理された約15℃の水風呂が完備されていて、完全プライベートな空間でゆったりサウナを楽しめます。1日1組限定なので、カップルや家族、友人グループでの利用に最適ですね。
プール、半露天風呂、BBQ、卓球、ダーツ、カラオケなど、充実した設備も魅力的で、出張シェフオプションまで用意されています。サウナだけでなく、一日中遊べる贅沢な空間なんですよ。
料金は高価格帯ですが、完全プライベートな贅沢体験の対価として妥当だと思います。特別な記念日や大切な人との時間を過ごすのにぴったりの施設ですね。
注目の候補施設(第11位〜第15位)
第11位:SATOYAMA TERRACE(千葉県)

千葉県富津市に2025年8月8日オープンしたSATOYAMA TERRACEは、サウナ王・太田広氏監修というブランド力が魅力のアウトドアサウナ・グランピング施設です。
「山サウナ」と「滝サウナ」という2種類の異なる自然体験ができて、里山天然水を使った水風呂は季節で温度が変わるという自然のリズムを感じられる設計になっています。
グランピング施設としてのサービスも充実していて、宿泊とセットでサウナを楽しめるのが嬉しいポイント。過去の受賞傾向として、アウトドアサウナ(The Sauna、SAUNAグリンピアなど)は継続的に高評価を受けているので、期待できる施設ですね。

第12位:Sauna&Drink YOQ(東京都)

東京都渋谷区代々木上原に2025年3月10日オープンしたSauna&Drink YOQは、サウナ×クラフトドリンクという「ととのい後の楽しみ」に焦点を当てた新コンセプトの施設です。
HARVIA社製の高性能ストーブ「NEKKIYOQ」を採用し、15分ごとの白樺アロマオートロウリュで約90℃のサウナを楽しめます。ドリンクラウンジでは、クラフトビール、りんごサワー等が充実していて、サウナ後の社交の場として機能しているんですよね。
代々木上原というおしゃれなエリアで、都市型サウナの新しいカルチャーを提案しています。男性専用ですがレディースデイもあり、サウナ好きの女性にも配慮されていますよ。

第13位:THE WATERS(岐阜県)

岐阜県山県市円原に2025年春プレオープン(本オープンは2026年春予定)したTHE WATERSは、和ハーブ蒸しサウナという日本の伝統薬草文化とサウナを融合させた施設です。
苔むす森と円原川の自然に包まれた環境で、天然地下水の水風呂やツリーテラスでの外気浴が楽しめます。1日2組限定(1枠3時間)という完全プライベート制で、贅沢な時間を過ごせるんですよね。
過去の受賞傾向として、日本の伝統文化とサウナの融合(例:御船山楽園ホテルの嬉野産ほうじ茶ロウリュ)は高く評価されています。和ハーブという独自性が評価ポイントになりそうです。
第14位:ガレーラサウナ立川(東京都)

東京都立川市に2025年4月29日オープンしたガレーラサウナ立川は、都市型水着着用アウトドアサウナという新しいスタイルの施設です。
駅徒歩3分という好立地で、フィンランドサウナと円形サウナの2エリア×2棟を完備。セルフロウリュも楽しめます。男女入替制で水着着用なので、カップルや友人グループでの利用に最適なんですよね。
アウトドアサウナでありながら立地の良さを兼ね備えているという点が、新しい価値提案として評価されると思います。

第15位:sauna100(新潟県)

新潟県新潟市中央区に2025年5月7日オープンしたsauna100は、100℃の本格サウナという分かりやすいコンセプトが特徴です。
シンプルながら明確なメッセージで、本格的な高温サウナ体験を求めるコアなサウナー向けの施設。複数の水風呂で温度差の違いを楽しめ、男性専用ですがレディースデーも開催されています。
新潟エリアのサウナ文化発展への貢献という点で、地域性も評価されるポイントになると思いますね。

特別賞予測:太陽のつぼみ 万博サウナ

EXPO 2025で世界に発信する日本のサウナ
大阪府の夢洲で開催されるEXPO 2025の公式イベント施設として、2025年4月13日から10月13日まで運営される太陽のつぼみ 万博サウナは、特別賞の最有力候補だと確信しています。
なぜなら、過去の特別賞受賞施設を見ると、革新的な技術や社会実験的な試み、新しい価値提案を行った施設が選出されているからです。
- 2021年:チームラボリコネクト(アート×サウナ)
- 2022年:LUOVA SAUNA(日本初オフィスサウナ)
- 2023年:tower eleven onsen & sauna(スポーツ×サウナ)
- 2024年:大谷元気炉六号基(体験型アートインスタレーション)
太陽のつぼみは、これらと同様に実験的でありながら社会的意義の高いプロジェクトなんですよね。
ギネス世界記録認定の革新性
太陽のつぼみの最大の特徴は、世界初のETFEフィルム膜構造サウナであり、ギネス世界記録「最も高い膜構造サウナ建築物」に認定されていることです。高さ4mのテトラ型ユニット3基で構成され、光透過性のある膜構造が独特の空間を演出しています。
太陽工業株式会社の先進技術を結集した施設で、1970年大阪万博で約90%のテント構造物を建設した同社の技術継承という歴史的意義もあるんですよね。55年の時を経て再び万博でサウナを提案するって、本当にロマンがあると思います。
サステナブル設計という未来提案
万博終了後に解体・移設が可能な設計というのも、環境問題が叫ばれる現代において非常に重要なポイントです。サウナ施設の新しい可能性を示す実験的プロジェクトとして、未来のサウナモデルを提示しているんですよ。
HARVIA製円筒型高出力サウナストーブ、オートロウリュシステムと7種類のオリジナルアロマブレンド、3Dプリント水風呂など、最先端技術の結集も見どころです。1日70人限定という特別感もあって、世界中から訪れる来場者に日本のサウナ文化を発信する歴史的な機会になっていますね。
大阪エリアの盛り上がりを象徴
2024年のグランプリ「大阪サウナDESSE」、2025年予測1位の「うめきた温泉 蓮」に続き、「太陽のつぼみ」という3つの施設が注目されることで、大阪が日本のサウナ文化の新しい中心地として台頭しているのを強く感じます。
万博という国際舞台でサウナ文化を発信することの意義は計り知れません。特別賞としてふさわしい施設だと確信していますよ。

2025年のサウナトレンド総括
「社会課題解決型サウナ」の台頭
2025年のサウナシュランを予測してみて、最も強く感じたのは「社会課題解決型サウナ」の台頭です。単なる「熱くて気持ちいい」という娯楽の枠を超えて、予防医療、健康寿命延伸、地方創生、空き家問題解決、文化財保存など、様々な社会課題に取り組む施設が増えているんですよね。
特に1位予測の「うめきた温泉 蓮」が、厚生労働大臣認定の健康増進施設として医療機関と提携し、予防医療の拠点として機能している点は、サウナの未来を示していると思います。日本は世界有数の高齢化社会で、医療費の増大が深刻な問題になっていますから、サウナを通じて健康寿命を延ばす取り組みは本当に意義深いですよね。
技術革新とサステナビリティの両立
アースバッグサウナ、ETFEフィルム膜構造、広葉樹づくしサウナなど、建築技術や環境技術の最先端がサウナに応用されているのも2025年の特徴です。
環境問題への配慮は今後ますます重要になってくるでしょうし、解体・移設可能な設計や環境負荷の低い建築手法など、サステナブルなサウナ施設のモデルが提示されているのは素晴らしいことだと思います。
日本文化とサウナの融合
古民家リノベーション、和ハーブ蒸し、広葉樹、竹林ロケーションなど、日本の伝統や自然環境とサウナを融合させる試みも継続的に評価されています。
グローバル化が進む中で、日本独自のサウナ文化を確立していく動きは、文化的にも重要な意義があるんですよね。フィンランド発祥のサウナ文化を、日本の風土や美意識に合わせて進化させていく過程を見られるのは、本当にワクワクします。
地域ブランド化の進展
岐阜県山県市から2施設(神崎サンガサウナ、THE WATERS)がランクインするなど、特定地域が「サウナの聖地」として台頭する現象も見られます。
大阪エリアも、2024年「大阪サウナDESSE」、2025年「うめきた温泉 蓮」、「太陽のつぼみ」と立て続けに注目施設が登場し、サウナ文化の新しい中心地として認知されつつあります。こういった地域ブランド化は、観光資源としてのサウナの可能性を広げていると思いますね。
複合施設化とライフスタイル提案
温浴×フィットネス、サウナ×コワーキング、サウナ×クラフトビール×地産地消など、「サウナ+α」の価値提案が多様化しています。
これは、サウナが「単体で完結する施設」から「ライフスタイル全体を提案する場」へと進化していることを示しているんですよね。僕たちの生活の中で、サウナがより身近で多機能な存在になっていく未来が見えてきます。
サウナシュラン2025予測まとめ
グランプリは「うめきた温泉 蓮」を予想
これまでの分析を総合すると、2025年のグランプリはうめきた温泉 蓮が最有力だと予測します。理由は以下の通りです。
- 革新性: 温浴×フィットネス×ウェルビーイングという新コンセプト
- 社会的意義: 予防医療・健康寿命延伸への本格的な取り組み
- 施設規模: 関西最大級という圧倒的なスケール感
- 公的認定: 厚生労働大臣認定施設という信頼性
- 立地: JR大阪駅直結という抜群のアクセス
- 地域性: 大阪エリアの盛り上がり(2024年に続き2年連続)
- 総合力: 設備・サービス・ホスピタリティすべてが高水準
過去の受賞傾向として、2022年に「スパメッツァおおたか竜泉寺の湯」が温浴施設として初の1位獲得を果たし、大型複合施設への評価が定着しています。うめきた温泉 蓮は、その流れをさらに進化させた施設と言えるんですよね。
上位候補の激戦予想
2位〜5位は非常に接戦になると予想されます。
- JIKON SAUNA TOKYO: 関東初アースバッグサウナ、築150年古民家、サステナビリティ
- 神崎サンガサウナ: 世界初広葉樹づくしサウナ、清流の絶景、地域活性化
- 暖雪 札幌: 今井×松尾のゴールデンコンビ、樹齢400年材、ラウンジの充実
- 緑の風リゾートきたゆざわ: TTNE松尾大プロデュース、2種類のコンセプト別サウナ
どの施設も革新性が高く、独自の魅力を持っているので、最終的な順位は審査員の評価次第になるでしょう。個人的には、どの施設がグランプリを取っても納得できる内容だと思いますよ。
特別賞は「太陽のつぼみ」で決まり?
特別賞は太陽のつぼみ 万博サウナがほぼ確実だと予測します。ギネス世界記録認定、EXPO 2025という国際舞台、サステナブル設計、1970年万博からの技術継承など、特別賞にふさわしい要素がすべて揃っているからです。
2025年11月11日の発表が待ち遠しい
サウナブームは終わらない――むしろ、新しいステージへと進化している。2025年のサウナシュランは、そんなサウナ文化の進化を象徴する発表になると確信しています。
11月11日の「ととのえの日」、僕も発表会場に行けたらいいなあと思っているんですが、もし行けなくても、オンラインで速報をチェックして、この予測記事がどこまで当たっているか確認するのが楽しみです。
サウナ好きの皆さん、2025年もたくさんのサウナを巡って、たくさん整いましょう!それでは、サウナで会いましょう!
参考資料:サウナシュラン過去の受賞履歴
歴代グランプリ(1位)
| 年度 | 施設名 | 所在地 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 大阪サウナDESSE | 大阪府 | サウナ×カプセルホテル×飲食×エンターテイメント |
| 2023年 | かるまる池袋 | 東京都 | 都市型大型サウナ施設 |
| 2022年 | スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯 | 愛知県 | 温浴施設として初の1位、複合施設 |
| 2021年 | サウナラボ神田 | 東京都 | 都市型サウナ施設 |
| 2020年 | サウナ&カプセルホテル北欧 | 東京都 | 伝統的なサウナ施設の進化系 |
| 2019年 | ウェルビー栄 | 愛知県 | 都市型複合施設(※後に殿堂入り) |
| 2018年 | 湯らっくす | 熊本県 | 深さ171cmの水風呂が特徴 |
| 2017年 | The Sauna | 長野県 | 野尻湖での水風呂体験 |
特別賞受賞施設
| 年度 | 施設名 | 所在地 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 大谷元気炉六号基 | 北海道 | 体験型アートインスタレーション |
| 2023年 | tower eleven onsen & sauna | 東京都 | スポーツ×サウナの融合 |
| 2022年 | LUOVA SAUNA | 東京都 | 日本初オフィスサウナ |
| 2021年 | チームラボリコネクト | 東京都 | アート×サウナの融合 |
| 2020年 | カンデオホテルズグループ | 全国 | ビジネスホテルチェーンへのサウナ導入 |
| 2019年 | ドーミーイン | 全国 | ビジネスホテルチェーンへのサウナ導入 |
殿堂入り施設
サウナシュランでは、3回受賞した施設施設を「殿堂入り」として顕彰しています。
| 施設名 | 所在地 | 殿堂入り年 |
|---|---|---|
| ウェルビー栄 | 愛知県 | 2024年 |
| 北こぶし知床 ホテル&リゾート | 北海道 | 2024年 |
| サウナしきじ | 静岡県 | 2023年 |
| 御船山楽園ホテル らかんの湯 | 佐賀県 | 2022年 |
以上、サウナシュラン2025の受賞予測記事をお届けしました。この記事が、皆さんのサウナ選びの参考になれば嬉しいです。
2025年11月11日の発表を一緒に楽しみに待ちましょう!

