愛知県

宇宙へ誘うSENSE sauna完全ガイド|名古屋駅6分の都市型サウナで体験する4種のサウナと北斗七星の水風呂

oufmoui

サウナ好きの皆さん、名古屋駅周辺で質の高いサウナを探すのが難しくなっていることにお気づきですか?特に「ウェルビー名駅店」閉店後、駅近で本格的なサウナ体験ができる場所は限られています。

そんな状況を打破したのが、名古屋駅から徒歩6分の場所に2023年11月オープンした「SENSE sauna」です。東京を拠点に100箇所以上のサウナを巡ってきた私が実際に訪れて確信しました—これは単なるサウナ施設ではなく、「宇宙」をテーマにした非日常空間です。

ZEN、OCEAN、SUN、MOONという4種類のサウナ室と3つのととのいスペースを完備し、北斗七星の照明が輝く水風呂まで、すべてが宇宙旅行のような体験を提供してくれます。セルフロウリュやスタッフロウリュなど、サウナの楽しみ方も多彩。

この記事では、出張や観光の合間にも利用しやすいSENSE saunaの全貌と楽しみ方を徹底解説します。これを読めば、次の名古屋訪問がより充実したものになること間違いなしです。

目次
  1. 名古屋の新スポット、SENSE saunaに行ってみた
  2. 名古屋出張のスキマ時間に潜入
  3. 宇宙をイメージした施設の第一印象
  4. 脱衣所から始まる宇宙体験
  5. 4つのサウナ室を巡る旅
  6. 水風呂との出会い
  7. 外気浴スペースでの癒しのひととき
  8. サテライト1と2、内気浴スペースの魅力
  9. サウナ以外の施設を探検する
  10. スタッフロウリュとアウフグースの世界
  11. SENSE saunaの隠れた魅力
  12. SENSE saunaの総評
  13. サブスクプランとリピート価値について
  14. 季節によるSENSE saunaの楽しみ方
  15. SENSE saunaの進化の可能性
  16. 名古屋サウナ巡りのスタートとして
  17. このサウナがおすすめの人、そうでない人
  18. 最後に、SENSE saunaの良い点・惜しい点
スポンサーリンク

名古屋の新スポット、SENSE saunaに行ってみた

名古屋駅近くに誕生した宇宙をコンセプトにしたサウナ施設「SENSE sauna」。その空間づくりや4種類のサウナなど、他にはない魅力を体験してきました。

名古屋駅近くの「宇宙」をテーマにしたサウナの魅力

名古屋駅から歩いて10分くらいの場所に、宇宙をテーマにしたサウナがあると聞いて、ちょっと興味をそそられました。「SENSE sauna」というその施設、SNSでチラチラと見かけていたんですよね。「サ室が4つもある」とか「天井に北斗七星の照明がある」とか…なんだかワクワクするじゃないですか。

それに、僕は 東京のサウナはだいたい制覇した 感があって、たまには違う土地のサウナも体験してみたいなと思っていたんです。名古屋のサウナ事情ってどうなんだろう?東京と違う魅力があるんじゃないかな?そんな好奇心も手伝って、今回の名古屋出張では絶対にここに寄ろうと決めていました。

初めての名古屋サウナ巡り、SENSE saunaとの出会い

名古屋のサウナと言えば、「ウェルビー」が有名らしいですが、調べたら名駅店はすでに閉店していたようで…。でもその代わりというか、2023年11月にオープンしたのが**この「SENSE sauna」**なんです。

オープンして1年経ってないけど、口コミサイトには結構な数の投稿があって、しかもほとんど好評。特に「整いスペースが3か所ある」とか「セルフロウリュができる」といった情報に心惹かれました。なんだか東京の最新系サウナっぽい雰囲気があって、名古屋にこんな施設があるのは意外でした。出張のスキマ時間、ぜひとも体験してみたかったんです。

サウナ巡りの第一歩、SENSE saunaを選んだ理由

サウナ巡りをする時、僕はいつも「サウナイキタイ」というアプリをチェックするんですが、そこでもSENSE saunaは「イキタイ」の数が多かったんです。それに、名古屋駅から近いというアクセスの良さも決め手でした。

ビルの5階にあるというのも都会的でおしゃれな感じがします。温浴施設がない「サウナ特化型」の施設というのも最近のトレンドですよね。そして何より「宇宙」というコンセプトがとても気になりました。サウナ室の名前が「ZEN」「OCEAN」「SUN」「MOON」なんて、なんだかもう響きだけでわくわくします。これは絶対に行くしかないと思ったんです。

名古屋出張のスキマ時間に潜入

名古屋での出張の合間を縫って、待ちに待ったSENSE saunaへ。駅からのアクセスの良さと、ビジネス街の中に位置する立地の特性を体験しました。

名古屋駅から徒歩6分、ビルの5階に潜むオアシス

名古屋駅での打ち合わせが予想より早く終わって、次の約束までに2時間ほどの空き時間ができました。絶好のサウナチャンスです!スマホで確認すると、SENSE saunaは名古屋駅から徒歩6分ほど。これは行くしかないでしょう。

駅の「ユニモール10番出口」から地上に出て、少し歩くと「FIRST KH BLDG」という建物が見えてきました。1階には赤い提灯の中華料理店があって、目印になります。奥にあるエレベーターで5階へ。あら、思ったより雑居ビル感があります。でも、最近の都市型サウナってこういうものですよね。ワクワクが高まります。

ビジネス街の喧騒を抜けてSENSE saunaへの道のり

名古屋駅の周辺って、思ったより高層ビルが多いんですね。東京の大手町あたりを歩いているような感覚もありました。平日の昼間ということもあって、スーツ姿のビジネスマンがたくさん行き交っています。

道中、イチョウ並木がきれいでした。季節によっては素敵な景色が楽しめそうです。ちなみに、地下街を通っていくルートもあるようで、雨の日や真夏の暑い日にはそちらのほうが快適かもしれませんね。僕は外の空気を吸いながら歩くのが好きなので、地上ルートで行きました。ビルに到着すると、サクッと5階へ。エレベーターを降りると、すぐに「SENSE sauna」の看板が見えました。ここが噂の宇宙サウナか…!

宇宙をイメージした施設の第一印象

宇宙をテーマにした施設デザインは、入った瞬間から非日常感を演出してくれます。受付での丁寧な案内から、宇宙船への乗船が始まります。

エレベーターを降りてサウナ宇宙船に乗船

エレベーターを降りて廊下を進むと、スタイリッシュな「SENSE sauna」の入口がありました。黒を基調としたシックな内装で、宇宙空間を思わせる雰囲気です。入口で靴を脱いで靴箱に入れると、宇宙船乗船の始まりという感じでしょうか。

受付カウンターに立っていたのは、制服を着た女性スタッフさん。なんだか宇宙船のコンシェルジュみたいな雰囲気です。「初めてのご利用ですか?」と聞かれたので、「はい」と答えると、LINEの友達登録をして、注意事項を確認するよう案内されました。初回は100円引きになるというサービスもあり、これは嬉しいポイント。

初めての利用、受付での説明と館内ルール

LINEで館内のルールを確認していると、いろいろと特徴的なルールがありました。例えば、外気浴エリアに行く時はサウナパンツの着用が必須だとか。あと、サウナマットとフェイスタオルが使い放題というのも嬉しいポイントです。

料金システムは時間制で、60分、90分、120分、フリータイムから選べます。僕は120分コースを選択しました。2,300円とちょっとお高めですが、4つのサウナをじっくり楽しむならこれくらいは必要かなと。支払いを済ませると、ロッカーキーを渡されました。いよいよ宇宙サウナ探検の始まりです!

脱衣所から始まる宇宙体験

清潔感あふれる脱衣所には宇宙船をイメージした設計が随所に。充実したアメニティと使い勝手の良いシャワーブースで、サウナ前の準備が整います。

ロッカールームの清潔感とアメニティの充実度

暖簾をくぐると、そこはモダンな雰囲気の脱衣所でした。黒を基調とした内装で、なんだかスタイリッシュな宇宙船の中にいるような感覚。ロッカーに着くと、なんとロッカーを開けると自動で中の照明が点灯するんですよ!ちょっとしたことですが、こういう細かい工夫が嬉しいですね。

脱衣所のアメニティコーナーを見てみると、POLAのシャンプー雪肌精の化粧水と乳液まで置いてあるではないですか。これは太っ腹!東京のサウナでもなかなかここまで充実してるところは少ないです。ドライヤーも4台あって、混雑時でも安心そう。着替えを終えて、タオルを持っていざ浴室へ向かいます。

立ちシャワーの特徴と使用感について

浴室に入ると、中央に樽型の水風呂が3つ、壁沿いにはサウナ室と立ち式のシャワーブースが並んでいます。風呂がないので、体を洗うのはすべてシャワーで行うスタイルです。

シャワーブースは全部で5つあり、そのうち1つはオーバーヘッドシャワーでした。ボタン式のシャワーで、ちょっと水圧が弱いのが残念ポイント。それに、シャワーがすぐに止まってしまうので、体を洗うのに何度もボタンを押さなければならないのは少し面倒でした。でも、シャンプー類はすべてPOLAのものが揃っていて、これは嬉しい誤算!思いのほか良い香りで気分が上がります。あと、一部のシャワーブースには椅子も置いてあるので、座って洗うこともできるんですよ。

4つのサウナ室を巡る旅

SENSE saunaの大きな魅力は4種類の個性豊かなサウナ室。それぞれ異なるコンセプトと体験を提供してくれます。

ZEN、禅の心を感じる大型サウナ体験

まずは一番広いサウナ室「ZEN」から入ることにしました。ドアを開けると、そこにはHARVIAのタワー型ストーブが2台!サウナストーブが2台もあるサウナ室は珍しいです。座面は階段式になっていて、上・中・下段と選べます。もちろん僕は最上段を選択。

室温は表示では95℃となっていましたが、上段に座ると100℃超えの熱さを感じます。でも湿度はそれほど高くなく、心地よい乾燥感があります。壁にはサウナ室の名前の通り「」に関する説明が書かれていて、なるほど、ここでは無心になるべきなんですね。

ZENの特徴は毎時15分と45分にスタッフによるロウリュと熱波があること。オートロウリュは故障中とのことでしたが、スタッフによるサービスがあるのは嬉しいですね。じっと座っていると、だんだんと瞑想状態に入っていくような不思議な感覚に包まれました。

OCEAN、セルフロウリュを楽しむ広々空間

次に入ったのは「OCEAN」というサウナ室。ここはセルフロウリュができるサウナで、入口近くに柑橘系のアロマ水が置いてありました。室温は80℃前後で、ZENよりはマイルドな温度設定です。

サウナ室の形状は、ストーブを中心に両サイドに2段のベンチが向かい合っている形。12〜16人くらい入れそうな広さで、居心地が良いです。アロマの容器に水を入れて、サウナストーンにかけると、シュワッという心地よい音とともに蒸気が立ち上ります。柑橘系の香りが広がって、なんだか本当に海の中にいるような不思議な気分に。

セルフロウリュのおかげで、自分好みの湿度に調整できるのが最高です。HARVIAのストーンは少量の水でもしっかり蒸気が出るので、何回かロウリュを繰り返すことで徐々に湿度と体感温度を上げていけました。これはサウナ通には堪らないポイントですね。

SUN、コンパクトな高温サウナで汗を流す

3つ目に訪れたのは「SUN」というサウナ室。名前から想像できる通り、ここは高温サウナです。室温計は100℃近くを指していて、ZENよりもさらに熱い!しかもサイズは比較的小さく、定員は3〜5人ほど。

SUNの特徴は、座面が湾曲していることです。背中にフィットするような曲線になっていて、これが意外と座り心地が良いんですよ。小さな室内に熱がこもるので、入って5分くらいで汗が噴き出してきました。

ここにはセルフロウリュの設備はなく、カラカラの乾燥サウナを楽しむ場所といった感じ。じんわりと熱されていくような感覚があって、まさに太陽の下にいるような心地よさがあります。砂時計がついていて、これを見ながら自分の限界に挑戦するのも楽しいです。

MOON、テラスにある隠れ家的個室サウナの魅力

最後に体験したのは、外気浴スペースにある「MOON」という個室サウナです。これが思わぬ掘り出し物でした!テラスに出るにはサウナパンツを着用する必要があるのですが、そこにある小さなハルビアの家庭用サウナルームがMOONです。

1〜2人用の小さなサウナですが、中にはセルフロウリュの設備があります。小さな空間なので、少量の水でもすぐに蒸気で満たされ、あっという間に熱気が室内に充満!室温は**105℃**と表示されており、なかなかの高温です。

面白いのは、全面がガラスのドアになっていて、外の景色を眺めながらサウナを楽しめること。都会の景色を見ながらのサウナ体験は新鮮でした。ただ、ドアの下に隙間があり、冬は足元が冷えるかもしれません。でも、その分換気が良いので、呼吸はしやすいです。これは家庭用サウナの参考になる貴重な体験でした。

水風呂との出会い

SENSE saunaの水風呂は一般的な大型水風呂ではなく、樽型のパーソナル水風呂。温度設定や天井の星座モチーフの照明が宇宙感を演出します。

樽型水風呂3つの配置と温度感について

サウナの後は、もちろん水風呂です。SENSE saunaの水風呂は、浴室の真ん中に樽型の水風呂が3つ並んでいるという独特のスタイル。それぞれ1人用になっていて、プライベート感があります。

水風呂に入る前に「水風呂入る前にシャワーを浴びてください」との注意書きがあったので、きちんとシャワーで体を流してから入りました。実はこれ、桶がなくなった代わりのルールみたいです。なるほど、みんなシャワーで汗を流せば水風呂が汚れにくいわけですね。

水温は3つとも**15〜16℃**くらいで、ちょうど良い冷たさ。東京のサウナだと水風呂の温度にバラエティがあることが多いので、3つとも同じ温度なのはちょっと残念ポイント。でも、1人で使えるというのは、他の人を気にせずにのんびり入れるので嬉しいですね。

天井の北斗七星、カシオペア座が映える水風呂体験

水風呂に浸かって天井を見上げると、そこには星座をモチーフにした照明が!よく見ると、それぞれの水風呂の上には「北斗七星」「カシオペア座」「北極星」をイメージした照明が配置されているんです。これは粋な演出ですね。

実は水風呂に入りながら、ふと水風呂を見回すと、3つの水風呂の配置も星座のように見えることに気づきました。全てが計算されたデザインなのでしょう、さすが宇宙をテーマにしたサウナです。

水の質にもこだわりを感じます。檜の香りがほのかに漂ってきて、なんだか温泉気分も味わえます。サウナで温まった体を冷やすと、「ぷはー!」と思わず声が出そうになるほど気持ちいい。そして、水風呂から上がる頃には、もう次のサウナを楽しむ気満々になっていました。

外気浴スペースでの癒しのひととき

サウナと水風呂の後は外気浴で「ととのい」の時間。SENSE saunaでは特殊なルールと環境の中、名古屋の街を眺めながらリラックスできます。

サウナパンツ着用の外気浴エリアでの過ごし方

水風呂から上がった後は、外気浴スペースへ。ただし、SENSE saunaでは外気浴エリアに行くにはサウナパンツの着用が必須なんです。脱衣所と外気浴スペースの間に置いてあるサウナパンツを借りて着用しました。最初は紙パンツだったようですが、今はナイロン製のパンツに変わっていました。

外気浴スペースは意外と広々としていて、椅子やデッキチェアなどが複数置かれています。中でも目を引いたのはインフィニティチェアが3台もあること!これは嬉しい誤算でした。インフィニティチェアに横になると、体の力が抜けて最高の「ととのい」状態に。サウナパンツを履く手間はありますが、この快適さを考えれば許容範囲です。

名古屋の街を見下ろす開放感と季節ごとの魅力

外気浴スペースからは名古屋の街並みが見渡せます。高層ビルの間から見える景色は、都会のオアシスにいるような気分にさせてくれます。特に夕方になると、沈みゆく太陽と共に変わる街の表情が素敵でした。

季節によって外気浴の楽しみ方も変わりそうです。夏は暑いかもしれませんが、その分サウナとの温度差を楽しめるでしょう。秋や春はきっと最高の気候で、外気浴が一番心地よい季節なんだろうなと想像できます。冬は寒そうですが、その分MOONサウナとの往復が気持ち良さそうです。

ちなみに、外気浴スペースからは焼き鳥や焼肉の香りがほのかに漂ってくることも。下の階に飲食店があるようで、それがまた食欲をそそります。「サウナの後のビールと焼き鳥」なんて、最高の組み合わせを想像してしまいました。

サテライト1と2、内気浴スペースの魅力

サウナ施設には珍しい、2つの内気浴専用スペースを完備。それぞれに異なる雰囲気を持つ「サテライト」で、究極のリラックスを体験できます。

宇宙音楽が流れる内気浴スペースでのリラックス

外気浴も良いですが、SENSE saunaの特徴は2つの内気浴スペースがあること。それぞれ「サテライト1」「サテライト2」と呼ばれていて、浴室内から直接アクセスできます。

「サテライト1」に入ってみると、ほの暗い照明と宇宙をイメージした音楽が流れていて、まるで宇宙空間にいるような感覚に。これは予想以上に良い!椅子に深く腰掛けると、なんだか無重力状態になったような不思議な感覚が味わえました。ヒーリング効果抜群です。

「サテライト2」のほうは無音の空間になっていて、より瞑想的な雰囲気。どちらも空調が効いていて快適な温度に保たれています。サウナと水風呂を何度か往復した後の内気浴は、東京の混雑したサウナでは味わえない贅沢でした。

インフィニティチェアと畳のある休憩エリアの比較

内気浴スペースには様々な休憩用の椅子が用意されていますが、中でも印象的だったのはインフィニティチェア畳のスペースです。

インフィニティチェアは体をしっかりと支えてくれるので、すぐにリラックス状態に入れます。チェアに身を委ねると、「ここで寝落ちしてもいいかな」と思えるほどの心地よさ。実際、寝落ちしている方もちらほらいました。

一方、「サテライト1」にある畳のスペースも素晴らしいです。床に横になれる場所があるのは意外と貴重。畳の上で伸びをすると、全身のコリがほぐれていく感覚があります。サウナと水風呂で温冷交代浴をした後の「畳ゴロン」は、日本人の身体に染み込む気持ち良さがありました。

これらの休憩スペースのおかげで、SENSE saunaではサウナ→水風呂→休憩のサイクルをストレスなく楽しめました。混雑時でも休憩スペースが3カ所あれば、「ととのいイス難民」になる心配はなさそうです。

サウナ以外の施設を探検する

サウナと水風呂だけでなく、同フロアのカフェ&バーではサウナ後の食事や飲み物も楽しめます。宇宙をテーマにした飲食メニューも魅力的です。

同フロアのカフェ&バーでの飲食体験

サウナでしっかり「ととのった」後は、同じフロアにある「SENSE café & bar」に寄ってみることにしました。脱衣所を出て、入口近くにあるカフェスペースです。いやー、サウナ施設に本格的なカフェが併設されているのは嬉しいですね。

内装はサウナ施設と同じくモダンでスタイリッシュ。窓からは名古屋の街並みが見え、開放的な雰囲気です。テーブル席の他に、ワークスペースとしても使えるカウンター席もあり、サウナの前後に仕事をするビジネスマンもいるようでした。なんでも月額800円で飲み放題のドリンクサービスもあるそうで、コワーキングスペースとしても使えるみたいです。サウナ施設の多様化を感じますね。

宇宙カレーとスムージーで整った体に栄養補給

メニューを見ると、目を引いたのは「宇宙カレー」!これは注文するしかない!他にも「メガチルポ」「メガジンポ」といったドリンクメニューもあって、ネーミングがどこかユニークです。

注文した宇宙カレーは彩り鮮やかな野菜がトッピングされていて、見た目も楽しい一品。カレーは濃厚でコクがあり、サウナで流した汗の分の塩分も補給できそうな味わい。これは「サ飯」として大正解の選択でした。

ドリンクは「トロピカルスムージー」を選びましたが、これが予想以上に美味しくて驚き。サラサラではなくトロッとした食感で、果物の甘みが濃厚。サウナで失った水分と栄養を補給するのにぴったりです。

サウナと食事、両方楽しめるこの施設は、サウナー冥利に尽きますね。ちなみに、サウナのサブスク会員になるとカフェも割引になるそうで、お得感があります。東京にも増えてほしいサービスです。

スタッフロウリュとアウフグースの世界

SENSE saunaではロウリュのサービスが充実。定期的なスタッフロウリュや様々なゲストアウフギーサーによるイベントが、サウナ体験をより一層豊かにしてくれます。

毎時15分と45分に行われるスタッフロウリュ体験

SENSE saunaの「ZEN」サウナでは、毎時15分45分にスタッフによるロウリュサービスがあるんです。本来はオートロウリュの設備があったようですが、故障中とのことで、代わりにスタッフがロウリュを行っているとのこと。

僕が体験したのは15時15分のロウリュでした。スタッフさんがドアを開けて入ってくると、「ロウリュを行います」という簡単な挨拶の後、サウナストーンにアロマ水をかけ始めました。使われていたアロマはレモングラスのような爽やかな香り。ロウリュは2回に分けて行われ、1回目と2回目の間には少し間が空いて、熱気が広がるのを待つような感じでした。

その後、スタッフさんはタオルを使って熱波を送ってくれました。最上段にいた僕には熱波がしっかり届いて、思わず「あつっ!」と声が出そうになるほど。でも、それがたまらなく気持ち良いんですよね。スタッフさんの熱波は基本的な動きでしたが、しっかりと風が届く技術の高さを感じました。

様々なアウフグースイベントの魅力と特徴

SENSE saunaでは、定期的にゲストアウフギーサーを招いたイベントも開催されているようです。掲示板を見ると、「トルネードK山」さんや「熱波師ピエロ」さん、「ネパドルなみきんぐ」さんなど、個性豊かなアウフギーサーが出演するイベントがひっきりなしに行われていました。

特に面白そうだったのは、「社畜熱波」という演目。出勤日数に応じて熱波の強さが変わるというユニークなコンセプトで、サラリーマンの心を掴んだ企画だな〜と思いました。あと「ホストクラブ」や「メイドカフェ」をテーマにしたアウフグースもあるようで、エンターテイメント性が強いのが名古屋流なのかな?

東京のサウナでも最近はアウフグースイベントが増えていますが、ここまでバラエティ豊かなのは珍しい気がします。サブスク会員になると、これらのイベントにも割引があるようなので、名古屋に頻繁に来る人にはかなりお得かもしれませんね。機会があれば次回はぜひイベントに参加してみたいです。

SENSE saunaの隠れた魅力

タオル使い放題の気遣いや、アウフグースイベントの豊富さなど、一度の訪問では気づかない魅力が施設にはたくさん隠れています。

タオルとサウナマット使い放題のシステム

SENSE saunaの隠れた魅力の一つが、タオルとサウナマットが使い放題というシステム。これが思った以上に便利でした!サウナ室と水風呂を何度も行き来していると、タオルはすぐに濡れてしまいますよね。でも、ここでは気にせず新しいタオルを使えるので、いつでも清潔な状態で過ごせます。

サウナマットも同様に使い放題で、これが地味に嬉しい。サウナの床や座面は熱くなっていることが多いので、マットを敷けるのは快適さの大きな違いです。特に足元に敷くことで、熱さを調整できるのはポイント高いです。

タオルとマットは各所に設置されていて、使用済みのものを所定の場所に捨てるだけ。スタッフの方がこまめに回収・補充しているので、いつでも清潔なものが手に入ります。サービスとしては当たり前に思えるかもしれませんが、この「使い放題」という安心感が、リラックスして過ごせる一因になっていると感じました。

アウフグースイベントの豊富さと種類について

SENSE saunaでは、週に何度もアウフグースイベントが開催されていることがわかりました。施設内の掲示板や、LINE友だち登録した際の情報を見ると、毎週のように様々なアウフギーサーによるイベントが行われているんですね。

特徴的なのは、アウフグースの多様性です。「禅フグース」と呼ばれる瞑想的なものから、「ネパドルライブ」といったアイドルパフォーマンス的なもの、「カメハメ波」のような参加型イベントまで、バラエティ豊か。東京でも見たことがないような演出の数々に、名古屋のサウナ文化の独自性を感じました。

また、アウフギーサーの講習会も開催されているようで、自分もアウフグースをやってみたい人向けのイベントもあるんですね。「交流会」もセットになっていることが多く、サウナ仲間との交流も楽しめそうです。サウナの後のビール「オロポ」と一緒に乾杯する光景が目に浮かびます。SENSE saunaは単なるサウナ施設ではなく、サウナコミュニティの拠点になっているんだなと感じました。

SENSE saunaの総評

4種類のサウナと充実したととのいスペースに加え、宇宙をコンセプトにした独特の世界観が魅力。サウナ特化型施設ならではの強みと、いくつかの改善ポイントをまとめました。

4つのサウナとととのいスペースの魅力まとめ

SENSE saunaの最大の特徴は、なんといっても4種類のサウナが楽しめること。「ZEN」「OCEAN」「SUN」「MOON」とそれぞれ個性があり、その日の気分や体調に合わせて選べるのは贅沢です。特に「OCEAN」のセルフロウリュと「MOON」の個室感は、他のサウナ施設ではなかなか体験できない魅力でした。

ととのいスペースも3カ所あって、内気浴2つと外気浴1つというバリエーションの豊かさ。これだけあれば、混雑時でも休憩場所に困ることはないでしょう。個人的には「サテライト1」の宇宙音楽が流れる空間と、畳が敷かれたエリアが気に入りました。床にゴロンと横になれる場所があるのは意外と貴重です。

また、水風呂も3つあって一人用なのは、ある意味理想的。他の人を気にせずに入れるのは、心理的なハードルが下がります。もちろん混雑時には待ち時間が発生するかもしれませんが、平日は比較的空いていて快適に過ごせました。

宇宙をコンセプトにした都市型サウナの強みと弱点

宇宙」というコンセプトは、随所に見られる工夫で見事に表現されていました。天井の星座照明、サウナ室の名前、宇宙音楽、そして内装のデザインなど、統一感のある世界観が魅力です。特に水風呂の上の北斗七星などの照明は、非日常感を演出する素敵なアイデアだと思いました。

都市型サウナの強みは、何と言ってもアクセスの良さ。名古屋駅から徒歩6分という立地は、出張中でも気軽に立ち寄れる大きなメリットです。またシンプルに「サウナに集中」した施設設計は、無駄なものを削ぎ落としたミニマルな魅力があります。

一方で弱点もいくつか。一番は温浴施設がないこと。温かいお風呂がないので、冬場は少し寒いかもしれません。またシャワーの水圧の弱さや、水風呂が3つあるのに全て同じ温度というのは、もったいない気がします。あと、外気浴に行くのにサウナパンツを着用する手間は、慣れるまでは少し面倒に感じるかもしれませんね。

サブスクプランとリピート価値について

SENSE saunaには様々な料金プランや会員制度があり、利用頻度に応じた選択肢が豊富。名古屋出張時の定番サウナとしての価値も検証します。

様々なプランと月額会員制度の特徴

SENSE saunaには、単発利用の時間制料金だけでなく、様々なサブスクリプションプランがあります。月額1,000円で月1回60分利用できるプランや、月額2,000円で月1回120分利用できるプランなど、使用頻度に合わせた選択肢があるんですね。

驚いたのは月額30,000円の入り放題プラン!東京のサウナでもこういうプランはなかなか見かけないので、思い切った設定だなと思いました。でも、これは会社のカードで決済できるそうで、インボイス対応もしているとのこと。ビジネスマン向けのプランということなんでしょうか。付帯するサービスとして、会議室の利用カフェバーでの割引もあるようです。

実はLINE登録すると、初回100円引きのクーポンがもらえるというサービスもありました。小さなことですが、こういうちょっとした心遣いが嬉しいですね。あとはスタンプカードのようなもの(サブスクチケット)もあるそうで、お得に利用できる仕組みが整っています。

名古屋出張時の定番スポットとしての可能性

名古屋駅から徒歩6分という立地の良さは、出張時のサウナスポットとして最高の条件です。特に出張の合間のスキマ時間に利用するのに最適で、今回僕も2時間の空き時間でサクッと利用できました。

価格は60分1,700円(平日)、90分2,000円(平日)と、東京の都心部のサウナと比べても特別高くはない印象です。2時間使っても2,300円なので、出張手当の範囲内で利用できる金額設定も魅力的です。

また、同フロアにカフェバーがあるのも出張者にとってはありがたいポイント。サウナ前後に軽食を取ったり、コワーキングスペースとして活用したりもできます。ノートPCを持ち込んで作業している人もいましたから、サウナ前後の時間も有効活用できそうです。

次回名古屋出張の際は、スケジュールにSENSE saunaの時間を組み込もうと思います。朝一番で行って目覚めるのもいいし、夕方に行って一日の疲れを癒すのもいいでしょうね。「名古屋出張の定番コース」になりそうな予感がします。

季節によるSENSE saunaの楽しみ方

季節によって変わるサウナの楽しみ方。夏も冬も快適に過ごすためのSENSE saunaならではのポイントを考えてみました。

夏のSENSE saunaでクールダウンする方法

真夏のサウナは、外の暑さもあって少し敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、SENSE saunaなら内気浴スペースが充実しているので安心です。冷房の効いた「サテライト1」と「サテライト2」では、真夏でも快適に「ととのい」の時間を過ごせそうです。

外気浴スペースは夏だと暑いかもしれませんが、逆にサウナとの温度差が少ないので、体への負担が減るという利点も。むしろ、水風呂から上がった後のちょうど良い温度感を楽しめるかもしれません。

また、夏場は水風呂の重要度が増します。SENSE saunaの水風呂は**15〜16℃**と、程よい冷たさなので、暑い時期の体温調整に最適です。セルフロウリュができる「OCEAN」と「MOON」で程よく汗をかいた後、水風呂でしっかり冷やせば、真夏の暑さも忘れられるでしょう。

カフェスペースでは、スムージーチルポなどの冷たいドリンクもあるようなので、サウナ後の水分補給にぴったりですね。夏こそサウナで代謝を上げ、暑さに強い体を作る絶好の機会かもしれません。

冬のSENSE saunaでホットな体験をする工夫

一方、冬のSENSE saunaも魅力的です。特に「ZEN」サウナは、ストーブが2台もあるのでしっかりと温まれるでしょう。また「SUN」は100℃を超える高温サウナなので、寒い日に訪れれば芯から温まれそうです。

ただ、SENSE saunaは温浴施設がないので、寒い日は少し工夫が必要かもしれません。例えば、サウナの滞在時間を通常より長めにして、しっかり体を温めておくとか。または、サウナと水風呂の往復回数を増やして、代謝を上げておくとか。

外気浴スペースは冬だと寒いかもしれませんが、そこで冷える分、再度サウナに入った時の温度差の気持ち良さは格別でしょう。また、テラスにある「MOON」サウナは小さい分、すぐに室温が上がるので、外気浴との組み合わせで絶妙な温冷交代浴が楽しめるはずです。

冬場は特に「サテライト1」と「サテライト2」の内気浴スペースが重宝しそうです。畳のある空間で横になり、暖かい室内で整う贅沢。これぞ冬のサウナの醍醐味ではないでしょうか。カフェで温かいドリンクを飲んで、身体の芯まで温めてから帰るのも良さそうです。

SENSE saunaの進化の可能性

オープンから1年足らずのこの施設。すでに変化している部分や今後のさらなる進化に期待したい点を探ってみました。

オープンから1年、変わりゆく施設の魅力

SENSE saunaは2023年11月にオープンして、まだ1年経っていない新しい施設です。しかし、短期間ですでにいくつかの変化が見られました。例えば、当初は紙製だった外気浴用のサウナパンツが、今はより耐久性のあるナイロン製に変わっていたり。これは環境にも配慮した良い変更だと思います。

また、口コミでは以前「水風呂の横に掛け水用の桶がある」という記述もありましたが、現在は水風呂に入る前にシャワーを浴びるルールに変わっていました。こちらも水風呂の水質を保つための工夫でしょう。

休憩スペースでは、新しい椅子が増えていたようです。特に「KingCamp」のリクライニングチェアは評判が良いようで、休憩スペースの充実化が進んでいるようです。また、内気浴BGMの選曲やスタッフによるロウリュの頻度なども、少しずつ改善されているようです。

まだ新しい施設ですが、こうした小さな改善を積み重ねて、より快適な空間になるよう努力している様子が伝わってきました。サウナー目線での細かい調整が嬉しいですね。

今後に期待できる改善ポイントとリクエスト

SENSE saunaは素晴らしい施設ですが、いくつか改善してほしいポイントもあります。まず一番は、オートロウリュの修理。現在故障中とのことですが、本来の姿に戻ってほしいですね。

次に、水風呂の温度バリエーション。3つあるなら、例えば「10℃」「15℃」「20℃」など、温度差をつけてくれれば用途に応じて選べて便利だと思います。また、シャワーの水圧アップも望みたい点です。特に長髪の方は、シャワーの水圧が弱いと洗い流しにくいでしょう。

ロウリュやアウフグースに関しては、定時性の向上を期待します。「毎時15分と45分」と明記されているのに、スタッフが時間通りに来ないことがあるようで、それは少し残念です。事前に「都合により行えない場合もある」と記載があると親切かもしれません。

あと欲を言えば、温浴施設があれば完璧なんですが、スペースの制約もあるでしょうからなかなか難しいかもしれませんね。でも、小さくていいので温かいお湯の浴槽があると、冬場も安心して利用できそうです。

とはいえ、これらは贅沢な要望で、現状でも十分満足できる施設です。今後どのように進化していくのか、楽しみにしています。

名古屋サウナ巡りのスタートとして

SENSE saunaを起点に広がる名古屋のサウナ文化。この地域ならではの特徴と、これから巡るべき名古屋のサウナスポットについて考えてみました。

SENSE saunaから広がる名古屋サウナマップ

名古屋のサウナ事情については、正直あまり詳しくなかったのですが、SENSE saunaをきっかけに他の名古屋サウナにも興味が湧いてきました。口コミや掲示物から、名古屋にはまだまだ魅力的なサウナがたくさんあるようです。

例えば「サウナイーグル」という施設は、アウフギーサーが多く出演するイベント会場としても人気のようです。また「キワミサウナ」や「Cred Spa SAUNA」、「ウェルビー栄」なども何度も口コミに登場していました。SENSE saunaとはまた違った魅力があるようで、次回の名古屋訪問ではサウナ巡りをしてみたい気持ちが高まります。

面白いのは、施設間の交流が活発なようで、あるサウナのアウフギーサーが他のサウナに出張して行うイベントなども頻繁に行われているようです。「トルネードK山」さんや「熱波師ピエロ」さんなど、名古屋を拠点に活動している熱波師の方々も多いようで、名古屋のサウナシーンの活気を感じます。

名古屋サウナ文化の特徴とSENSE saunaの位置づけ

東京と比較して、名古屋のサウナ文化には独自の特徴がありそうです。特に印象的だったのは、アウフグースイベントの多様性と頻度。「社畜熱波」や「ネパドルライブ」、「禅フグース」など、バラエティ豊かな演目が頻繁に行われています。

また、アウフギーサーの講習会やサウナー同士の交流会も盛んなようで、サウナを中心としたコミュニティ形成が活発に行われているようです。東京のサウナもイベントは増えていますが、名古屋ほど地域に根付いた感じはしません。

そんな名古屋サウナ文化の中で、SENSE saunaは新しい風を吹き込んだ存在のようです。従来の大衆浴場的なサウナとは一線を画し、宇宙をテーマにした都市型サウナという新しいジャンルを作り出しました。名古屋駅近くという立地も含め、ビジネス利用サウナ文化を橋渡しする役割も担っているようです。

名古屋のサウナ文化は、思った以上に深く広がっていることを知りました。これを機に、名古屋のサウナをもっと開拓してみたいという欲が出てきましたね。SENSE saunaは、名古屋サウナ巡りの素晴らしい入口となってくれました。

このサウナがおすすめの人、そうでない人

SENSE saunaは誰にでも合うわけではありません。どんな人にピッタリで、どんな人には別の選択肢をおすすめすべきかを分析してみました。

ビジネスマンやサウナ上級者に響くポイント

SENSE saunaは、特にビジネスマンサウナ上級者に向いている施設だと感じました。まず立地が名古屋駅から徒歩6分という好条件。出張の合間や仕事帰りに立ち寄るのに最適です。コワーキングスペースやカフェも併設されているので、サウナ前後の時間も有効活用できます。

サウナ上級者にとっては、4種類のサウナがあることで飽きずに楽しめるのがポイント高い。特に「OCEAN」と「MOON」でのセルフロウリュ体験は、自分好みの湿度に調整できるので、サウナに慣れている人には満足度が高いでしょう。また、アウフグースイベントも頻繁に行われているので、サウナの深い楽しみ方を知っている人なら、イベントに合わせて訪れるのも良いですね。

あとは、サテライト1サテライト2という2つの内気浴スペースがあるのも、サウナ上級者には嬉しいポイント。「ととのい」の時間をどこで過ごすか、選択肢が広がります。畳のスペースがあるのも独自の魅力です。サウナ→水風呂→休憩のサイクルをじっくり味わいたい人に向いています。

サウナ初心者や温浴派への注意点と代替案

一方、サウナ初心者温浴派の方には、少し注意点があります。まず、SENSE saunaには温浴施設がないので、温かいお風呂が好きな方には物足りないかもしれません。特に冬場は、サウナと水風呂の温度差だけでは物足りなく感じるかも。

また、サウナ初心者にとっては、サウナ→水風呂→休憩のサイクルがまだ慣れていないことも多く、その場合は徐々に体を慣らせる温浴が助けになります。そういう方には、「スパ泉の森」などの総合温浴施設の方がおすすめかもしれません。

水風呂が苦手」という方も、SENSE saunaでは少し厳しいかも。水風呂が3つありますが、温度は全て**15〜16℃**前後で、温めの水風呂がないからです。「サウナ→温かいお風呂→冷たいお風呂」のように徐々に体を慣らしていくステップが取れません。

サウナの基本をまず体験したい方や、ゆっくりと温浴も楽しみたい方には、「ウェルビー」シリーズなどの方が向いているかもしれませんね。それでもSENSE saunaに行きたい場合は、平日の空いている時間帯に訪れて、ゆっくりとマイペースで体験することをおすすめします。

最後に、SENSE saunaの良い点・惜しい点

訪問して感じた、施設の素晴らしい点と改善の余地がある点をまとめました。総じて高評価ながら、いくつかの課題も見えてきます。

都市型サウナの強みを活かした施設設計の魅力

SENSE saunaの最大の魅力は、都市型サウナの強みを最大限に活かした設計にあると思います。限られたスペースの中で、4種類のサウナ3つのととのいスペースを実現したのは見事です。それでいて、どこも狭さを感じさせない空間設計になっています。

宇宙」というテーマ設定も秀逸で、スペースの制約を逆手に取った発想です。北斗七星やカシオペア座をモチーフにした照明や、宇宙音楽が流れる内気浴スペースなど、随所に工夫が見られます。

また、タオルとサウナマット使い放題のシステムや、アメニティの充実度も高評価ポイント。POLAのシャンプーや雪肌精の化粧水は、一般的なサウナではなかなか見られない贅沢です。カフェバーが併設されていることで、サウナ前後の時間も充実させられるのも大きな魅力ですね。

サウナ特化型施設としては、非常に完成度が高いと感じました。特にサウナ室のバリエーションと、セルフロウリュができる点は特筆すべき魅力です。名古屋駅近くでこの質の高いサウナが楽しめるのは、出張者には本当にありがたい存在だと思います。

水風呂の改善点とシャワー水圧への要望

惜しい点としては、まず水風呂について。3つの水風呂がすべて同じ温度(15℃前後)というのは、もったいない気がします。せっかく3つあるのですから、例えば「冷ため」「標準」「少し温め」など、温度差をつけてくれると選択肢が広がるのにな、と思いました。

また、シャワーの水圧の弱さお湯の温度の不安定さは、多くの口コミでも指摘されている点です。特に冬場は、お湯の温度が安定しないのは辛いかもしれません。この部分は早急に改善してほしいポイントですね。

そして、「オートロウリュの故障」も残念でした。本来はサウナストーブの上部にオートロウリュの設備があるようですが、現在はスタッフが手動でロウリュを行っている状態。しかも、「毎時15分と45分」と明記されているのに、スタッフが来ないことがあるという声もちらほら。定時性の面でも改善が必要かもしれません。

最後に、温浴施設がないことは、施設のコンセプト上仕方ないことですが、特に冬場や疲れている時には、温かいお風呂があるとより快適に過ごせると思います。少なくとも、シャワーはもう少し使いやすくなるといいなと感じました。

とはいえ、これらの点は贅沢な悩みで、全体としては非常に満足度の高い施設でした。今後の進化にも期待しています。

スポンサーリンク
ABOUT ME
大塚誠也
大塚誠也
おおつか せいや

サウナ大好きサラリーマン。
外回り中、仕事帰りにサウナを巡っています。
サウナ上がりのオロポとおいしいご飯が大好物
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました