熱海の高級温浴施設「オーシャンスパFuua」完全ガイド|45度の穏やかなサウナと絶景インフィニティ露天風呂で過ごす贅沢な1日

「サウナ × 絶景」という新しい体験をしてみませんか?東京近郊には数多くのサウナ施設がありますが、本格的なリゾート感を味わえる場所は意外と少ないものです。
そんな中、熱海の「オーシャンスパFuua」は、まさに非日常的なサウナ体験を提供してくれる注目の施設です。スパラクーアなど都内の人気施設を運営する東京ドームグループが手掛けるFuuaは、まるで海外リゾートのような雰囲気と、インフィニティ露天風呂という独自の魅力を持っています。
今回は、実際に訪れたサウナ愛好家の目線で、45度の低温サウナや岩盤浴、ロウリュキャンプなど、施設の特徴や利用方法、気になる料金まで、詳しくレポートします。
小田急ロマンスカーで熱海へ
新宿駅で朝ごはんを食べながら待ち合わせ
朝7時、新宿駅に到着。予約した電車までまだ一時間弱ほどあります。せっかくなので駅周辺でゆっくり朝ごはんを食べることに。新宿駅の小田急改札付近をぶらぶら歩いていると、美味しそうなおにぎり屋さんを発見。ふわふわのおにぎりを買って店内でしばし朝食タイム。
実は今日は友人の田中くんと一緒に行くことになっていて、彼も熱海のサウナは初めて。私と同じくらいサウナ好きで、よく一緒にサ活をしています。約束の時間より30分も早く来てしまいましたが、まあ、のんびり待つとしましょう。
ロマンスカーの優雅な車窓を楽しむ
7時37分発のロマンスカーに乗り込みました。せっかくの旅なので、展望席のあるGSE70000形を予約。田中くんの「たまには贅沢しようよ!」という一言に、つい乗せられてしまいました。結果的に大正解で、ゆったりとした座席で車窓からの景色を存分に楽しめます。
小田急線を通って箱根の山々の間を縫うように進んでいきます。山の緑と空の青のコントラストが美しく、まるで絵葉書のような景色。車窓の移り変わる景色に見とれていると、田中くんとのサウナ談義も一層盛り上がります。
熱海駅からの無料シャトルバス
2時間ほどの小旅行を楽しんで熱海駅に到着。駅の南口を出ると、Fuuaの無料シャトルバスの案内が見えます。バス停でシャトルを待っていると、同じように施設に向かうと思われる人たちが何組か集まってきました。
10分ほどで到着したバスに乗り込み、さらに10分ほどで施設に到着。バスから降りると、目の前には後楽園ホテルの大きな建物。その隣に、モダンな外観のFuuaがありました。いよいよ始まる贅沢なサ活に、期待が高まります。
高級リゾートを思わせる館内の雰囲気
ラグジュアリーな雰囲気漂うエントランス
自動ドアをくぐると、上質なアロマの香りが漂ってきます。思わず深呼吸してしまうほど心地よい香り。内装は白を基調としたモダンな雰囲気で、まるで高級リゾートホテルのスパのよう。フロントには制服の似合う若いスタッフさんが笑顔で迎えてくれました。
料金を支払い、リストバンドを受け取ります。平日でも3,000円を超える料金は少し高めですが、施設の雰囲気からすると納得できる価格設定かもしれません。
館内着とアメニティの充実度
フロントでは館内着一式とタオル類が入った手提げバッグを渡されました。館内着は男性は1種類、女性は2種類から選べます。女性は普通タイプの館内着の他にワンピースタイプも選べます。館内着は3サイズあって、少しゆとりを持った作りになっているので普段と同じサイズを選べば問題ないでしょう。私はLLサイズをチョイス。
バッグの中身を確認すると、フェイスタオルにバスタオル、そして岩盤浴用の大判タオルまで入っています。
スタイリッシュな館内の動線
館内は3階から7階までそれぞれのフロアに特徴があるようです。3・4階は岩盤浴やリラクゼーションフロア、5階が男性浴室、7階が女性浴室とのこと。まずは5階の男性フロアに向かうことにしました。
エレベーターホールも凝った照明や内装で、まるでホテルのよう。東京ドームグループだけあって、スパラクーアを彷彿とさせる雰囲気です。ただ、ラクーアとは違って海を意識した爽やかな空間デザインが印象的。早く浴室に行きたくて、少し足取りが早くなってしまいます。
お風呂場へ向かう高揚感
男性専用フロアへ移動
5階のエレベーターを降りると、浴室の入り口までは短い廊下があります。壁にはアロマの香りが漂うディフューザーが設置されていて、すでにリラックスした気分に。廊下の突き当たりに浴室の入り口があり、暖簾をくぐると脱衣所に到着です。
それぞれのロッカーを探します。平日の午前中ということもあり、脱衣所はガラガラ。ゆったりと着替えができそうです。
清潔感あふれる脱衣所
脱衣所はロッカーが整然と並んでいて。床も壁も真っ白で、清潔感が抜群です。ロッカーも広めで、バッグやコート類も余裕で収納できそう。
アメニティも充実していて、シャンプーやボディソープはもちろん、化粧水や乳液まで揃っていました。他にも有料ですが、歯ブラシセットやヘアワックス、下着や靴下を販売する自動販売機も設置されていて至れり尽くせりです。
まずはシャワーブースで丁寧に
シャワーブースは浴室の入り口の手前に、洗い場が15席ほどあります。こちらも大きな窓があり、シャワーを浴びながら海を眺めることができます。備え付けのシャンプー類は2種類から選べるようで、私は少し甘めの香りがするほうを選択。
ゆっくりと体を洗い、お風呂に入る準備を整えます。普段はさっさと済ませてしまう洗体も、今日は丁寧にやろうと思います。だって、これからのサ活が楽しみで仕方がないんです。浴室内の設備を確認しながら、まずはサウナから攻めていくことにしました。
話題の低温サウナに挑戦
45度の穏やかな熱さ
サウナ室の扉を開けると、まず目に飛び込んできたのは大きな窓から見える青い海。すごい、これは本当にサウナ?という感じです。2段式のベンチは木目が美しく、上段下段合わせて12名ほどが座れそうな広さ。
でも、入った瞬間「あれ?」と思ってしまいました。温度計は45度を指しています。サウナ好きの私としては、かなり物足りない温度設定。普段は90度以上の激アツサウナが大好きなので、ちょっと拍子抜けです。
海を眺めながらのんびり発汗
でも不思議なもので、湿度が60%と高めに設定されているためか、10分ほど経つと汗が出てきました。窓の外の海を眺めていると、時間を忘れそうになります。初めは物足りないと思った温度も、長時間居られるからこその設定なのかもしれません。
サウナ室内にはどこか懐かしい匂いが漂っています。熱帯のジャングルの中にいるような、不思議な雰囲気。低温だからこそ、こんなにゆっくりと景色を楽しめるのかもしれません。
意外にも汗が出る不思議な体験
15分ほど経過した頃、全身から玉のような汗が噴き出してきました。温度は低いのに、こんなにも汗が出るものなんですね。普段の激アツサウナとは違う種類の発汗かもしれません。
心拍数もそれほど上がらず、呼吸も楽なまま。まるで真夏の日差しの中にいるような感覚です。隣で田中くんも「これはこれで気持ちいいね」とつぶやいています。確かに、いつもと違う楽しみ方ができる面白いサウナかもしれません。
締まる水風呂との温度差
サウナとのギャップに驚く水温
サウナを出て、すぐ近くにある水風呂へ向かいます。温度計は見当たりませんが、体感的には17度くらいでしょうか。サウナの温度が低めだっただけに、水風呂の冷たさが際立ちます。
思わず「うっ!」と声が出てしまうほどの冷たさ。サウナの温度が低かったため、体がそれほど温まっていないのに、水風呂は結構冷ため。この温度差のギャップに戸惑います。
程よい深さと広さ
水風呂は6人くらいが同時に入れる広さ。深さは浅めですが、胸まで浸かるにはちょうど良い具合です。床は滑りにくい素材で、安心して入れます。ここからも窓越しに海が見えるのが面白いですね。
水流はほとんどないので、水面は鏡のように静か。サウナで出た汗を流しながら、波一つない水面を眺めているのも心地よいものです。
海を眺めながらの水浴び
田中くんも水風呂に入ってきて、「けっこう冷たいね」と笑っています。確かにその通りで、サウナの温度に比べると水風呂の方が攻めている設定です。でも、不思議とじっくりと浸かっていられる心地よさがあります。
水面に映る天井の照明と、窓から差し込む自然光が幻想的な雰囲気を作り出しています。1分ほど浸かっていると、体が慣れてきて、むしろ気持ちよくなってきました。サウナの温度は控えめでも、この水風呂でしっかりと引き締められる感じ。これはこれで面白い組み合わせかもしれません。
海風に吹かれる贅沢な外気浴
露天風呂脇のベンチでの休憩
水風呂から上がり、外気浴スペースを探します。浴室内に椅子が3脚、そして露天風呂の脇にベンチが1つ設置されているのを発見。迷わず露天側のベンチを選びました。
ベンチは2人掛けくらいの大きさで、木製の温もりを感じる素材です。正面には何も遮るものがない視界が広がっています。これは贅沢な外気浴になりそうです。
潮風と波音に包まれる至福の時間
ベンチに腰掛けると、潮風が心地よく体を撫でていきます。水風呂で冷えた体に、この風がとても気持ちいい。波の音も程よい大きさで聞こえてきて、まるで海辺のリゾートにいるような錯覚を覚えます。
田中くんも隣に座り、「すごいところだね」とつぶやきます。確かにその通りで、都会の喧騒から離れた静寂と開放感に包まれています。たまに通り過ぎる船を眺めながら、ゆっくりと時間が流れていきます。
熱海の街並みを一望できる絶景
視線を左に向けると、熱海の街並みが階段状に広がっています。右手には太平洋の水平線。上を見上げれば青空が広がり、まさに180度見渡す限りの絶景です。
普段の外気浴とは全然違う贅沢な時間。サウナの温度は控えめでしたが、この外気浴の素晴らしさは他の施設では味わえないものかもしれません。ゆっくりと深呼吸をしながら、体の芯まで癒されていくのを感じます。
インフィニティ露天風呂は期待以上
まるで海に溶け込むような錯覚
外気浴を終えて、いよいよインフィニティ露天風呂へ。SNSで見た通りの絶景が目の前に広がります。湯船の縁がまるで海と一体化しているかのような錯覚を覚えます。
浴槽は立ち湯スタイルで、水平線まで見渡せる造り。日中なので、遠くを行き交う船や、空を舞うカモメの姿も見えます。海までの距離感が独特で、まるで空中に浮かんでいるような不思議な感覚です。
立ち湯ならではの開放感
お湯の温度は40度前後でちょうど良く、長湯も余裕です。深さは胸元くらいまであり、立ったまま肩まで浸かることができます。浴槽の縁には腰掛けられる段差もあり、疲れたら座ることもできる配慮の行き届いた設計です。
田中くんと「これは想像以上だね」と話しながら、大海原を眺めながらの温泉を堪能。たまに通り過ぎる船を見て「向こうから丸見えじゃない?」なんて冗談を言い合います。
塩分を感じる温泉の泉質
お湯はカルシウム・ナトリウム塩化物泉とのこと。しょっぱさを感じる泉質で、これもまた海を感じさせる要素の一つかもしれません。体がポカポカと温まってきて、さっきのサウナとはまた違った心地よさがあります。
露天風呂から眺める熱海の街並みも素晴らしく、山の斜面に建ち並ぶ建物が南国のリゾート地のよう。「ここは本当に日本?」と錯覚してしまうほどの異空間に、すっかり魅了されてしまいました。
岩盤浴とロウリュキャンプで汗を流す
2種類の岩盤浴を体験
一通り浴室を満喫したところで、館内着に着替えて3階へ。ここには2種類の岩盤浴があります。まずは「ラーヴァ」という48度設定の高温タイプへ。火山をイメージした赤い照明が印象的な空間です。
次に「メレッサ」という40度設定の岩盤浴へ。こちらは海底をイメージした青い照明で、なんと壁には熱帯魚の水槽が!横になりながら魚を眺められるという贅沢な空間です。思わずウトウトしてしまいそうになる心地よさです。
男女共用エリアのロウリュキャンプ
そして気になっていたのがロウリュキャンプ。こちらは男女共用エリアにある特別なサウナで、館内着を着たまま入ります。入室前にロウリュの歴史についての映像を見せてもらい、いよいよサウナルームへ。
中央に大きなサウナストーブが鎮座し、その周りを円形に囲むように2段のベンチが設置されています。温度計は80度を指していて、ようやく待望の熱さと対面。田中くんと「これこれ、これだよ!」と顔を見合わせて笑ってしまいます。
アロマの香りと熱波の心地よさ
スタッフさんがアロマウォーターをストーンに注ぎ、タオルで熱波を送ってくれます。今回のアロマはレモングラス。爽やかな香りが立ち込める中、じわじわと汗が噴き出してきます。
3回のロウリュがあり、徐々に熱さが増していきます。館内着が汗でびしょびしょになってしまいましたが、これぞ求めていた熱さ。水風呂こそないものの、隣接する冷房の効いた部屋で外気浴ができるので、それなりに満足できました。
館内レストランでの優雅なランチタイム
メニューと眺望に迷う贅沢な時間
お風呂とサウナでたっぷり温まった後は、2階のレストランへ。窓際の席に案内されると、ここでも目の前に広がる相模湾の絶景に思わず感動。
メニューを開くと、価格帯は少し高めですが、熱海ならではの海鮮料理から、パスタ、ピザまで豊富な品揃え。特に目を引いたのはHARBOR’S W(ハーバーズ ダブル)ランチブッフェセット。
地元の食材を活かした本格料理
迷った末に、私は静岡産コンボプレートを、田中くんは金目鯛のグリルをチョイス。ランチセットはサラダ・ライス・パン・スープ・ドリンクがビュッフェ形式で取り放題になっています。
ランチセットには含まれてはいませんが、サウナ上がりに相性が良いキンキンに冷えたクラフトビールもあります。ビールは地元熱海のクマノミビールが楽しめるそうです。
料理が運ばれてくると、その見た目の美しさに思わず写真を撮ってしまいます。私が注文した静岡産コンボプレートはグリルチキン・ハンバーグ・ウィンナー3種盛りの欲張りお肉セット・田中くんの金目鯛も箸で触れるだけでほろほろと身が崩れるほど柔らかく、テーブルに並べられた料理とその先に広がる景色を眺めているだけで、なんだか幸せな気分になります。
デザートまで楽しむ贅沢時間
窓の外では白い波しぶきを上げる船が行き交い、まるで高級リゾートホテルでの食事のような気分を味わえました。価格は少し張りましたが、この景色と料理のクオリティを考えれば、十分納得できる贅沢なランチタイムでした。
くつろぎの空間「アタミリビング」
多彩な休憩スペース
3階と4階にはアタミリビングと呼ばれる広大な休憩エリアが広がっています。まるで高級リゾートホテルのラウンジのような雰囲気です。様々なタイプのソファやデッキチェアが配置されていて、好みの場所を選べます。
窓際にはデッキテラスがあり、海風を感じながらくつろげるスペースも。静かな音楽が流れる中、かなりの人が寝落ちしている様子。私も誘われるように、ついウトウトしてしまいました。
開放的な空間設計
食事の後、3階と4階にあるアタミリビングへ。まるで高級リゾートホテルのラウンジのような空間が広がっています。2層吹き抜けの大空間には、様々なタイプの椅子やソファが配置されていて、好みの場所を自由に選べます。
照明も程よく落とされていて、リラックスできる雰囲気が漂います。BGMは波の音をイメージしたものなのか、自然と目を閉じたくなるような心地よさ。田中くんは早速、大きなソファでうたた寝を始めてしまいました。
ウミカゼテラスでの特別な時間
アタミリビングの中でも特に印象的だったのが、ウミカゼテラスです。建物の外側に設けられたデッキテラスには、おしゃれなガーデンファニチャーが並び、目の前には相模湾が広がっています。
ここでは海からの潮風を直接感じることができ、まるで高級リゾートのプライベートテラスにいるような気分。デッキチェアに身を委ねながら、行き交う船を眺めたり、波の音を聴いたりするだけで、非日常感を味わえます。ロウリュキャンプの後のクールダウンにも最適な場所でした。
充実の設備と過ごし方
館内にはカウチソファやヨガマットなども用意されていて、思い思いの方法でリラックスできます。また、電源完備のワークスペースもあり、パソコンを広げて作業している人も。確かに、この景色を見ながらなら仕事も捗りそうです。
私たちは持参したボードゲームを広げて、のんびりと時間を過ごすことに。窓の外では白い波しぶきを上げる船が行き交い、まるで時間が止まったかのような穏やかな気持ちになれました。こんな贅沢な休憩タイムも、Fuuaならではの魅力かもしれません。
日が暮れる頃に再びお風呂へ
夕暮れ時の露天風呂
時計を見ると16時を回っていました。日が傾き始めた露天風呂は、また違った表情を見せてくれます。だんだんと暗くなっていく街並みに建物の灯りがついていく景色は、まるで絵画のような美しさです。
立ち湯に浸かりながら、ゆっくりと移り変わる夕景色を眺めます。田中くんも「これは写真に撮りたいよね」とつぶやきますが、もちろん浴室内は撮影禁止。3Fのウミカゼテラスからは同じ画角から写真を収めることもできますが、何より、自分の心と目に焼き付けておきたい風景です。
ライトアップされた夜景
日が落ちると今度は熱海の街明かりが輝き始めます。斜面に広がる街並みが、まるで宝石をちりばめたよう。露天風呂からの夜景は、昼間とはまた違った魅力があります。
波の音だけが聞こえる静かな空間で、ライトアップされた夜景を眺めながらのんびりと湯に浸かります。たまに遠くを行き交う漁船の明かりも、夜景の一部として心地よい景色を作り出しています。
最後のサウナセッション
締めくくりに、もう一度サウナへ。夜のサウナ室からの眺めも素敵です。低めの温度にも慣れてきて、むしろこの温度だからこそ景色をゆっくり楽しめるのかもしれないと思えてきました。
最後の水風呂はより冷たく感じられ、体が引き締まる感覚。外気浴では、暗闇に溶け込んでいく水平線を眺めながら、贅沢な1日を振り返ります。「また来たいね」という田中くんの言葉に、心から頷いてしまいました。
心残りな帰路
名残惜しい気持ちで退館
19時が過ぎ、そろそろシャトルバスの時間が近づいてきました。もう少し居たい気持ちを抑えながら、脱衣所で身支度を整えます。館内のどこにいても海が見える設計が本当に素晴らしく、最後の最後まで熱海の夜景を堪能しました。
フロントで精算を済ませると、意外にも5時間以上滞在していたことが判明。時間があっという間に過ぎていったことに驚きます。田中くんも「まだまだ居たかったね」と少し寂しそう。
熱海プリンが気軽に購入できる穴場
レストランに併設された店舗で熱海プリンが売られているのを発見 。駅前では行列ができている人気商品が、ここではすんなり楽しめるのが嬉しいポイント。濃厚なめらかな舌触りと、カラメルの苦味が絶妙なバランス。
熱海駅までの道すがら
シャトルバスを待つ間、施設の外に出て夜の潮風を感じます。バスを待つベンチに座りながら、今日一日を振り返る田中くんと私。ロウリュキャンプの熱さと、インフィニティ露天風呂の絶景が特に印象的でした。
バスの中からも、ライトアップされた熱海の街並みが美しく見えます。もしかしたら、今度は宿泊して朝一番の露天風呂を楽しむのも良いかもしれません。
帰りの電車での余韻
熱海駅に着いて、最終の東海道線に乗り込みます。車窓に映る自分の顔が、まだほんのり火照っているのが分かります。スマホで撮った施設の外観写真を見返しながら、また来たいと思う気持ちが強くなります。
電車の中で田中くんと今日のベストシーンを語り合いながら、いつの間にか東京駅に到着。「やっぱり遠出のサ活も楽しいね」と笑い合って、それぞれの帰路に着きました。体も心も温まった、贅沢な土曜日でした。
施設の総評
リラックス重視の穏やかなサウナ
サウナに関しては、率直に言うと物足りなさを感じました。45度という温度設定は、サウナー的には少し寂しいところ。ただ、その分景色をゆっくり楽しめるという新しい発見もありました。
また、ロウリュキャンプは予想以上の満足度。館内着着用とはいえ、しっかりとした熱気と本格的なロウリュで、求めていた熱さを味わえました。ここに水風呂があれば完璧だったのに、という惜しさは残ります。
露天風呂とロケーションの魅力
何と言っても、インフィニティ露天風呂は圧巻でした。海と一体化したような錯覚を覚える造りは、写真以上の感動があります。昼と夜で異なる表情を見せる景色も魅力的で、何度でも訪れたくなる空間です。
浴室内の随所に配された窓からは、常に海を眺めることができ、まるで船旅をしているような気分を味わえます。これだけでも、入館料の価値はあったと思います。
サウナー向けではない贅沢な温浴施設
結論として、ここは純粋なサウナ施設というよりは、リゾート型温浴施設として楽しむべき場所だと感じました。休憩スペースの充実ぶりや、施設全体の高級感は特筆もの。
料金は少し高めですが、丸一日過ごすつもりで来れば十分に元は取れます。また、平日の利用がおすすめ。休日は混雑するようですが、平日なら比較的ゆったりと過ごせそうです。サウナー的には物足りない部分もありますが、たまにはのんびりモードで楽しむのも良いものですね。また、機会があれば訪れたい施設の一つになりました。
総まとめ「良い点・惜しい点」
良い点
- インフィニティ露天風呂は期待以上の絶景で、昼と夜で異なる魅力を楽しめます
- 施設の清潔感が抜群で、アメニティも充実しています
- アタミリビングと呼ばれる休憩スペースが広く、快適に過ごせます
- ロウリュキャンプは本格的で、しっかりと汗を流せます
- 海を眺められる場所が随所にあり、リゾート感が満喫できます
- 料理が美味しく、クラフトビールなども楽しめます
- スタッフの対応が丁寧で、高級スパならではのホスピタリティを感じられます
- 岩盤浴の種類が豊富で、水槽を眺めながらリラックスできます
惜しい点
- サウナの温度が45度と低すぎて、サウナー的には物足りなさを感じます
- ロウリュキャンプ後の水風呂がないのが残念です
- 外気浴スペースが少なめで、混雑時は座れない可能性があります
- 料金が3,000円超えと、気軽に利用するには少し高めです
- シャワー室の水圧がやや弱めに感じました
- 休日は混雑するようで、ゆっくり楽しめない可能性があります
- ロウリュキャンプは予約制で、タイミングが合わないと参加できません
- 館内着の追加料金がかかるのは、少し気になるポイントです
こう書き出してみると、贅沢な悩みばかりですね。絶景温浴施設として見れば、十分すぎるほどの満足度。でも、サウナ好きとしては、もう少し温度が高ければ…という願いは残ります。それでも、また行きたいと思える魅力的な施設でした。