【徹底解説】茨城の新名所!常総ONSEN&SAUNA お湯むすびで過ごす贅沢な休日|8種類のサウナを完全制覇

「サウナブームが続く中、茨城県のサウナ施設が今、特に注目を集めています。2024年11月にオープンした「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」は、その名の通り、温泉とサウナの新しい楽しみ方を提案する施設として話題になっています。
特に注目すべきは、男女共用の2階サウナエリア。8種類ものサウナを用意し、それぞれに個性的な空間を演出。水着着用で利用できるため、カップルや友人同士での利用も可能です。また、150cmという贅沢な深さの水風呂や、足湯付き外気浴など、これまでにない新しい試みも随所に見られます。
本記事では、実際に施設を訪れた体験をもとに、各サウナの特徴や施設の使い方、おすすめのポイントを詳しくご紹介します。温泉やサウナ好きの方はもちろん、カップルでの利用を考えている方、新しいサウナ体験を求めている方にとって、貴重な情報となるはずです。
道の駅常総に併設された立地で、圏央道からのアクセスも良好。都内から日帰り温泉として十分楽しめる距離感です。ぜひ、これから施設選びの参考にしてください。
SNSで噂の新店にワクワク
最近、茨城県のサウナ事情がアツいんです。水戸のゆるうむに続いて、なんと今度は常総市にサウナ施設がオープンしたとSNSで話題になっていました。
名前は「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」。なんだか可愛らしい名前ですよね。サウナー仲間のタイムラインを見ていると、みんな早速行ってきた!という投稿で溢れています。
気になって調べてみると、なんと8種類ものサウナがあるらしいんです。それも男女共用エリアということで、これはちょっと新しいコンセプトですよね。いつもは一人で黙々とサウナに入っているんですが、こういう施設なら誰かを誘ってみるのもいいかもしれません。
でも、オープン直後は混雑必至だろうなぁ。道の駅に併設されているということで、土日はかなりの人出が予想されます。僕、人混みは苦手なので、しばらく様子を見てから訪れることにしました。
それに、新規オープンの施設って色々と調整が必要な時期ですよね。サウナの温度設定とか、施設の使い方とか。落ち着いてからの方が、ゆっくり楽しめそうな気がします。
ということで、オープンから一週間ほど経った平日に行くことに決めました。朝イチで行けば、きっとガラガラなはず…。そう考えながらスマホで地図を確認していると、常総ICからすぐ近くということが分かりました。これは車でのアクセスが便利そうです。
ちなみに電車でも行けるみたいですが、最寄り駅から徒歩20分くらいかかるみたい。これは車で行くしかないですね。僕、歩くの苦手なので…。

最寄駅と施設にはレンタサイクルが設置されているようなので、天気が良ければ電車+自転車でもそこまで大変ではなさそうです!
なんだかワクワクしてきました。茨城のサウナ界に新たな星が誕生したということで、期待値が高まります。でも、あまり期待しすぎるのもよくないですよね。まずは素直な気持ちで体験してみようと思います。
休日の早朝ドライブで向かう道のり

休日の朝6時、目覚ましをセットしていたのに30分ほど寝坊してしまいました。でも、のんびり構えているのが僕の性格なので、慌てずにコンビニでお茶を買って出発することに。
圏央道を使えば、自宅から1時間ちょっとで着くはずです。最近は高速道路の料金が上がって少し痛いですが、せっかくの休日なので贅沢は気にしないことにしました。
車のナビに「むすびまち」と入力しても出てこなくて少し焦りましたが、道の駅常総を目的地に設定。新しい地名なので、ナビもまだ対応していないみたいですね。
朝早い時間だからか、高速道路は空いていて快適そのもの。のどかな田園風景を眺めながらのドライブは気持ちがいいです。ラジオから流れる音楽を口ずさみながら、常総ICを目指して走ります。
道の駅に到着すると、まだ朝早いせいか駐車場はガラガラ。TSUTAYAやスターバックスも併設されているんですが、どちらもまだ開店前です。お湯むすびの建物はすぐに見つかりました。外観は想像していたより小さめですが、なんだかモダンでオシャレな雰囲気。
時計を見ると8時半。開店まであと1時間半もあります。ちょっと早く着きすぎちゃいましたね。でも、これくらいのんびりしていた方が、施設を楽しむ余裕が持てそうな気がします。
道の駅で時間調整
開店まで時間があるので、道の駅常総でのんびり過ごすことにしました。まだ朝早いので、ほとんどの店舗は開いていませんが、直売所だけは営業していました。
地元の新鮮野菜がずらりと並んでいて、特にさつまいもの種類が豊富なんです。茨城といえばさつまいもの産地として有名ですよね。つい欲張って買いすぎてしまいそうになりましたが、サウナ後に車の中で蒸れさせるのもよくないので、今回は芋けんぴだけ購入することにしました。
道の駅の中を歩いていると、メロンパンの行列を発見。どうやらここのメロンパンが大人気らしいんです。行列に並ぼうか迷いましたが、サウナ前に甘いものを食べるのは避けたほうがいいかなと思って断念。帰りに買おうと心に決めました。
そうこうしているうちに9時半を回り、お湯むすびの前には少しずつ人が集まり始めています。僕も建物の前まで移動することに。外観を見上げながら、この後どんなサウナ体験が待っているのかと、わくわくが止まりません。
建物の前にはフォトスポット用のミニサウナブースが設置されていて、思わず写真を撮ってしまいました。
駐車場はかなり広くて、道の駅との共用になっているみたいです。平日の朝なので、お湯むすび目当ての車はまだ少なめ。これは予想通り空いているかもしれません。
周りを見渡すと、遠くまで田んぼが広がっていて、空が抜けるように広い。外気浴がすごく気持ちよさそうだなぁと、もう外気浴のことを考え始めている自分がいます。
そうそう、この辺りは新しい街づくりが進んでいるらしく、「むすびまち」という地名も2023年末に設定されたばかりなんだとか。温浴施設の名前の由来も、この新しい街の名前から取っているんでしょうね。
期待に胸を膨らませて入店
10時ちょうどに入店開始。いよいよお湯むすびデビューです。まず最初にタッチパネルで利用コースを選択する仕組みになっていました。基本料金が980円で、2階の男女共用サウナエリアを利用する場合は追加料金が必要とのこと。
せっかく来たので、もちろん2階のサウナも堪能したいですよね。追加料金は1,400円。ちょっとお高めかなと思いましたが、LINEの友達登録で100円引きになるということで、早速登録してみました。
受付の方に水着を持参していることを伝えると、専用のポンチョを貸してくれました。水着を持っていない人は館内着での利用になるみたいですが、その場合は水風呂に入れないとのこと。やっぱり水着持参して正解でした。
下駄箱のキーを受け取ると、これが館内の精算やゲート通過にも使えるシステムになっているみたい。なんだか未来的ですね。でも、脱衣所のロッカーキーは別になっているので、2つのキーを持ち歩くことになります。
入口を入ってすぐに、POLAのアメニティが並んでいるのが目に入りました。シャンプーとボディソープはシャワーブレイク。これは嬉しいですね。ドライヤーはリファ製だそうで、設備にもかなりこだわっている印象です。
それにしても、館内の香りが独特。シャンプーの香りなのかな?と思ったら、どうやらサウナで使用しているアロマの香りらしいです。期待が高まりますね。
ロッカールームに入ると、USBポート付きのロッカーを発見。これは画期的!長居する時にスマホの充電ができるのは心強いです。ただ、すべてのロッカーについているわけではないみたいなので、空いているうちにゲットしないとですね。
洗い場で丁寧に身体を清める
脱衣所から浴場に入ると、なんだか不思議な造りになっています。洗い場が2か所あって、片方はお風呂側、もう片方はサウナ側に直接アクセスできるようになっているんです。
これは面白い工夫ですね。サウナから出てきた人と、お風呂から上がってきた人が、自然と分かれて使えるような仕組みになっているみたいです。
洗い場には結構な数のカランがありますが、平日の朝ということもあってガラガラ。ゆっくり体を洗えそうです。シャワーの水圧も強すぎず弱すぎず、ちょうどいい感じ。
体を洗いながら、ふと洗い場の向こう側に炭酸泉が見えました。泡がブクブクと湧き上がっているのが目に入って、早く浸かりたい気持ちをグッと抑えます。
体を丁寧に洗い終えて、いよいよサウナタイムの始まりです。新しい施設のサウナは木の香りが強いと聞いていたので、そのフレッシュな香りを楽しみにしながら、タオルを手に取りました。
そうそう、サウナマットがないことに気づいたんですが、よく見るとサウナ室全体にワッフル生地のような素材が敷き詰められているんですね。これは面白い。触ってみると、ふかふかしていて座り心地が良さそうです。
まずは1階のサウナへ
サウナの扉を開けると、予想通りの新しい木の香りが漂ってきました。L字型の3段構造で、20人くらいは余裕で座れそうな広さです。朝早い時間帯なので、今は僕一人きり。贅沢な空間を独り占めできそうです。
温度計は見当たりませんが、体感では90度くらいでしょうか。最上段に座ってみると、なかなかの熱さを感じます。天井近くに小さな窓があって、そこから朝の光が差し込んでいるのが印象的です。
静かな空間の中で、ふとBGMに耳を傾けると、洋楽のジャズが流れているのに気づきました。テレビはないんですね。これは瞑想向きの環境かもしれません。
10分くらい経過したところで、突然「シュー」という音が。なんでも30分おきにオートロウリュが発動するらしいんです。アロマの香りと共に蒸気が立ち込め、一気に湿度が上がりました。これは気持ちいい!
でも、ロウリュの勢いがちょっと控えめなんですよね。水の量が少ないのか、細く長く噴射される感じ。まだ調整中なのかもしれません。それでも、オートロウリュの熱波を浴びているうちに、じんわりと汗が出てきました。
最上段に座っていると、サウナ室の構造の面白さに気づきます。入口の右手にストーブが設置されているんですが、なぜかL字の角の方が熱く感じるんです。熱の対流がうまく設計されているのかもしれませんね。
全身から汗が噴き出してきて、そろそろ水風呂に入りたくなってきました。でも、まだもう少しだけ…と思っていると、外から誰かが入ってきました。平日朝一でもちらほらお客さんがいるんですね。
12分経過したところで、いよいよ水風呂タイムです。立ち上がると、頭がクラクラっとしました。やっぱり最上段は侮れない熱さでしたね。深呼吸をして、サウナの扉に向かいます。
深い水風呂に身を委ねる
サウナを出て露天スペースに向かうと、通り抜けタイプの水風呂が目に入りました。両サイドに階段があって、まるでプールのような造りです。水風呂の前には水とお湯、2種類のかけ湯が用意されていて、これは嬉しい配慮ですね。
温度計を見ると15.2度。かなり冷たそうです。でも、ここで驚いたのが水深。なんと150センチもあるんです!身長180センチの人が立っても、肩まで水に浸かるくらいの深さだとか。
おそるおそる階段を下りていくと…うわっ、冷たい!でも、不思議と刺すような冷たさではなくて、まろやかな感じがします。地下水を使っているからでしょうか。
そのまま深い方に進んでいくと、あれ?足が着かない!慌てて階段に掴まります。こんなに深いと、子供は入れないですよね。注意書きとかあった方がいいかもしれません。
でも、この深さがあるからこそ、全身を包み込むような冷却感が味わえるんです。浮力で体が自然と浮いてくる感覚も心地よくて。普通の水風呂だと足首から徐々に浸かっていく感じですが、ここは一気に全身が冷やされる感覚です。
1分ほど浸かっていると、体の芯まで冷えてきました。水面から顔を出して深呼吸すると、朝の冷たい空気が肺に染み渡ります。これは気持ちいい!
水風呂から上がるときは反対側の階段を使います。この一方通行の動線も考えられていますね。誰かと鉢合わせることもないし、スムーズに出入りできます。
上がってみると、全身から湯気が立ち上っているのが分かります。まだ外は肌寒い時間帯なので、早く外気浴スペースに移動しないと。でも、この「サ室→水風呂→外気浴」という流れが本当に気持ちいいですね。
足湯付き外気浴で新感覚
露天スペースに出てみると、アディロンダックチェアが16脚も並んでいるのに驚きました。しかも、その中の4脚は特別な仕様になっていて、なんと足湯に浸かりながら外気浴ができるんです!
早速、足湯付きの椅子に座ってみることに。温かい温泉に足を浸けながら、冷たい外気に全身を晒す、この温度差が絶妙です。寒い季節でも、足元が温かいおかげで長時間の外気浴が楽しめそうです。
さらに可愛らしい発見が。なんと子供用のミニサイズのアディロンダックチェアが2脚置いてあるんです。家族で来ても楽しめるように配慮されているんですね。
朝早い時間帯なので、まだ日差しは穏やか。遠くまで田んぼが広がる景色を眺めていると、ポツンと関東鉄道の電車が走っているのが見えました。のどかな田園風景の中を走る一両編成の電車。なんだかジブリ映画に出てきそうな光景です。
外気浴中にふと気づいたんですが、高速道路の音が聞こえてきます。でも不思議と気にならない。むしろBGMのように感じられて、心地よい…。すっかりリラックスしてきました。
ここで嬉しい発見が。足湯付きじゃない普通のアディロンダックチェアにも、足置き台が付いているんです。これがまた座り心地抜群。背もたれの角度も絶妙で、ウトウトしそうになってきます。
空を見上げると、雲ひとつない青空が広がっています。サウナ上がりの火照った体に、朝の冷たい空気が心地よく感じられます。まだ2階のサウナエリアも控えているのに、もうここで一日過ごしたくなってきました。
そうそう、椅子の横に小物置き用の台があるのも便利ですね。サウナハットやタオル、ドリンクなんかを置けるスペースがあると安心です。細かいところまで使い勝手が考えられているなぁ…。
10分ほど外気浴を楽しんだところで、そろそろ2階のサウナエリアに移動しようかな。でもその前に、気になっている温泉にも入ってみたいところです。
2階の男女共用サウナエリアへ
一旦脱衣所に戻って、持参した水着に着替えます。受付でもらった専用ポンチョを羽織って、2階へ向かう階段を上がっていきます。
2階のゲートに下足箱のキーをタッチすると、異世界に来たような気分になりました。まるでサウナのテーマパークです。8種類のサウナが迷路のように配置されていて、最初は戸惑ってしまいます。
中央には大きな「演むすび」サウナがドーンと構えていて、その両サイドに「枡むすび」と「侘むすび」が配置されています。建物の形が劇場のような構造になっているんです。
でも、どのサウナから入ればいいのか迷ってしまいます。説明書きがあるといいんですけどね…。とりあえず、一番熱そうな「焔むすび」から攻めることにしました。
水着での入浴は初めてなので、少し照れくさい気分。でも、他のお客さんを見ていると、みんな普通に楽しんでいる様子。男女共用とはいえ、カップルや友達同士が多いみたいです。
手渡されたデカタオルは、サウナマットの代わりに敷いて使うんだそうです。ポンチョは休憩スペースでは着用必須とのことですが、サウナ室内では脱いでOK。
中央の休憩スペースにはデトックスウォーターが置いてあって、なんと温かい出汁まで用意されているんです!サウナ上がりの塩分補給にぴったりですね。
フリードリンクコーナーの横には有料のドリンクバーも。アルコールメニューもあるみたいですが、さすがにサウナ中のお酒は控えめにした方が良さそう…。
外気浴スペースに出てみると、田園風景が一望できる大パノラマが広がっています。インフィニティチェアやウェーブベッドなど、様々な種類の椅子が用意されていて、これは贅沢な空間です。
「演むすび」で劇場型サウナ体験
まずは一番広い「演むすび」から入ってみることにしました。60名以上は収容できる大きな空間で、まるで劇場のような雰囲気です。座面が階段状に配置されていて、正面には大きな窓があります。
でも、入ってびっくり。なんと温度設定が50度前後とかなり控えめなんです。サウナというより、まるで岩盤浴のような感覚です。汗をかくというより、じんわりと温まる感じですね。
窓からは田園風景が一望できて、これはこれで心が落ち着きます。ストーブは左右に2台ずつ設置されているんですが、あまり熱さは感じません。寝転がって休憩している人も多いみたいです。
天井にはプロジェクター用のスクリーンが設置されているのを発見。どうやらここでアウフグースイベントを開催する予定があるみたいです。その時は温度設定も上がるんでしょうね。
面白いのが、両サイドの「枡むすび」と「侘むすび」との繋がり方です。窓枠が開放されていて、イベント時には一体となって使えるような仕組みになっているんです。これは斬新な設計ですね。
正面の窓から差し込む光が心地よくて、ついウトウトしてしまいそうになります。でも、本格的なサウナを求めるなら、もう少し熱いサ室を探した方が良さそう。
それにしても不思議な空間です。サウナと瞑想室の中間のような、新しいタイプの温浴施設という感じがします。普段のサウナとは違う楽しみ方ができそうですね。
名称 | 演むすびサウナ |
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位置 | 2F男女共用サウナエリア |
特徴 | 関東最大級のホール型サウナ |
温度 | 30〜90度(可変) |
収容人数 | 30人 |
座席 | 7段のホール型 |
ストーブ | FinTec 4台(両サイドに2台ずつ) |
設備 | 可動式超巨大プロジェクター |
窓 | 巨大な窓(スクリーンを外すと夕景が見える) |
多目的利用 | アウフグースイベント、LIVEビューイング、セミナー、企業研修会場として利用可能 |
名称の由来 | 「演出」「講演」の「演」と「サウナ室で人と人とのご縁をむすぶ」というイメージ |
「焔むすび」で本格的な熱気体験
2階で一番熱いと言われる「焔むすび」に到着。サ室の中は黒を基調とした落ち着いた内装で、BGMにジャズが流れています。なんだかお洒落な雰囲気…。
3段構えのベンチは全部で16人くらいは座れそうですが、今は僕一人きり。温度計を見ると95度!これは期待が持てます。最上段に座ってみると、あぁ…これこそサウナという感じの熱さです。
嬉しいことに、ここはセルフロウリュ可能なんです。ロウリュ用の水は2杯までOKで、15分の砂時計で管理する仕組み。早速試してみることに。

ストーブが大きく、ロウリュ用の柄杓を使うときにかなり熱いので、火傷しないように注意が必要です。
ロウリュの効果は抜群!一気に湿度が上がって、全身から汗が噴き出してきます。アロマウォーターのおかげか、良い香りと共に熱波が広がっていきます。
天井が少し低めなので、熱がこもりやすい設計になっているみたい。これは本格派サウナー向けの空間ですね。暗めの照明と相まって、集中して整えるにはぴったりです。
嬉しいことに、水風呂まで近いんです。サ室を出てすぐのところにあるので、熱い体のまま一気に冷やすことができます。これは動線が考えられていますね。
10分ほど経過したところで、もう限界かも…。全身が火照ってきて、頭がクラクラしてきました。最上段の熱さは侮れません。水風呂が恋しくなってきたので、そろそろ退室することにします。
名称 | 焔むすびサウナ |
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位置 | 2F男女共用サウナエリア |
温度 | 90-100度以上 |
収容人数 | 15人 |
特徴 | 最高温度のサウナ室 |
セルフロウリュ | 可能 |
入室時の注意 | 水着での入室推奨(ポンチョが濡れるため) |
その他 | ラドル2杯分のセルフロウリュが可能 |
「凛むすび」のプライベート空間
水風呂でしっかり体を冷やした後、次は「凛むすび」へ。入口を開けると、個室のような仕切りが目に入ってきます。なんと、5つの座席が階段状に配置されていて、それぞれがパーティションで区切られているんです。
これは面白い!一人一人のプライベート空間が確保されているので、他のお客さんを気にせずにゆっくりできそうです。人見知りの僕には、ありがたい設計ですね。
一番奥の上段に座ってみると、88度の表示。「焔むすび」ほどではないものの、なかなかの熱さです。しかも、段差があるおかげで、上に行くほど熱く感じられます。
ここもセルフロウリュ可能なんですが、なんだか良い香りがします。スタッフさんに聞いてみたら、シナモンのアロマを使っているんだとか。確かに、落ち着く香りです。
サ室が狭いぶん、ロウリュの効果は抜群。一気に蒸気が充満して、たっぷり汗をかくことができます。区切られた空間だと、まるで自分だけの専用サウナみたいな気分になれますね。
天井には間接照明が仕込まれていて、瞑想向きの雰囲気を演出しています。ヒーリング系のBGMも流れていて、静かに整うには最適な環境。
でも、ちょっと困ったことが…。床が滑りやすいみたいで、移動するときは要注意です。特に水着で利用する施設なので、水滴で床が濡れやすいんですよね。
8分ほど経過したところで、そろそろ限界かなと感じてきました。次は「蒸むすび」のスチームサウナに行ってみようと思います。その前に、また水風呂でしっかり体を冷やさないと。
個室風の空間は、初めての体験でしたが、これはこれで新しい楽しみ方を発見できた気がします。たまには一人でじっくり整うのも、いいものですね。
名称 | 凛むすびサウナ |
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位置 | 2F男女共用サウナエリア |
温度 | 84度 |
収容人数 | 5人 |
特徴 | 半個室の席が5つ |
セルフロウリュ | 可能 |
座席タイプ | ボックスタイプ(縦列に並んだ個室風) |
温度選択 | 高さによって温度を選べる |
その他 | ラドル2杯分のセルフロウリュが可能 |
「蒸むすび」でミスト体験
いよいよスチームサウナの「蒸むすび」へ。扉を開けた瞬間、濃密な蒸気が目の前に広がって、思わず目を細めてしまいます。視界が悪くて、最初は中の様子がよく分からないくらいです。
中に入ってみると、2段構えのベンチが8人くらい座れる広さ。温度は体感で50度くらいでしょうか。でも、高い湿度のおかげで、すぐに汗が出てきます。
面白いのが、サ室の中央に設置された送風機。ここから蒸気が送り出されているんですが、その真正面に座ると、まるで熱波を浴びているような感覚です。これはちょっとクセになりそう。
それに、なんだか良い香りがするんです。スパイシーな感じの…クローブかな?と思っていたら、どうやら薬草の香りを使っているみたい。これが蒸気と一緒に全身を包み込んでくれます。
嬉しい発見が。サ室内に水シャワーが設置されているんです!熱くなったら、その場で体を冷やすことができます。これは便利ですね。
ただ、水着とはいえ、蒸気で視界が悪いと少し不安になります。でも、その分、外の喧騒を忘れて、自分の感覚に集中できるというか…。瞑想的な体験ができる空間です。
音楽も面白くて、なんだかレインボーな雰囲気を感じさせる曲調。蒸気サウナならではの演出なのかもしれません。
5分ほど経過したところで、もう汗が止まりません。水着がびしょびしょになってきました。
名称 | 蒸むすびサウナ |
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位置 | 2F男女共用サウナエリア |
タイプ | スチームサウナ |
特徴 | 猛烈な蒸気が充満 |
設備 | シャワーノズル完備 |
利用上の注意 | ポンチョが濡れるため水着での入室推奨 |
施設内の様々な工夫を堪能
サウナ巡りの合間に、施設内のいろいろな工夫を発見するのが楽しくなってきました。まず驚いたのが、フリードリンクコーナーの充実度。普通のデトックスウォーターに加えて、なんと温かい出汁まで用意されているんです。
出汁を一口飲んでみると…これが絶品!あごだしを使っているらしく、サウナで失われた塩分補給にぴったりです。レモンウォーターとジンジャーウォーターも置いてあって、好みに合わせて選べるのが嬉しいですね。
休憩スペースも充実していて、屋内にはヨギボーのような座り心地の良いソファが。女性専用の休憩エリアも別に設けられているので、女性の方も安心して利用できそうです。
脱衣所のロッカーにはUSBポートが設置されていて、スマホの充電もできちゃいます。長居する時には重宝しそう。それに、水着用の脱水機まであるんです。細かい配慮が嬉しいですね。
サウナ室の外には小物置き用の棚が各所に設置されていて、タオルやサウナハットを置くのに便利。水風呂前には水とお湯、2種類のかけ湯が用意されているのも、サウナーには嬉しい気配りです。
2階のサウナエリアでは有料のドリンクバーも併設されていて、ちょっとした休憩にも使えます。アルコールメニューもあるみたいですが、やっぱりサウナ中のお酒は控えめにした方が良さそう…。
面白いのが、各サウナ室で使用しているロウリュ水のアロマが全部違うんです。ウィスキングマイスターの方が監修しているらしく、香りにもこだわりが感じられます。
施設全体を通して感じるのは、サウナーの意見を取り入れた設計になっているということ。使い勝手の良さや細かな配慮が随所に見られて、長時間の滞在でも快適に過ごせる工夫が盛りだくさんです。
ああ、そうそう。POLAのアメニティやリファのドライヤーなど、アメニティの質にもこだわりが感じられました。新しい施設だからこそできる贅沢なのかもしれませんね。
内湯で身体を温める
2階のサウナ巡りを終えて、最後は内湯でゆっくり温まることにしました。まずは高濃度炭酸泉に浸かってみます。泡がブクブクと湧き上がってくる様子を見ているだけでも楽しいですね。
温度は38.6度とやや低めですが、炭酸の刺激が心地よくて、つい長湯してしまいそうになります。不感温度に設定されているので、長時間の入浴も楽しめます。
露天風呂に出てみると、41度の天然温泉と42度の熱湯が用意されています。露天の温泉にはテレビが設置されていて、ゆっくりとニュースを見ながら浸かることができます。
熱湯は地下水を使用しているそうで、奥の方は深くなっているんです。圧を感じながら入浴できるのが面白いですね。ただ、もう少し温度が高くても良かったかなぁという気はします。
内湯の炭酸泉は天然温泉との組み合わせになっていて、これが結構贅沢な感じ。泡の密度も高くて、本格的な炭酸泉を楽しめます。体の芯まで温まってきた感じがします。
ただ、露天風呂エリアには小さな虫が飛んでいて、ちょっと気になりました。田んぼに囲まれた立地なので仕方ないのかもしれませんが、何か対策があるといいですね。
内湯は広くはないものの、必要十分なスペースは確保されています。浴槽のL字オーバーフロー溝に頭をもたせかけると、ちょうど良い角度で寝そべることができます。
最後にかけ流しの湯で体を流して、さっぱりと。新しい施設だけあって、お湯の質も良好です。肌にしっとりと馴染む感じが心地よいです。
温泉の泉質は、アルカリ性単純泉とのこと。刺激が少なくて優しい温泉なので、サウナの後の疲れた体にはちょうど良いかもしれません。
施設の細部にまで行き届いた配慮
お風呂から上がって、改めて施設の細かい部分に目を向けてみると、様々な工夫を発見することができました。
まず、脱衣所のロッカーにUSBポートが設置されているのは画期的ですね。長時間の滞在でもスマホの充電切れを心配する必要がありません。ただし、全てのロッカーについているわけではないので、空いているうちにゲットするのがコツかもしれません。
水着利用者のために、脱水機が設置されているのも嬉しい配慮。濡れた水着を持ち帰る必要がないので、帰り道も快適です。
館内の動線も面白くて、お風呂側とサウナ側で入口が分かれているんです。これによって、人の流れがスムーズになっているように感じます。サウナ側の入口にはドリンク用の冷蔵庫まで設置されていて、持ち込んだペットボトルを冷やしておけます。
アメニティ類も充実していて、POLAのシャワーブレイクやリファのドライヤーなど、質の良いものが揃っています。メイク落としこそありませんが、基本的なものは全て揃っているので、手ぶらでも安心です。
サウナ室では砂時計による時間管理が可能で、15分計が設置されています。ただ、オートロウリュの時間が分かりにくいのが少し残念。サウナ室の外に時計があると、もっと便利かもしれません。
2階の共用エリアでは、ポンチョの着用ルールが少し分かりにくかったです。休憩スペースでは着用必須とのことですが、サウナ室内は任意という感じ。最初は戸惑いましたが、慣れれば問題なさそうです。
また、各サウナ室の特徴や説明があると、もっと分かりやすいかもしれません。どのサウナがどんな特徴を持っているのか、最初は迷ってしまいました。
それでも、こういった細かい部分への配慮が随所に見られるのは、利用者の声を積極的に取り入れている証拠なのかもしれません。今後もどんどん改善されていくことを期待したいですね。
帰路に着きながら振り返る贅沢な時間

お湯むすびを後にして、道の駅常総に立ち寄ることに。さっき気になっていたメロンパンを買おうと思ったのですが、残りは僅かでした…。人気店の宿命ですね。確実に購入したい場合は開店直後や早めの時間を狙わないとダメかもしれません。
そして、さつまいもスイーツもいくつか購入。茨城といえばさつまいもですからね。芋けんぴは道中のおやつにぴったりです。
車に乗り込んで、今日の体験を振り返ってみます。8種類のサウナを制覇できたのは大きな達成感。特に「焔むすび」の本格的な熱さと、「蒸むすび」のミスト体験は印象的でした。
1階の温泉エリアも、高濃度炭酸泉や深い水風呂など、見どころ満載。足湯付きの外気浴なんて、今まで体験したことがありませんでした。
施設の随所に感じられるサウナーへの配慮も素晴らしかったです。フリードリンクの出汁が意外な発見でしたね。あれは他の施設でも真似してほしい取り組みかもしれません。
ただ、アクセスの面では少し課題があるかも。電車だと最寄り駅から徒歩20分というのは、ちょっと厳しいですよね。車移動が前提の立地なんでしょうけど…。
圏央道を走りながら、次はいつ来ようかなと考えています。アウフグースイベントも開催されるみたいだし、その時を狙うのも面白そうです。あと、夕暮れ時の外気浴も気になります。田園風景に沈む夕日、きっと綺麗でしょうね。
やっぱり茨城のサウナ界は面白い。水戸の「ゆるうむ」に続いて、また一つ魅力的な施設が増えました。都内から1時間ちょっとで来られる距離なので、定期的に通ってみようかな…。
施設の魅力を総括
最後に、お湯むすびの魅力をまとめてみましょう。
良かった点
まずは良かった点から。
一番印象的だったのは、サウナの種類の豊富さです。8種類もの個性的なサウナがあり、それぞれに違った体験ができます。特に「焔むすび」の本格的な熱さと、「凛むすび」のプライベート空間は秀逸でした。
水風呂も素晴らしくて、水深150cmの贅沢な深さと15度前後の適温が絶妙。全身を包み込むような冷却感は、他では味わえない体験です。
外気浴スペースも充実していて、特に足湯との組み合わせは革新的。寒い季節でも快適に整えることができます。田園風景を眺めながらの外気浴は、都会では味わえない開放感がありますね。
施設面では、USBポート付きロッカーや水着用脱水機など、細かい配慮が随所に見られます。POLAのアメニティやリファのドライヤーなど、設備の質にもこだわりを感じました。
改善を期待したい点
一方で、改善を期待したい点もいくつかあります。
まず、サウナ室の温度設定が全体的に控えめな印象。特に「演むすび」は50度前後とかなり低めで、サウナというより岩盤浴に近い感覚でした。
また、館内の動線が少し分かりにくいのも気になりました。2階のサウナエリアは特に迷路のような造りで、最初は戸惑ってしまいます。
各サウナ室の説明表示があると、もっと分かりやすいかもしれません。どのサウナがどんな特徴を持っているのか、最初は手探り状態でした。
総評
それでも、これらは新規オープンならではの課題で、今後改善されていく可能性が高そうです。むしろ、発展の余地を感じさせるというポジティブな印象すら受けます。
総じて、サウナの新しい可能性を感じさせる施設だと思います。男女共用エリアという新しい試みも、カップルや友人同士での利用を考えると面白い選択肢になりそうです。
都内から1時間強という立地も、日帰り温泉としては十分アクセスしやすい範囲。これからの進化が楽しみな施設です。
施設情報
基本情報
名称 | 常総ONSEN&SAUNA お湯むすび |
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オープン日 | 2024年11月23日 |
所在地 | 茨城県常総市むすびまち3番地 |
コンセプト | 田園の中のプチリゾートSPA&SAUNA |
立地 | 圏央道常総インターチェンジ近く、「道の駅 常総」と「TSUTAYA BOOKSTORE」に隣接 |
温泉 | 自家源泉の天然温泉、高濃度炭酸泉 |
サウナ | 関東最大級の合計10室 |
サウナ設備 | アウフグース、セルフロウリュ可能 |
水風呂 | 天然地下水使用 |
その他設備 | クールルーム、レストラン、リラクゼーションサービス |
営業時間 | 10:00〜23:00 |
アクセス | 圏央道常総IC から車で約1分、関東鉄道常総線三妻駅から徒歩約20分 |
利用料金
区分 | 平日 | 土日祝 |
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大人 | 980円 | 1,080円 |
子供 | 600円 | 700円 |
2Fサウナ追加料金(大人) | +1,400円 | +1,500円 |
2Fサウナ追加料金(LINE会員) | +1,300円 | +1,400円 |
備考
- 3歳未満の子供は無料
- 2Fサウナ利用料には館内着またはポンチョ、大判サウナタオルのレンタルが含まれる
- タオル類は別途有料(下記レンタル料金参照)
- 水着レンタルは別途有料(下記レンタル料金参照)
レンタル料金
レンタルタオルセット | 250円 |
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バスタオル | 150円 |
水着レンタルセット | 250円 |
支払い方法
オープン当初は一時的に現金のみでしたが、現在では色々な支払い方法に対応しています。
現金 | ○ |
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クレジットカード | ○ |
交通系電子マネー | ○ |
楽天Edy | ○ |
楽天Pay | ○ |
PayPay | ○ |
iD | ○ |
QuickPay | ○ |
QRコード決済 | ○ |
アクセス
交通手段 | アクセス方法 | 所要時間 |
---|---|---|
車 | 圏央道「常総IC」から | 約1分 |
電車 | 関東鉄道常総線 三妻駅から徒歩 | 約20分 |
タクシー | 関東鉄道常総線 三妻駅から | 約5分 |
レンタサイクル | 三妻駅前から | 約10分 |
備考
- 駐車場:無料、400台収容
- 三妻駅前にはレンタサイクルが設置されており、道の駅で返却可能
- 施設は「道の駅 常総」と「TSUTAYA BOOKSTORE」に隣接