香川県

【徹底解説】1300年の歴史を持つ日本最古のサウナ施設「塚原から風呂」で体験した170度の灼熱

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誰もが一度は耳にしたことがあるサウナブーム。でも、日本にも1300年前から続く独自のサウナ文化があることをご存知でしょうか?香川県に残る「塚原から風呂」は、なんと室温170度という灼熱の空間。一般的なサウナの2倍近い温度に、最初は戸惑いを隠せませんでした。

この施設は、奈良時代に高僧・行基によって作られたとされる日本最古の温浴施設。唯一現存する古代サウナとして、サウナ発祥の地フィンランドからも注目を集めています。

本記事では、薪を使った伝統的な加熱方法や、毛布を被って入るという独特の入浴方法、水風呂なしでも不思議と「整う」体験など、他では味わえない魅力を徹底解説。地元の方々との温かい交流や、施設を支える人々の想いもお伝えします。

初めて訪れる方でも安心して体験できるよう、アクセス方法から入浴手順、おすすめの利用時間帯まで、詳しく紹介していきます。

この記事でご紹介している内容は、現在の状況と異なる可能性がございます。最新情報は公式HPをご確認ください。

奈良時代から続く古代サウナ、塚原から風呂

最近、仕事の出張が多くてぐったりしているんですよね。そんなときにいつものようにサウナイキタイをチェックしていると、香川県の「塚原から風呂」という施設を見つけました。なんでも奈良時代から続く日本最古のサウナ施設とのこと。あれ、日本にも昔からサウナってあったんですね。

え、ちょっと待ってください。気になる記述を見つけました。何やらサウナの温度が170度!?普通のサウナでも100度前後で十分熱いと感じるのに、こんなの生きて帰ってこれるんでしょうか。でも、気になったらもう行くしかない性格なんです。

サウナイキタイで見つけた衝撃の施設

口コミによると、生贄になるかのようにタオルと毛布で全身を包み込み、防空壕のような石室に入っていくみたいです。もはや入浴というよりは修行の域。でも、みんな「行って良かった」「貴重な体験ができた」とレビューを残しているので、きっと何か特別なものがあるはずです。

サウナ好き仲間からの熱い勧め

サウナ好き仲間のLINEグループでこの施設のことを話題にしてみたら、思いの外、反応が熱かったです。「絶対行くべき!」「一生の思い出になる!」と、すでに行ったことがある人からは熱い後押しが。まだ行ったことがない人からも「いいなぁ」「行ってみたい」という声が。

そうこうしているうちに、仕事で高松に行くことが決まりました。これは運命の導きとしか思えません。出張の日程を調整して、帰りに寄ることにしました。サウナ好き仲間に報告すると、「服装はこうした方がいい」「この時間がおすすめ」など、細かいアドバイスをたくさんもらえました。

みなさんの期待に胸を膨らませつつ、少しだけ不安も感じながら、いよいよ塚原から風呂に向かうことになりました。果たして170度の灼熱地獄を生き残ることはできるのでしょうか…。

香川への長距離サ旅、スタート

朝一の新幹線で高松を目指します。仕事で使う資料をカバンに詰めながら、「あ、着替えも忘れちゃダメだ」と慌てて長袖のスウェットを鞄に放り込みました。高松での仕事を終えて、16時前に高松駅に到着。さて、ここからが今日の本番です。

事前に調べた通り、高松駅から琴電の長尾線に乗ります。電車を待っている間に、コンビニで水分補給用のドリンクを購入。暑い日だったので、念のため2本買っておきました。ローカル線に揺られること約1時間、長尾駅に到着です。

高松駅から琴電に揺られて

琴電って、なんだか可愛らしい名前ですよね。調べてみたら、高松琴平電気鉄道の略称なんだそうです。車内から見える景色は、のどかな田園風景が広がっています。遠くには山々も見えて、都会の喧騒を忘れさせてくれるような風景です。

電車に揺られながら、サウナイキタイの記事を読み返します。「12時と18時が一番熱い」との情報。今から向かえば、18時の火入れに間に合いそうです。でも、果たして最高温度のタイミングで入って大丈夫なんでしょうか…。不安と期待が入り混じる気持ちで、長尾駅に到着しました。

田園風景の中を歩く30分

長尾駅で下車して、スマホの地図を頼りに歩き始めます。タクシーという手もあったのですが、せっかくなので徒歩で向かうことにしました。田んぼと用水路に囲まれた細い道を30分ほど歩きます。途中、「ここであってるのかな…」と不安になりましたが、ところどころに「から風呂」という小さな看板が出ているので、それを目印に進みます。

歩いていると、大きなため池が見えてきました。そこからすぐ近くに、ひっそりとたたずむ建物が。周りには福祉センターや老人ホームがあって、まさかここがあの伝説の施設?と思うような場所です。でも間違いありません、看板には確かに「塚原から風呂」の文字が。ゴルフの打ちっぱなし場も隣にあって、なんだかユニークな立地です。

ここまで来て気づいたんですが、汗だくになってしまいました。これから170度のサウナに入るのに、すでに汗をかいてしまうなんて…。でも、ここまで来たら後には引けません。深呼吸をして、いよいよ入口へと向かいます。

野菜が並ぶ昭和な外観

玄関に向かって歩いていると、入口の前に地元の野菜が並べられているのが目に入りました。まるで田舎のおばあちゃんの家に来たような雰囲気です。なんだかほっこりした気持ちになりますね。

建物自体は公民館のような昭和の香り漂う外観。扉を開けると、優しそうなお父さんが「初めて?」と声をかけてくれました。「はい」と答えると、名前と住所を記入する用紙を渡されます。入浴料は500円。えっ、この歴史ある施設でたったの500円なんですか!?

受付で教わる入浴方法

受付のお父さんが、とても丁寧に入浴方法を説明してくれます。ここは普通のサウナと違って、服を着たまま入るんだそうです。そして頭巾をかぶり、毛布を被って入るという、かなり特殊なスタイル。

「今日は木曜日だから、あつい方は18時からね。その時間まで待つ?」と聞かれ、もちろん待つことに。せっかく来たんだから、一番熱いタイミングを体験しない手はありません。

レンタル品を借りて着替える

頭巾は100円でレンタルできます。草履と毛布は無料で貸してくれるそうです。持参したスウェット上下に着替えようと思いましたが、汗で濡れてしまっているので、レンタルのトレーナー上下を借りることにしました。

お父さんが和室の更衣室まで案内してくれます。畳の部屋で着替えるなんて、なんだか新鮮です。窓の外には大きなため池が見えて、のどかな風景が広がっています。着替えながら「ここに1300年も前からサウナがあったなんて、すごいなぁ」なんて考えていると、時間があっという間に過ぎていきます。

さて、いよいよ準備完了。頭巾をかぶり、草履を履いて、いざサウナ…じゃなかった、から風呂の世界へ。でも、本当にこんな格好で大丈夫なんでしょうか。まるで戦時中の防空訓練みたいです。

意外と本格的なシャワールーム

和室を出て、いよいよから風呂のある部屋へ。でも、その前にまずは体を洗わないといけませんね。シャワールームを探していると、男女別のシャワー室を発見。外観からは想像できないような、意外と本格的な設備です。

シャンプー類も完備

シャワールームには、LUXのシャンプーとリンスが置いてありました。ボディーソープもあります。すごいですね、こんなにちゃんと揃っているとは思いませんでした。入る前に汗を流しておこうと思い、シャワーを浴びることにします。

体を清めて、いざから風呂へ

シャワーを浴びながら、これから体験する170度の熱気に思いを巡らせます。普通のサウナでも100度を超えると相当熱く感じるのに、その1.7倍ですよ。人体実験じゃないかと不安になってきました。

シャワーを終えて体を拭いていると、地元のおじいさんが入ってきました。「初めて?」と声をかけてくれて、色々とアドバイスをくれます。「あつい方は最初は2分くらいでいいからね。無理したらダメだよ」と優しく教えてくれました。

タオルで体を拭き、借りたトレーナーに着替えます。頭巾をかぶり、毛布を手に持って、いよいよから風呂場へ。扉を開けると、そこには2つの巨大な石室が。「あつい方」と「ぬるい方」という札が下がっています。18時まではぬるい方しか入れないので、まずはそちらから試してみることにしました。

でも、「ぬるい方」って言っても、実際はどのくらいの温度なんでしょうか。おじいさんの話では80度くらいあるらしいです。普通のサウナと同じくらいじゃないですか!これが「ぬるい」って…。この施設の「常識」が、すでに常識を超えている気がします。

防空壕のような石室に初潜入

「ぬるい方」の扉を開けると、そこは真っ暗な石の洞窟。入口からライトが照らしているものの、中はかなり薄暗いです。最初は目が慣れなくて、入っていいものか躊躇してしまいました。

でも、地元のおじさんが「大丈夫、入っておいで」と背中を押してくれたので、おそるおそる中へ。洞窟のような空間は、幅1メートルほどで奥行きが3メートルくらい。床には茣蓙が敷かれていて、その上に座布団を敷いて座るようです。

まずは「ぬるい方」から

座布団を敷いて腰を下ろすと、じわじわと熱さを感じてきます。でも不思議なことに、普通のサウナと違って息苦しさは全然ありません。むしろ、全身を優しく包み込まれるような心地よさ。

壁から染み出す香りも独特です。松の香りなのか、石の香りなのか…。何とも言えない自然な香りが、さらにリラックス効果を高めてくれます。

全身を包み込む不思議な熱さ

普通のサウナは、上からの熱気で汗をかきますよね。でも、ここは違います。上下左右、全方位から熱が伝わってきます。まるで自分が石釜の中で温められているパンのような…。

でも本当に不思議な感覚です。汗の質も違う気がします。べとつかない、さらさらとした汗が全身から噴き出てきます。これが「から風呂」の真髄なのでしょうか。

毛布を巻いて「あつい方」へ

時計を見ると18時近く。そろそろ「あつい方」が解放される時間です。地元のおじさんたちが「毛布をしっかり巻くんだよ」「顔も隠した方がいい」とアドバイスをくれます。

いよいよ「あつい方」の扉を開けると…熱波が襲ってきました。これはやばい。まだ入ってもいないのに、扉を開けただけでこの熱さ。でも、ここまで来て引き返すわけにはいきません。

170度の灼熱地獄

覚悟を決めて一歩を踏み出すと、想像を絶する熱気が全身を包みます。毛布を被っているのに、隙間から入ってくる熱気が刺すように痛い!これぞまさに地獄の業火…。でも、不思議なことに息苦しさはありません。

とにかく動かないようにじっとしていると、体の芯から汗が噴き出てきます。時計も見えないので、時間の感覚が完全に失われていきます。2分経ったのか、5分経ったのか…。もう限界かもと思ったところで、毛布に包まったまま這うようにして外へ。生還できました!

水風呂なしでも爽快な休憩

「あつい方」から這うようにして出てきた私は、目の前の板の間に倒れ込むように座り込みました。普通なら即、水風呂に飛び込みたくなるところですが、ここには水風呂がありません。大丈夫かな…と不安になりましたが、それは杞憂でした。

扇風機と自然の風に身を委ねる

板の間に置かれた扇風機からの風と、窓から入ってくる自然の風が、この上なく心地よいんです。水風呂で冷やすのとは全然違う爽快感。汗が自然に引いていくのを感じながら、じっくりと休憩します。

体から湯気が立ち上っているのが見えます。でも全然苦しくないんです。むしろ、体の芯からじわじわと温まっていく感覚が気持ちいい。これが「整う」という状態なのかもしれません。

畳の上でゆっくりと

板の間の隣には和室があって、そこでも休憩できます。バスタオルを敷いて、畳の上でごろり。天井の梁を眺めながら、ぼーっとするのが至福の時です。

窓の外には池が見えて、時折風に揺れる木々の音が聞こえてきます。扇風機の音と相まって、なんとも言えない心地よさ。気づいたら、うとうとしていました。

常連のおじいさんが「シャワー浴びなくていいよ。この汗は良い汗だから」と教えてくれました。確かに、べとつかないさらさらした汗で、拭き取るだけでも十分な気がします。

ここでは誰もが自然と声を潜めて話をしています。急かされることもなく、のんびりとした時間が流れています。なんだか、日常から切り離された特別な空間にいるような感覚です。

そうそう、水分補給は大事ですよね。持ってきたドリンクを飲みながら、次はどうしようかな…。もう一度「あつい方」にチャレンジするか、それとも「ぬるい方」でゆっくりするか。贅沢な悩みです。

2回目の「あつい方」チャレンジ

さて、体も落ち着いてきたところで、再び「あつい方」に挑戦することにしました。今度は少し要領がわかってきたので、もう少し長く入れるはず…そう思っていたのですが。

扉を開けた瞬間、また圧倒されます。でも今度は心の準備ができているので、毛布をしっかりと巻いて、ゆっくりと入室。最初は入口付近で様子を見ることにしました。

上半身裸の猛者たち

そこへ、常連らしきおじさんが入ってきました。なんと上半身裸です!えっ、そんなの可能なんですか!? 私は毛布に包まっても熱くて耐えられないのに…。

おじさんは余裕の表情で、奥の段差のある場所にすっと座ります。すごい。これぞ長年の経験が作り出した技なんでしょうね。私にはとても真似できそうにありません。

徐々に慣れてくる体

2回目ということもあり、少しずつ要領がわかってきました。毛布の中に暖かい空気を溜めておくと、外からの熱気を和らげてくれるんです。これは地元の方に教えてもらった技。

体も少しずつ慣れてきて、今度は5分くらいは耐えられました。それでも、奥にある段差の上には行く勇気が出ません。地元の方に聞くと、奥は160度を超えることもあるそうです。

不思議なのは、この超高温なのに息苦しさを感じないこと。普通のサウナだと100度を超えると息が詰まるような感覚になりますが、ここは違います。むしろ、じんわりと体の芯から温まっていくような感覚です。

「昔の人って凄いなぁ」なんてことを考えながら、再び板の間で休憩。2セット目ともなると、もう体中から汗が止まりません。でも気持ちいいんです。変な話、汗の質が違うような気がします。

薪を焼く音に耳を傾けながら

休憩中、隣の石室から興味深い音が聞こえてきました。どうやら、次の火入れの準備を始めたようです。ちょうど見学させてもらえることになり、これは貴重な体験になりそう。

「から風呂」は、1日2回火入れをするそうです。朝と夕方。その度に薪を組んで、火を入れ、蒸らして…という作業を繰り返しているんです。1300年間、ずっとこの作業が続けられてきたと思うと、なんだか感動してしまいます。

火入れの瞬間を目撃

薪を井桁状に組み、その中に松葉を入れて火をつけていきます。すると、あっという間に炎が上がり始めました。火の勢いがすごい!入り口からはみ出すほどの炎に、思わず後ずさりしてしまいます。

「これが地獄の業火ってやつか…」なんて考えていると、火を管理している職人さんが「この火加減が難しいんよ」と教えてくれました。温度が高すぎても低すぎてもダメ。経験と勘が必要な作業なんだそうです。

蒸らしの時を待つ

炎が収まってきたら、今度は濡れた茣蓙を敷いていきます。その上から塩水をかけ、さらに茣蓙を重ねていく。まるでミルフィーユのような層を作っていくんです。

最後に扉を閉めて、1時間ほど蒸らすそうです。この間に熱と湿気が石室全体に行き渡り、理想的な環境が作られるんだとか。ちなみに、なぜ塩水を使うのかは誰も知らないそうです。昔からそうしているから、という答えが返ってきました。

火入れを見ているだけで汗が出てくるほどの熱気。これを毎日2回も続けているなんて…。改めて、この施設を支えている人たちの努力と情熱に頭が下がります。ちょっと感動して、目が潤んできちゃいました。

そういえば、この火入れの光景をスマホで撮影しようとしたんですが、「熱で溶けるから」と止められました。確かに、これだけの熱量ですからね…。代わりに、しっかり目に焼き付けておくことにしました。

常連の方々との談笑

休憩室で汗を拭いていると、地元の方々が次々と入ってきます。みなさん「今日は温いね~」なんて言いながら、和気あいあいとおしゃべりを始めます。最初は地域の話題から始まって、だんだんとから風呂の話に。

40年通い続けるおじいさんの話

その中に、なんと40年以上も通っているというおじいさんがいました。若い頃から仕事帰りに寄るのが日課なんだとか。「昔は瀬戸内のあちこちにから風呂があったんよ」と懐かしそうに話してくれます。

おじいさんの話によると、塚原から風呂は一度閉鎖の危機があったそうです。でも、地域の人たちが保存会を作って、なんとか存続させることができたんだとか。「こんな貴重な文化を無くすわけにはいかんからね」と、誇らしげに語ってくれました。

フィンランドからの来訪者

面白いエピソードも聞かせてもらいました。なんでも、フィンランドのサウナ愛好家たちが視察に来たことがあるそうです。サウナ発祥の地とされるフィンランドの人たちが、日本の古代サウナに興味を持ってくれたんですね。

「あの時は面白かったよ。言葉は通じんかったけど、サウナを通じて気持ちは通じ合えた」とおじいさん。フィンランドの人たちは、上半身裸で入るのを見て驚いていたそうです。

みなさん本当に親切で、初心者の私にもいろいろなコツを教えてくれます。「最初は毛布2枚使った方がいいよ」「座る位置はここがおすすめ」など、細かいアドバイスまで。

この施設が1300年も続いてこられたのは、きっとこういう温かい人々の想いがあったからなんでしょうね。そう考えると、単なる入浴施設ではなく、地域の文化を守り継ぐ大切な場所なんだと実感します。

時々おじいさんたちの話す方言が聞き取れなくて「すみません、もう一度お願いします」なんて言うと、みなさん優しく標準語に直して説明してくれます。この温かい雰囲気が、また行きたいと思わせる魅力の一つかもしれません。

帰路に着く

19時を過ぎ、そろそろ帰る時間。シャワーを浴びて、汗を流します。体がポカポカして、なんだか幸せな気分。最後に受付のお父さんにお礼を言うと「また来てね」と笑顔で送り出してくれました。

帰りは長尾駅までタクシー

退店すると、もう外は真っ暗。さすがに帰りは歩く勇気が出ないので、タクシーを呼んでもらいました。運転手さんに「から風呂行ってきたんですよ」と話すと「あそこは良いところだよねぇ」と、また色々な話を聞かせてくれました。

タクシー代は1,300円ほど。徒歩30分の道のりですが、暗い田舎道を歩くよりは安全確実ですね。長尾駅まで送ってもらい、琴電に乗って高松駅へ。

さぬきうどんで締めくくり

地元の方におすすめされた駅前のうどん屋さんに立ち寄ることに。サウナの後のうどんって、なんて贅沢なんでしょう。喉ごしの良い麺と出汁の香り、これぞ讃岐うどんですね。

汗の質が違う気がする

電車の中で、今日の体験を振り返ります。やっぱり普通のサウナとは全然違いましたね。特に汗の質が違う気がします。べとつかない、さらさらとした汗。シャワーを浴びなくても気持ち悪くならないって、不思議です。

体の芯まで温まった感覚は、帰りの電車でもずっと続いています。なんだか疲れも吹っ飛んだような。明日の仕事も頑張れそうな気がします。ああ、でもこの体験をブログに書くの、結構大変そうだなぁ…。

ふと窓の外を見ると、暗闇の中に点々と民家の明かりが見えます。その光の一つ一つに、きっとそれぞれの暮らしがある。そんなことを考えながら、心地よい疲労感と共に高松駅へと向かいました。

日本の伝統を守り続ける施設への想い

家に帰ってきて、SNSを開くと早速サウナ仲間から「どうだった?」というメッセージが。写真を撮るの忘れてた…と後悔しながら、体験したことを必死に言葉にしていきます。

改めて考えると、本当に貴重な体験でしたね。1300年前から続く入浴文化が、今でも変わらぬ形で残っている。それも、地域の人々の努力によって守られてきた。そう思うと胸が熱くなります。

素晴らしい点と気になる点

良かった点は、まず何と言っても、他では体験できない独特の熱さですね。170度という数字だけ聞くと恐ろしいですが、不思議と息苦しさを感じません。全身を包み込むような熱気は、体の芯まで温めてくれます。

汗の質も特別です。べたつかない、さらさらとした汗。これは本当に不思議な体験でした。水風呂がなくても十分に気持ちよく、むしろ扇風機と自然の風だけで「整う」感覚が味わえます。

施設の方や地元の人々の温かさも、大きな魅力ですね。初めての人にも丁寧に入り方を教えてくれて、まるで実家に帰ってきたような安心感があります。

また訪れたい理由

気になる点は…そうですね、アクセスの面でしょうか。高松駅から1時間以上かかるので、気軽に通えるような場所ではありません。でも、それも含めて「特別な体験」なのかもしれません。

ただ、経営が厳しいという話を聞いて少し心配になりました。入浴料500円というのは、あまりにも安すぎる気がします。この料金で薪代は賄えているのかな…。

でも、きっとそれも地域に根付いた文化として守られてきた証なんでしょうね。これからも、この貴重な施設が末永く続いていってほしい。そんな気持ちを強く抱きながら、次はいつ行けるかな…とスケジュール帳を眺めているところです。

今度は朝一番の12時に行って、最高温度のタイミングに挑戦してみたい。でも、その前に心と体の準備が必要かもしれません。とりあえず今日は、この心地よい疲労感と共に、早めに就寝することにしましょう。

ABOUT ME
大塚誠也
大塚誠也
おおつか せいや

サウナ大好きサラリーマン。
外回り中、仕事帰りにサウナを巡っています。
サウナ上がりのオロポとおいしいご飯が大好物
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