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【2024年最新】山中湖の新サウナ施設CYCL体験レポート|水着着用×富士山ビューの新感覚サウナを徹底解説

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美術館のような外観に、富士山を望む絶景サウナ。

山中湖の湖畔に誕生した新施設CYCLが、サウナ界に新たな風を巻き起こしています。これまでのサウナ施設とは一線を画す、水着着用の男女共用スタイルで、家族連れやカップルも気軽に楽しめると話題沸騰中。2024年4月のオープン以来、サウナ専門メディアや人気YouTuberからも高い評価を受け、予約が取りにくい人気施設となっています。

本記事では、120センチの深さを誇る天然水の水風呂や、フィンランド式の会話可能なサウナ室など、施設の魅力を細部まで紹介。初めての方でも安心して訪れられるよう、アクセスから予約方法、料金システムまで、知っておくべき情報を完全網羅しました。

この記事でご紹介している内容は、現在の状況と異なる可能性がございます。最新情報は公式HPをご確認ください。

YouTube動画との運命の出会い

深夜のスマホ巡りで見つけた衝撃の施設

夜中の1時。今日もいつものように布団の中でスマホを見ながらサウナ動画を漁っていました。最近は山梨のサウナが熱いという噂を聞いて、関連動画を見漁っていたんです。そんな中、サバンナ高橋さんのYouTubeで見つけた衝撃的な施設。その名もCYCL(サイクル)

動画の中で映し出された建物は、まるで現代アートの美術館のよう。サウナ施設とは思えない斬新なデザインに、思わず「おおっ!」と声が出てしまいました。山中湖の湖畔に建つその建物は、まるで富士山を模したようなフォルム。水着着用の男女共用サウナというのも面白そうです。

特に目を引いたのは、富士山の天然水を使用した水風呂。なんと120センチの深さがあり、頭まで浸かることができるんだとか。さらに驚いたことに、その水は飲むこともできるそうです。動画を見ながら「へぇ〜」を連発していたら、いつの間にか2時を回っていました。

予約の攻防戦

動画を見終わった後、すぐにスマホで予約サイトを確認。GWということもあり、かなりの混雑が予想されます。でも、なんとか予約を取らなければ。サイトを開くと、案の定ほとんどの時間帯が埋まっていました。

数少ない空き枠を見つけて、慌てて予約操作を開始。が、入力している途中で「この時間帯は予約が埋まりました」の表示が。焦って他の時間帯を探すものの、次々と埋まっていきます。「ああ、みんな同じことを考えているんだな」と妙に感心してしまいます。

諦めかけたその時、最終枠の13:30に空きを発見!今度こそ逃すまいと、猛スピードで予約フォームを入力。何とか予約完了にこぎつけました。寝る前の「ちょっとだけスマホ」が、まさかサウナ予約で終わることになるとは。布団に入ったまま、早速明日の準備と行き方を考え始めてしまいました。

山中湖へ、GWの渋滞を越えて

早朝の新宿を出発

朝7時。新宿駅に到着すると、すでにGWの人の波が押し寄せていました。バスタ新宿で山中湖行きの高速バスを待つ間、周りを見渡すとキャンプやアウトドアの装備を持った人たちが目立ちます。自分のショルダーバッグには財布とスマホ、サウナハットだけ。なんだか身軽すぎる気がしてきました。

バスに乗り込み、窓側の席を確保。出発時刻の8時になると、バスはゆっくりと動き出しました。首都高を抜けて中央道へ。土曜の朝なので、この時間帯なら渋滞も大したことないだろうと甘い考えを持っていました。

渋滞の中での葛藤

が、大月JCTを過ぎたあたりから、車の流れが急に悪くなり始めます。時計を見ると10時半。予約時間の13時30分には余裕で着くはずが、この調子だと微妙かもしれません。

渋滞の中、暇を持て余してスマホで施設の写真を見返していると、ますます行きたい気持ちが高まってきます。バスはノロノロ運転。景色を見ていると、ところどころで富士山が顔を覗かせます。「あそこの近くのサウナに行くんだ」と思うと、少し感動的。

迷いながらの到着

12時45分、ようやく「撫岳荘前」のバス停に到着。降りてみると、道路の向かいに見慣れない建物が。YouTubeで見た通りの姿です。でも、どこが入り口なのかよくわかりません。建物の周りをぐるっと一周してしまいました。

看板もなく、美術館のような佇まいに、一瞬ここで合っているのか不安になります。が、他のお客さんらしき人が入っていくのを見て、やっとホッと一安心。思えば予約時間の13時30分にはほぼピッタリ。渋滞で焦っていた気持ちが嘘のようです。

美術館のような佇まいに圧倒される

初めて見る斬新な外観

建物の前に立って、まずはじっくりと外観を眺めてみます。YouTubeで見た映像以上に、その姿は印象的でした。黒を基調とした直線的なデザインは、まるで現代アートの美術館のよう。これがサウナ施設だなんて、誰も思わないでしょうね。

建物上部のガラス張りの部分は、まるで富士山の笠雲をイメージしているかのよう。自然と建築が見事に調和していて、思わずため息が出てしまいます。駐車場に止まっている車のナンバーを見ると、関東圏だけでなく、遠方からも来ているみたいです。

そういえば、通りがかりの観光客の方々が「これは何の建物なんですか?」と話しているのが聞こえてきました。確かに、外からは全くサウナ施設には見えませんよね。看板もないし、入口も一見分かりにくい。でも、そんなミステリアスな雰囲気も素敵だなと思います。

丁寧な説明と誓約書

入口の扉を開けると、そこにはモダンな受付カウンター。スタッフの方が笑顔で迎えてくれました。予約の確認を済ませると、施設の利用方法について丁寧に説明してくれます。男女共用エリアと男女別エリアの区分け、サウナでの注意事項、水風呂の使い方など、要所をしっかりと教えてくれました。

説明を聞きながら誓約書にサインを。普通のサウナではあまり見ない光景ですが、新しいスタイルの施設だけに、安全面でもしっかりとした配慮がされているんだなと感心します。タオルセットとサウナマットの入ったバッグを受け取り、いよいよ館内へ。でも、その前にもう一つ大事な準備が…。

水着の準備に戸惑う

そうそう、ここは水着着用のサウナでした。普段サウナに行く時は水着なんて持っていかないので、家から持参するのを忘れてしまいました。受付で恥ずかしそうに水着レンタルをお願いすると、サイズを聞かれて少し戸惑います。

「えっと…、Lサイズかな…」と言いかけて、やっぱりXLの方が安全かもと思い直したり。結局、ゆとりのあるサイズをお願いすることにしました。黒い無地のシンプルなデザインで、意外と着心地が良さそう。レンタル料は500円。うん、許容範囲内です。

これで準備は整いました。普段は脱衣所に直行するだけなのに、今日はなんだかちょっとした冒険が始まる気分です。水着を手に、いよいよ男性用の更衣室へと向かいます。

いざ、水着サウナの世界へ

狭い更衣室での着替え

更衣室に入ってみると、想像以上に狭いスペース。4段式のロッカーが壁に沿って設置されています。ちょうど他のお客さんも着替えていて、お互いにぶつからないように気を遣いながらの着替えタイムに。

「あ、すみません」「いえいえ」と小さな声を掛け合いながら、なんとか水着に着替えることができました。床が少し濡れているので、荷物を置く場所にも気を使います。でも、みんな同じ状況なので、不思議と連帯感のようなものを感じました。

立ちシャワーでの戸惑い

更衣室を出て、シャワールームへ。ここも男女別になっています。シャワーは3基。立ちシャワーだけなので、普段座って体を洗う習慣の自分にとっては、ちょっと戸惑う空間です。

水着を着たままシャワーを浴びるのも新鮮な体験。ボディソープやシャンプーは備え付けのものを使わせていただきます。松山油脂のいい香り。でも、水着の上からだと、ちゃんと体が洗えているのか少し不安になってきます。まあ、後でサウナに入れば汗もかけるし、大丈夫でしょう。

サウナエリアは男女共用

体を流し終えて、いよいよサウナエリアへ。ここからは男女共用のスペースです。廊下を進むと、サ室の前に水分補給用のウォーターサーバーと内気浴用のベンチが。タオルセットを壁のフックに掛けて、深呼吸をひとつ。

暗闇に浮かぶストーブの輝き

独特な形状のサウナ室

サウナ室のドアを開けると、まず目に飛び込んでくるのは、中央に鎮座する巨大なストーブ。HARVIAのCILINDRO PROという機種だそうです。間接照明に照らされた姿は、まるで祭壇のよう。

室内は想像以上に広く、ストーブを囲むように2段のベンチが配置されています。天井は富士山をイメージしたのか、中央が高くなった独特な形状。薄暗い空間に、ストーブの上から差し込む光が神々しく感じられます。

最初は下段に座ることにしました。温度計は85度。思ったより温度は高くないのですが、湿度が高めで、じんわりと良い汗が出てきます。

おしゃべり可能な空間での葛藤

このサウナの特徴の一つが、会話OKというルール。フィンランドのサウナ文化をモチーフにしているそうです。実際、カップルや友人同士で来ている人たちが、小声で会話を楽しんでいます。

一人で来た自分は、最初は少し居心地の悪さを感じました。でも、静かに目を閉じていても誰も気にしている様子はありません。むしろ、周りの穏やかな会話が、不思議と心地よいBGMのように感じられてきました。

セルフロウリュへの挑戦

5分ほど経過したところで、あるお客さんがロウリュを始めました。「ロウリュしてもよろしいですか?」という声に、サ室内から「お願いします」という返事。なるほど、こういう風に声を掛け合うんですね。

自分も挑戦してみることに。砂時計を確認すると、ちょうど砂が落ち切ったところ。タイミング完璧です。「ロウリュさせていただきます」と声を掛けると、周りから「お願いします」の声。なんだか嬉しくなってきました。

柄杓に入ったアロマ水をストーブに注ぐと、レモングラスの香りと共に蒸気が立ち上ります。天井の形状のおかげか、熱波が室内全体にゆっくりと広がっていきます。

スタッフによる特別なロウリュ

そうこうしているうちに、スタッフの方がロウリュのために入室してきました。手には違う種類のアロマ水を持っています。今度はクロモジという和のアロマだそうです。

スタッフの方のロウリュは見事なもので、熱波の作り方が全然違います。ゆっくりと水を注ぎ、タオルで丁寧に撹拌していきます。香りと熱波が完璧なバランスで広がり、サ室内の温度が一気に上昇。思わず「すごい!」という声が漏れてしまいました。

120センチの天然水に震える

富士山からの贈り物

サウナで十分に温まったら、いよいよ噂の水風呂へ。男女別になっている水風呂エリアに入ると、まず目に入るのは水面に反射する幻想的な照明。深さ120センチという贅沢な水風呂が、静かに待っていました。

蛇口からは富士山の天然地下水が絶え間なく注がれています。受付で「この水は飲めますよ」と聞いていたので、思わず手ですくって一口。冷たくて、でも柔らかい。まろやかな味わいの水です。

頭まで浸かる贅沢

水温は12度。見た目以上の冷たさに、最初は足から少しずつ…のつもりが、汗を流してから入るようにと注意書きがありました。シャワーで一度体を流してから、思い切って階段を降りていきます。

深い水風呂に足を入れた瞬間、その冷たさに思わず「ひっ!」と声が出てしまいます。でも、サウナで温まった体には心地よい刺激。少しずつ深く潜っていくと、やがて肩まで水に浸かることができました。

この深さがあるということは…そう、頭まで潜れるんです。思い切って深呼吸をして潜ってみると、まるで別世界。水の中で目を開けると、水面から差し込む光が幻想的です。冷たいはずなのに、不思議と体が温かく感じられます。

飲める水風呂の感動

水風呂から上がると、蛇口から流れ出る水をもう一度飲んでみました。さっきより冷たく感じます。でも、この水が富士山から届けられた恵みだと思うと、なんだか特別な気持ちになってきます。

水風呂の横には銅の手桶が置いてあり、掛け水用に自由に使えます。冷たい水を頭からかけると、全身が引き締まるような感覚。これぞ天然水の贅沢な使い方だなぁと、ちょっと感動してしまいました。

富士山を望む特等席

インフィニティチェアでの至福の時

水風呂を出て、外気浴エリアへ。そこには9台のインフィニティチェアが並んでいます。目の前には…おお、富士山!YouTubeで見た通りの絶景です。今日は天気も良く、富士山がくっきりと見えています。

チェアを倒して横になると、まるで富士山を独り占めしているような気分に。チェアはフランス製のLafumaというブランドのもので、体にフィットする心地よさ。サウナと水風呂で整えられた体に、優しい風が吹き抜けていきます。

心地よい風との対話

外気浴スペースは、計算されたデザイン。建物に守られながらも、自然の風を感じられる絶妙な配置です。山中湖からの風が心地よく、時折聞こえる鳥のさえずりも癒やしになります。

目を閉じて深呼吸をすると、富士山の伏流水の味が蘇ってきます。「ここは天国かな?」なんて考えていたら、いつの間にか10分が経過。でも、まだまだここにいたい気分です。

女性専用エリアの存在

外気浴エリアの右側には、すだれで仕切られた女性専用スペースがあります。3台のチェアが設置されているようです。男女共用施設ならではの配慮でしょうか。

共用エリアでは、カップルや友人同士で来ている人たちが、富士山を眺めながらおしゃべりを楽しんでいます。一人で来た自分も、不思議と寂しくありません。むしろ、この景色を独り占めできる贅沢を満喫しています。

時折スマホのシャッター音が聞こえてきますが、そういえば撮影はサウナエリアでは禁止。この絶景、写真に収めたい気持ちはわかりますが、ルールは守らないとですね。

館内散策

内気浴スペースでの一息

外気浴を終えて、サ室前の内気浴スペースに移動。ここにはベンチタイプの椅子が設置されています。窓は大きく開放されていて、外の空気は入ってくるものの、直射日光は避けられる絶妙な空間です。

ベンチに腰掛けていると、サウナと外気浴を行き来する人たちの姿が見えます。みんなそれぞれのペースで整っているんですね。外気浴スペースが混んでいる時は、ここで待機している人も。でも、この場所も十分リラックスできます。

壁には時計がないので、時間の感覚がどんどんあいまいになっていきます。でも、それも心地よい。普段の生活では考えられないような、贅沢な時間の使い方です。

ウォーターサーバーでの水分補給

サ室前には給水スポットが設置されています。蛇口からは富士山の天然水が出てくるので、こまめに水分補給ができます。正直、ここまで美味しい水が飲めるなら、ドリンクを持ち込む必要もないかもしれません。

ただ、水を飲むための紙コップが用意されていないのは、エコの配慮なのかな?自分で水筒を持ってくるといいかもしれません。

狭い通路での人との出会い

館内を移動していると気づくのが、通路の狭さ。特に水風呂への通路は、人とすれ違う時に少し気を使います。でも、みんな自然と譲り合いながら通行していて、不思議と気になりません。

水着姿なので、むしろ狭い空間でのすれ違いも、それほど気まずくないかも。「すみません」「どうぞ」という声の掛け合いが、なんだか心温まります。

2階の別世界

360度のガラス張りラウンジ

4セット目を終えて、そろそろ上階のラウンジへ。着替えて2階に上がると、そこは想像以上の開放感。柱が一切ない360度のガラス張り空間が広がっています。

床には琉球畳が敷き詰められていて、和モダンな雰囲気。窓の外には山中湖と富士山のパノラマビュー。まさに絵画のような景色が広がっています。こんな場所でゆっくりできるなんて、至福の時間です。

無料のスイーツとドリンク

カウンターでは、無料のドリンクとスイーツを選べます。今日のスイーツは、プリン、フルーツポンチ、柚子シャーベットの3種類から選択可能。迷った末にプリンをチョイス。

ドリンクはホットコーヒー、アイスコーヒー、紅茶、デトックスウォーターなど、種類も豊富。コーヒーを選んで、窓際の席へ。このサービスが入館料に含まれているなんて、なんだか得した気分です。

畳でのくつろぎ時間

プリンは口当たりなめらかで、甘さも控えめ。疲れた体に染み渡ります。窓の外では雲が富士山の周りをゆっくりと流れていて、その様子を眺めているだけで時間を忘れそう。

畳の上で足を伸ばして寝転がってみると、天井まで景色が見渡せます。他のお客さんも思い思いの格好でくつろいでいて、まるで自分の家のリビングにいるような安心感があります。

口コミでは語られない発見

スタッフの心配り

館内を巡っていて気づいたのは、スタッフの方々の細やかな気配りです。定期的に施設内を巡回して、床の水滴を拭き取ったり、タオルを整えたり。新しい施設なのに、すでに行き届いたサービスが確立されているんですね。

特に印象的だったのは、サウナでのロウリュの際の対応。ただアロマ水をかけるだけでなく、お客さんの様子を見ながら温度を調整したり、香りの説明をしてくれたり。まるでバーテンダーのような、職人技を感じました。

施設の裏側

実は建物の設計にも、いろいろな工夫が隠されているようです。サウナ室の天井の形状は、ロウリュの蒸気を効率よく循環させる計算がされているとか。外気浴スペースの配置も、風の通り道を考えて設計されているそうです。

水風呂に使われている富士山の天然水は、毎分90リットルも湧き出ているんだとか。その水を無駄なく循環させる設備も、建物の中に組み込まれているんですね。

他のお客様との交流

会話OKのサウナということで、自然と他のお客様との会話も生まれます。特に印象的だったのは、都内から家族で来ていたという方との会話。「子供と一緒にサウナに入れる施設って、なかなかないんですよ」と話してくれました。

確かに、水着着用で男女共用というスタイルだからこそ、家族やカップルで楽しめる。新しいサウナの形を見た気がします。

帰路に着きながら振り返る

渋滞も忘れる充実感

予定していた2時間30分があっという間に過ぎ、帰りのバスの時間が迫ってきました。フロントで精算を済ませ、名残惜しく施設を後にします。朝の渋滞で心配した時間も、今となっては良い思い出です。

バスを待つ間、スマホで撮った2階からの写真を眺めながら、今日一日を振り返ります。サウナ、水風呂、外気浴、どれも最高でしたが、特に印象に残っているのは、この施設ならではの開放感かな。

次回は夕暮れ時に来たい

バスに揺られながら、「次は夕方の時間帯に来てみたいな」と考えています。夕暮れ時の富士山と山中湖を眺めながらのサ活。きっと、また違った表情が見られるはず。土日は混むみたいだから、平日の夕方がベストかもしれません。

あ、そうそう。次回は水着を忘れないようにしないと。今日はレンタルで事なきを得ましたが、やっぱり自分の水着の方が気を遣わなくていいですからね。

山中湖の魅力再発見

山中湖には以前、釣りに来たことがありました。でも、こんな形で山中湖を楽しめるとは思いもしませんでした。湖を眺めながらサウナに入れるなんて、なんて贅沢な時間なんでしょう。

施設の周りには、キャンプ場やカフェもあるみたいです。次回は時間に余裕を持って来て、周辺も散策してみたいな。せっかくここまで来たんだから、山中湖の魅力をもっと堪能したいと思います。

CYCLの功罪

新しいサウナの形の可能性

CYCLは、私たちに新しいサウナの形を提示してくれました。男女共用で会話OKという設定は、最初は戸惑いましたが、それが逆に新鮮な体験を生み出してくれます。サウナが「社交場」としての役割を果たすという、フィンランドのサウナ文化を体現しているんですね。

水着着用というスタイルも、一長一短。確かに手軽さは失われますが、その代わり家族連れやカップルでも気軽に楽しめる空間になっています。サウナ初心者の方にとっても、ハードルが低いかもしれません。

施設のデザインや設備の質の高さも特筆もの。建築自体がアート作品のような佇まいで、インスタ映えを狙った単なる見た目の良さではなく、機能性も兼ね備えています。特に水風呂の水質と深さ、外気浴スペースからの眺望は、他の施設では味わえない魅力です。

改善を期待したい点

ただ、いくつか改善点も感じました。まず、更衣室とシャワーブースの狭さ。特に混雑時は、着替えや体を洗うのに窮屈さを感じます。水着着用の施設なだけに、もう少しゆとりがほしいところ。

通路の幅も気になりました。特に水風呂への動線は、人とすれ違う時に少し気を使います。外気浴のチェアの数も、サウナ室の収容人数に比べるとやや少なめ。混雑時は待ち時間が発生しそうです。

また、水着のまま体を洗うのは少し不便。サウナ前の汗を流すのに、もう少し工夫があってもいいかもしれません。

またここに来る理由

それでも、CYCLにまた来たいと思う理由は明確です。それは「非日常感」。美術館のような建物で、富士山を眺めながらサウナを楽しむ。そんな贅沢な体験は、他では味わえません。

2時間30分で3,960円という料金は、一般的なサウナ施設と比べると確かに高め。でも、最上階のラウンジでのスイーツとドリンクまで含まれていることを考えれば、十分納得できる価値があります。

特に印象的だったのは、施設全体から感じる「丁寧さ」。スタッフの対応、設備の管理、細部へのこだわり。全てが計算され尽くしていながら、どこか温かみのある空間を作り出しています。

山梨に新しくできた話題のサウナは、確かに期待通りの素晴らしい施設でした。季節によって変わる富士山の表情を見に、また訪れたいと思います。次は夕暮れ時に来て、違った表情のCYCLを楽しんでみたいですね。

ABOUT ME
大塚誠也
大塚誠也
おおつか せいや

サウナ大好きサラリーマン。
外回り中、仕事帰りにサウナを巡っています。
サウナ上がりのオロポとおいしいご飯が大好物
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