【体験記】国立競技場前にできたサウナ施設TOTOPAがやばかった!163cmの深水風呂と左室・右室・ナ室それぞれの特徴を徹底解説
2024年春にオープンした「TOTOPA」
SNSで話題沸騰中の新スポット
最近、インスタグラムを眺めていると、妙に洒落た内装の写真が目に付くようになった。ハッシュタグを見てみると、どうやら「#TOTOPA」というらしい。サウナ好きの私としては、気になって仕方がない。東京にまた新しいサウナができたのかな?と思いつつ、ちょっと調べてみることにした。
すると、なんと国立競技場のすぐ隣、明治公園内にオープンしたばかりの新しいサウナ施設だということが分かった。場所柄からして、かなり期待できそうだ。SNSの投稿を見ていると、左室、右室、ナ室という3つのサウナがあるらしい。それぞれ違った雰囲気で、個性的な空間になっているようだ。特に左室の青い照明が印象的で、まるで近未来的な空間のようだ。
水風呂も163cmもの深さがあるというから、きっと全身で冷たさを味わえるんだろう。そう考えただけでワクワクしてくる。ドリンクバーもあるらしく、サウナ上がりの喉を潤すのにぴったりだ。これは行くしかない!と心に決めた。
サウナ好きの同僚からの熱烈推薦
その日の昼休み、いつものようにお弁当を食べながら同僚と雑談していると、「ねえねえ、TOTOPAって行った?」と尋ねられた。驚いたことに、昨日SNSで見かけたばかりのあのサウナだ。どうやら、この同僚も私と同じくサウナ好きらしい。
「まだだよ。でも気になってるんだ。どうだった?」と聞くと、同僚の目が輝きだした。「最高だよ!特に左室がすごくて、まるで宇宙にいるみたいな気分になるんだ。それに、水風呂がめちゃくちゃ深いの。全身浸かれるから、サウナ上がりの暑さがみるみる取れていくんだよ」
同僚の熱弁は止まらない。「それに、ドリンクバーがあるんだけど、デカビタとダカラを混ぜたデカラっていうドリンクがあってね。これがまた美味しくて、ついつい飲み過ぎちゃうんだ」
話を聞いているうちに、私の中でTOTOPAへ行きたい気持ちがますます高まっていく。「よし、今度の週末に行ってみようかな」と言うと、同僚は「絶対行った方がいいよ!」と太鼓判を押してくれた。これで決心がついた。週末は、TOTOPAでサウナを楽しむことにしよう。
仕事帰りに足を運ぶ
最寄駅からは少し歩く距離
結局、週末を待ちきれず、仕事帰りにTOTOPAへ向かうことにした。オフィスのある新宿から千駄ヶ谷駅まで、山手線でひと駅。電車に揺られながら、これからのサウナタイムに思いを馳せる。
千駄ヶ谷駅を出て、googleマップを頼りに歩き始める。駅から10分くらいかかるらしい。普段はあまり歩かない道だが、新しい発見があるのも楽しい。途中、おしゃれなカフェや古い民家が並ぶ住宅街を抜けていく。東京の都心とは思えないほど静かな街並みだ。
歩いていると、だんだん国立競技場が見えてくる。その大きさに圧倒されながら、さらに歩を進める。そういえば、ここで観戦したことはまだないな。いつか機会があれば、スポーツ観戦の前にTOTOPAでサウナを楽しむのもいいかもしれない。そんなことを考えながら歩いていると、あっという間に10分が過ぎていた。
明治公園の新しい顔
国立競技場のすぐ隣に、明治公園が広がっている。昔来たときとは様子が随分変わっていて、きれいに整備されているのが分かる。公園の中を歩いていると、現代的なデザインの建物が目に入った。これがTOTOPAか。
外観を見ただけで、普通の銭湯とは違う雰囲気が伝わってくる。ガラス張りの部分が多く、開放的な印象だ。周りの緑と調和しているのも素敵だ。建物の前には「TOTOPA」という文字が、左右ナと書かれている。これが3つのサウナを表しているんだな。
公園内にサウナができるなんて、なんだか不思議な感じがする。でも、よく考えてみれば理にかなっている。自然に囲まれた環境でサウナを楽しめるなんて、贅沢じゃないか。これは期待できそうだ。
深呼吸して、いよいよ入口に向かう。仕事の疲れを癒すのにこれ以上ない場所に来られた気がする。さあ、どんな体験が待っているだろうか。ワクワクが止まらない。
期待に胸を膨らませて入店
LINEで会員登録、スムーズなチェックイン
TOTOPAの入口に立つと、まず目に入ったのは「LINEで会員登録をお願いします」という案内だった。なるほど、ここはハイテクなんだな。スマホを取り出し、言われた通りにLINEアカウントを追加する。すると、すぐに会員登録用のリンクが送られてきた。名前や生年月日を入力し、あっという間に登録完了。これで準備オッケーだ。
受付に向かうと、笑顔の良い女性スタッフが迎えてくれた。「初めてですね。ようこそTOTOPAへ」と優しく声をかけてくれる。LINEで表示されたQRコードを見せると、スムーズにチェックインできた。時間制の料金システムで、滞在時間に応じて後払いになるらしい。これなら、ゆっくり楽しめそうだ。
「お客様、こちらのフェイスパックをお選びください」と、4種類のパックを見せてくれた。どれも良さそうだけど、とりあえずハイドレーティング効果のありそうなものを選んでみる。「では、ごゆっくりお楽しみください」というスタッフの言葉に送られ、いよいよ館内へ。
高級感漂う内装に圧倒される
館内に一歩足を踏み入れた瞬間、その雰囲気に圧倒された。これが本当にサウナ施設なのか?と目を疑うほどの高級感だ。床や壁は落ち着いた色合いで統一され、照明も柔らかい。まるで高級ホテルのスパにでも来たような錯覚を覚える。
案内に従って進むと、広々としたロッカールームが現れた。ロッカーの数が多いのに驚く。しかも、普通のロッカーより一回り大きいようだ。これなら荷物を置くのに困らなさそうだ。
ロッカールームを抜けると、そこには広々とした休憩スペースが広がっていた。インフィニティチェアが何脚も並んでいる。ここで寝転がって外気浴をするんだろうな。窓の外には緑が見える。明治公園の中にあるんだから、当たり前か。でも、こんなに自然を感じられるサウナは珍しい。
さらに進むと、ドリンクバーが目に入った。水やお茶はもちろん、デカビタやダカラまである。そして、なんとノンアルコールビールまで!ここまで充実しているとは思わなかった。これは楽しみだ。
高級感あふれる空間に、期待が膨らむ。どんなサウナ体験ができるんだろう。早く試してみたい気持ちでいっぱいになる。
脱衣所でのワクワクタイム
広々としたロッカールームに感動
ロッカールームに入ると、その広さに驚かされた。天井が高く、開放感がある。ロッカーの数も多く、混んでいる時間帯でも余裕がありそうだ。それぞれのロッカーの前には、ベンチが設置されている。これは便利だな。靴下を履くときや、荷物を整理するときに重宝しそうだ。
ロッカーを開けてみると、中は予想以上に広い。大きめのバッグも余裕で入りそうだ。仕事帰りに寄ったので、スーツケースを持ってきていたが、これなら問題なく収まりそうだ。
ロッカールームの隅には、大きな姿見も設置されていた。身だしなみをチェックするのに便利だ。全体的に清潔感があり、落ち着いた雰囲気。これならゆっくりと準備ができそうだ。
アメニティの豊富さに驚き
ロッカーに荷物を収納し、身支度を整えようとしたとき、ふと気づいた。アメニティコーナーがやけに充実している。普通のサウナなら、シャンプーとボディソープくらいしかないものだが、ここは違う。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープはもちろん、洗顔料まである。しかも、ただの洗顔料ではない。OSAJIというブランドのものだ。これ、結構いいやつじゃないか。
さらに驚いたのは、化粧水や乳液まで置いてあること。こんな贅沢なアメニティ、初めて見た。
ドライヤーコーナーに目をやると、そこにはReFaのドライヤーが並んでいる。これもかなり高級なやつだ。さらには、ヘアアイロンまである。まるで自宅のドレッサーのよう。
タオルも使い放題らしい。大小のタオルが山積みになっている。これなら、サウナと水風呂を何度も行き来しても大丈夫そうだ。
ここまで充実したアメニティがあれば、手ぶらで来ても全然問題なさそうだ。むしろ、わざわざ荷物を持ってくる必要がないくらいだ。これは嬉しい誤算だった。
さて、準備も整った。いよいよサウナへ向かおう。どんな体験が待っているんだろう。期待に胸を膨らませながら、浴室へと足を踏み入れた。
「左室」で未来的サウナ体験
青い光に包まれた不思議空間
浴室に入り、まず向かったのは「左室」だ。ドアを開けた瞬間、目を疑った。そこは、まるで異次元空間のような世界が広がっていた。
部屋全体が青い光に包まれている。壁には格子状の青いLEDライトが幾何学的に配置され、まるでSFの世界に迷い込んだかのような錯覚を覚える。天井も高く、開放感がある。この光の演出、なかなかユニークだな。
サウナ室の奥には大きな鏡が設置されていて、青い光の中で自分の姿が幻想的に映し出されている。汗をかいていく過程が、まるで特殊効果のように見える。面白い仕掛けだ。
BGMも独特だ。電子音楽のような、宇宙空間を漂っているような音楽が流れている。視覚と聴覚で刺激されながらのサウナ体験、これは新鮮だ。
汗が吹き出す、驚きの熱さ
座ってみると、温度計は95度を指している。かなり高温だ。でも、天井が高いせいか、それほど息苦しさは感じない。むしろ、じわじわと体が温まっていく感覚が心地よい。
しばらくすると、汗が吹き出してきた。青い光の中で、汗の粒が光って見える。まるで、自分の体から星屑が飛び散っているような錯覚さえ覚える。
そうこうしているうちに、突然「シュー」という音が聞こえた。どうやら、オートロウリュが始まったようだ。熱い蒸気が部屋中に広がり、一気に湿度が上がる。思わず深呼吸をしてしまう。
熱さと湿度が相まって、体中から汗が噴き出してくる。でも、不思議と苦しくない。むしろ、体の芯から温まっていくような心地よさがある。青い光の中で、自分の体が溶けていくような感覚さえ覚える。
時間がゆっくりと流れていく。何分経ったんだろう。気がつけば、体中が汗でびっしょりだ。もう十分に温まったかな。そろそろ水風呂に向かおう。
立ち上がると、少しめまいがした。でも、それも心地よい。まるで、宇宙旅行から帰ってきたような感覚だ。ドアを開け、現実世界に戻る。
左室での体験は、これまでのサウナとは一線を画すものだった。視覚や聴覚も刺激される新しいサウナの形。これは面白い。他の部屋はどんな感じだろう。ますます楽しみになってきた。
青色のLEDは実際には写真よりも眩しく感じる気がしました。
163cmの深水風呂で全身リフレッシュ
息を止めて潜る、爽快感
左室を出て、次に向かったのは噂の深水風呂だ。そこに辿り着くと、その深さに驚いた。まるでプールのようだ。水面までの高さが腰くらいまであり、階段を降りて入るようになっている。
おそるおそる足を踏み入れると、その冷たさに思わず息を呑む。水温計を見ると11.7度。かなり冷たいじゃないか。でも、サウナで温まった体には丁度いい。
深呼吸をして、思い切って全身を沈める。水の中に入ると、体の熱が一気に奪われていく感覚がする。頭まですっぽり覆われる深さだ。まるで小さな滝つぼにでも飛び込んだような気分になる。
水中で目を開けてみると、青く光る水中照明が幻想的だ。サウナの青い光と相まって、まるで異世界にいるような気分になる。
数秒間、水中で息を止める。体の芯まで冷えていく感覚が心地よい。サウナで溜まった熱が、みるみる吸い取られていく。
冷水と温水の交互浴を楽しむ
水面に顔を出すと、思わず「プハー!」と声が出る。体中がピリピリするような爽快感だ。全身の毛穴が一斉に引き締まったような感覚。これぞ、サウナ上がりの醍醐味だ。
深水風呂から上がると、すぐ隣に浅めの水風呂があることに気づいた。こちらの水温は15度くらいだった。深水風呂ほど冷たくはないが、それでも十分に冷たい。
ここで面白い発見をした。この二つの水風呂の隣に、温かい湯船があるのだ。水温は40度くらい。交互に入ってみたら面白そうだ。
さっそく試してみる。まず深水風呂に全身浸かり、それから温かい湯船へ。体が芯から温まる。そして再び深水風呂へ。この温度差が、体に良い刺激を与えてくれる。
この冷水と温水の交互浴を数回繰り返す。毎回、体が新しく生まれ変わるような感覚がする。血行が良くなっているのを実感できる。
最後は浅めの水風呂でクールダウン。体の熱が適度に抜け、心地よい体温になった。
この深水風呂での体験は、想像以上に刺激的で爽快だった。サウナと組み合わせることで、その効果がさらに増幅される。これは病みつきになりそうだ。さて、次はどこに行こうか。外気浴スペースが気になる。そこで一息つこう。
外気浴で都会の風を感じる
インフィニティチェアでゆったりと
水風呂から上がり、タオルで体を軽く拭いてから外気浴スペースへ向かった。そこには、噂のインフィニティチェアが何脚も並んでいる。これは贅沢だ。
まだ空いているチェアを見つけ、そっと身を預ける。ああ、なんて心地いいんだ。背中から太ももにかけて、体全体がチェアに包み込まれる感覚。まるで無重力状態のような浮遊感がある。
目を閉じ、深呼吸をする。すると、心地よい風が頬をなでていくのを感じた。天井には大きな扇風機が回っている。自然の風ではないけれど、サウナ上がりの熱い体には丁度いい。
体の力が抜けていくのを感じる。サウナと水風呂で疲れていた体が、みるみるうちに回復していくのが分かる。ここなら、いくらでも寝ていられそうだ。
国立競技場の熱気を感じながら
ふと、隣のチェアで寛いでいる人たちの会話が耳に入ってきた。どうやらサッカーの試合を観戦した後に来たらしい。試合の興奮冷めやらぬ様子で、熱く語り合っている。彼らの表情を見ていると、スポーツ観戦後のサウナは格別なんだろうなと想像してしまう。
そういえば、ここは会話OKなんだったな。静かに整いたい人には少し賑やかかもしれない。でも、この開放的な空間では、ほどよい会話も心地よく感じる。
TOTOPAの立地の良さを実感する。国立競技場のすぐ隣、明治公園の中。都心にいながら、自然を感じられる絶妙な場所だ。仕事帰りに立ち寄るのに最適だし、休日にゆっくり過ごすのもいいだろう。
体が十分に冷めてきたのを感じる。そろそろ次のサウナに向かおうか。まだ体験していない「右室」が気になる。どんな雰囲気なんだろう。期待に胸を膨らませながら、ゆっくりとチェアから身を起こした。
「右室」で瞑想的サウナタイム
和の雰囲気漂う静寂の空間
外気浴で体を冷ましたあと、次に向かったのは「右室」だ。ドアを開けると、そこには左室とは全く異なる空間が広がっていた。
部屋全体が赤みがかった暖色系の照明に包まれている。壁は木目調で、どこか和の雰囲気が漂う。左室の未来的な雰囲気とは対照的だ。
驚いたのは、個室風の仕切りがあること。それぞれの空間に丸い座布団のようなものが置かれている。まるで座禅でも組むような雰囲気だ。
BGMも左室とは違い、静かな環境音楽が流れている。波の音や森の音が聞こえてくる。ここは瞑想するための空間なのかもしれない。
温度計を見ると、85度。左室ほど高温ではないが、十分に暑い。でも、この雰囲気のおかげか、心が落ち着いてくるのを感じる。
ゆったりと心を整える時間
一つの仕切りスペースに腰を下ろす。丸い座布団は意外と座り心地が良い。正座をするのではなく、あぐらをかいて座る。この姿勢が、リラックスするのに一役買っている。
目を閉じ、深呼吸をする。すると、ふわりと香りが漂ってきた。どうやらアロマオイルでも使っているのだろうか。ヒノキのような、爽やかな木の香り。これがまた心地良い。
じわじわと汗が出てくる。左室ほど激しくはないが、むしろこのゆっくりとした汗の出方が心地よい。体の中の毒素が、少しずつ排出されていくような感覚だ。
時折、「シュー」という音が聞こえる。オートロウリュだ。蒸気が部屋中に広がり、湿度が上がる。でも、左室ほど激しくはない。むしろ、優しく包み込まれるような感覚だ。
目を閉じたまま、呼吸に意識を向ける。吸って、吐いて。ゆっくりと、規則正しく。雑念が消えていき、心が澄んでいくのを感じる。
気がつけば、かなりの時間が経っていた。でも、全く苦しくない。むしろ、もっとこの状態でいたいくらいだ。
ゆっくりと目を開ける。体中から汗が滴り落ちている。でも、心はとてもクリアだ。まるで、心の中まで汗と一緒に浄化されたような感覚。
この「右室」での体験は、単なる発汗や温まり以上のものを与えてくれた。心と体、両方をリフレッシュできる空間。これは新しいサウナの形だ。
深呼吸をして、ゆっくりと立ち上がる。体が軽くなった気がする。さて、次はどこに行こうか。そういえば、まだ「ナ室」に入っていなかったな。
「ナ室」でサウナ談義に花を咲かせる
会話可能なサウナの新しい形
「右室」での静かな時間を過ごした後、最後に向かったのは「ナ室」だ。ドアを開けると、そこには左室とも右室とも違う、独特の雰囲気が広がっていた。
まず目に入ったのは、壁際に設置された小さなテーブルだ。サウナ室にテーブル?と一瞬戸惑ったが、すぐにその理由に気づいた。ここは会話可能なサウナなのだ。
部屋の雰囲気も、他の二つとは違う。木目調の壁と、程よい明るさの照明。どこか和モダンな印象を受ける。BGMは懐かしの日本の歌謡曲。思わず口ずさみたくなるような曲が流れている。
温度計を見ると90度。かなりの高温だが、なぜか息苦しさは感じない。湿度が程よいせいだろうか。
中には既に数人のサウナーがいて、静かに会話を楽しんでいる。みんな、リラックスした表情だ。この雰囲気なら、初対面の人とも自然に会話が弾みそうだ。
席を探していると、ある男性が声をかけてきた。「よかったら、こちらどうぞ」。そう言って、隣の席を指さす。ありがたく隣に座ることにした。
セルフロウリュで熱気アップ
男性と軽く挨拶を交わし、座る。すると、男性が「ちょうどいいタイミングですよ。もうすぐセルフロウリュの時間です」と教えてくれた。
セルフロウリュ?そう、このサウナ室の特徴の一つだった。15分に1回、自分たちでロウリュができるのだ。
しばらくすると、砂時計が切れた。「じゃあ、やってみましょうか」と男性が立ち上がり、壁に掛けられた木製のバケツを手に取る。中には香りのよい水が入っている。
男性がゆっくりと水をサウナストーンにかける。「シュー」という音とともに、蒸気が立ち上る。部屋中に良い香りが広がった。
一気に温度と湿度が上がる。でも、不思議と苦しくない。むしろ、心地よい熱さだ。体中の毛穴が開いていくのを感じる。
「ここのセルフロウリュ、いいですよね」と男性が話しかけてくる。「香りも選べるし、自分たちでできるのが楽しいんです」
そこから、自然とサウナ談義が始まった。お互いの好きなサウナ、ロウリュの技術、水風呂の温度…話題は尽きない。
他の人も会話に加わってきて、いつの間にか部屋全体が和やかな雰囲気に包まれていた。サウナの熱さと相まって、心も体も温まっていく。
ふと気づくと、かなりの時間が経っていた。でも、全く苦しくない。むしろ、もっとこの空間にいたいくらいだ。
この「ナ室」での体験は、サウナの新しい楽しみ方を教えてくれた。黙って座っているだけでなく、コミュニケーションを楽しむ。これもまた、サウナの醍醐味の一つなのかもしれない。
汗びっしょりになりながらも、満足感でいっぱいになって「ナ室」を後にした。さて、そろそろ水分補給が必要だな。噂のドリンクバーに向かおう。
ドリンクバーで水分補給タイム
デカラの魅力にハマる
サウナでたっぷり汗をかいた後は、やっぱり水分補給が大切だ。TOTOPAのドリンクバーは、サウナ上がりの喉を潤すのにぴったりだと聞いていた。期待を胸に、ドリンクコーナーへ向かう。
到着してみると、その充実ぶりに驚かされた。普通の水やお茶はもちろん、スポーツドリンク、炭酸飲料まである。しかも、全て飲み放題だ。これは嬉しい。
中でも気になったのは、「デカラ」という見慣れない飲み物だ。よく見ると、デカビタとダカラを混ぜたオリジナルドリンクらしい。面白そうだな。さっそく試してみることにした。
グラスに注いでみると、ほんのり黄色がかった透明な液体が現れた。一口飲んでみる。おっ、これはうまい!デカビタの爽やかさとダカラのまろやかさが絶妙なバランスで混ざり合っている。しかも、炭酸がしっかり効いていて、喉越しが最高だ。
気がつくと、あっという間に一杯目を飲み干していた。これは病みつきになりそうだ。もう一杯いただこう。
ノンアルビールで乾杯気分
デカラを楽しんでいると、隣に立っていた人が興味深そうにこちらを見ていた。「あの、それって美味しいんですか?」と尋ねてくる。
「ええ、これがまた絶品なんですよ」と答えると、その人も試してみることに。一口飲んだ瞬間、目を丸くして「おお!これは確かに美味しい!」と感嘆の声を上げた。
そこからしばらく、デカラの魅力について語り合う。サウナ上がりの体に、この飲み物がどれだけ合うか。汗で失われた塩分と水分を、これ一本でしっかり補給できる素晴らしさ。話は尽きない。
そんな会話を楽しんでいると、ふと目に入ったのがノンアルコールビールのサーバーだった。えっ、ここにもあるの?
「せっかくだから、ノンアルビールで乾杯しませんか?」と提案してみる。相手も快く同意してくれた。
ビールサーバーからグラスに注ぐ。泡立ちも見た目も、まるで本物のビールのよう。グラスを軽く合わせて「カンパーイ!」
喉を通る感覚は、まさにビール。アルコールは入っていないけど、なんだか気分が高揚してくる。サウナ上がりのビールって、こんなに美味しかったっけ?
ノンアルビールを飲みながら、サウナでの体験を振り返る。左室の近未来的な空間、右室での瞑想的な時間、ナ室でのコミュニケーション。どれも新鮮で刺激的な体験だった。
ふと時計を見ると、もう2時間近く経っていた。でも、まだまだ帰りたくない。もう少しここでゆっくりしていこう。そう思いながら、もう一杯のデカラを注ぐ。TOTOPAでの時間は、こうして贅沢に流れていった。
ReFaのドライヤーで仕上げ
スキンケアを終えたら、次は髪のケアだ。シャンプー台に向かうと、そこにもびっくりするような発見が。
シャンプーもコンディショナーも、高級ブランドのものが置いてある。香りがとてもいい。頭皮をマッサージしながら、丁寧に洗う。
洗い終わって鏡の前に立つと、そこにはReFaのドライヤーが。これ、結構高級なやつじゃないか。家でも欲しいと思っていたけど、なかなか手が出なかったやつだ。
さっそく使ってみる。風力が強いのに、音が静か。髪にやさしい感じがする。マイナスイオンのおかげか、髪がすぐにさらさらになっていく。
ドライヤーを使いながら、ふと気づいた。隣の台には、なんとヘアアイロンまで置いてある。これも同じくReFaのもの。本当に至れり尽くせりだな。
髪を乾かし終わると、鏡に映る自分の姿に驚く。肌はつやつや、髪はさらさら。まるでエステに行ってきたみたいだ。
こんな贅沢なケアタイムを過ごせるなんて。TOTOPAは、サウナだけでなく、美容面でも非常に充実している。これなら、仕事帰りにさっと寄って、リフレッシュできそうだ。
身だしなみを整えながら、ふと時計を見る。あれ?思ったより時間が経っている。でも、それだけ楽しく過ごせたということだろう。さて、そろそろ帰る準備をしようか。
でも、その前にもう一度ドリンクバーに寄ってデカラを飲もう。あの味が忘れられない。そう思いながら、鏡に映る自分に満足げに微笑んだ。
知られざるTOTOPAの魅力
エアロバイクの存在に驚く
身支度を整え、そろそろ帰ろうかと思っていたその時、ふと目に入ったのは意外なものだった。エアロバイクだ。しかも、最新型のハイスペックなやつ。
サウナ施設にエアロバイク?最初は目を疑った。でも、確かにそこにある。しかも2台も。
近づいてみると、どうやらこれは「ウォーミングアップ用」と「クールダウン用」の2種類らしい。なるほど、サウナ前の軽い運動や、サウナ後の体を落ち着かせるのに使うんだな。
興味本位で、クールダウン用の方に腰掛けてみる。ペダルをこぎ始めると、思ったより快適だ。適度な負荷がかかり、サウナで温まった体をゆっくりと冷ましていく感じがする。
5分ほどこいでいると、体の熱が徐々に引いていくのを感じた。これは意外と良いかもしれない。次回は、サウナの前後にちょっと使ってみようかな。
エアロバイクを降りながら、TOTOPAの細やかな配慮に感心する。サウナだけでなく、トータルな体験を提供しようという姿勢が伝わってくる。
そう思いながら、最後にもう一度ドリンクバーに寄ろう。帰り際のデカラを飲みながら、今日の体験を振り返るのが楽しみだ。
名残惜しくも帰路へ
最後の一杯、デカラで乾杯
呼吸ルームでのリラックスタイムを終え、いよいよ帰る時間が近づいてきた。でも、その前にもう一度だけ、あのデカラを飲んでおきたい。
ドリンクバーに向かうと、まだ数人の人が談笑しながらドリンクを楽しんでいた。みんな、サウナ上がりの心地よい表情をしている。
デカラを注ぎながら、隣にいた人と軽く目が合う。「いやー、このデカラ、クセになりますよね」と、その人が話しかけてきた。「本当ですね。家でも飲みたくなっちゃいます」と答えると、お互いに笑い合った。
グラスを傾けながら、今日の体験を振り返る。左室の近未来的な雰囲気、右室での瞑想的な時間、ナ室でのコミュニケーション。そして深い水風呂、すちこでのスチームサウナ、充実のアメニティ…どれも新鮮で刺激的な体験だった。
最後の一口を飲み干し、グラスを置く。名残惜しい気持ちでいっぱいだが、そろそろ帰らなければ。
受付で精算を済ませ、スタッフに挨拶をする。「またのお越しをお待ちしております」というスタッフの言葉に、思わず「絶対また来ます!」と答えてしまった。
夜の明治公園を散策
TOTOPAを出ると、すっかり日が落ちていた。明治公園の夜の景色が、思いのほか美しい。
国立競技場のライトアップが目に入る。昼間とは違う、幻想的な雰囲気だ。公園内を歩きながら、ふと立ち止まって深呼吸をする。
サウナで温まった体に、夜の冷たい空気が心地よい。木々のざわめきや、遠くから聞こえる車の音。都会の中にある、小さなオアシスのような空間だ。
歩きながら、今日の体験を思い返す。体の疲れは取れたけど、心地よい余韻が残っている。明日からまた仕事だけど、今日のリフレッシュのおかげで、きっと充実した一週間が送れそうな気がする。
駅に向かう道すがら、早くも「次はいつ来ようかな」と考えている自分に気づく。TOTOPAは、単なるサウナ施設以上の魅力がある。心と体を整える、都会のオアシスだ。
千駄ヶ谷駅に着く頃には、もう次の訪問を楽しみにしている自分がいた。TOTOPAでの時間は、日常から少し離れた特別な体験。これからの自分の生活に、きっと欠かせない存在になるだろう。
そんなことを考えながら、電車に乗り込んだ。体はリラックスし、心は満たされている。今日は良い一日だった。そう思いながら、家路についた。
【後日談】女友達から聞いた話
後日、女性の友達からTOTOPAの女性フロアについて話を聞く機会があった。彼女の話を聞いていると、女性フロアにも魅力的な特徴がたくさんあることがわかった。
MEGUMIセレクトの贅沢スキンケア
友達が特に興奮して話していたのが、MEGUMIセレクトのスキンケアアイテムについてだった。女優のMEGUMIさんが選んだという高級スキンケア製品が、洗面台に並んでいるそうだ。
クレンジング、洗顔料、化粧水、美容液、乳液と、スキンケアの基本アイテムが全て揃っているという。しかも、どれも有名な自然派コスメブランドのものらしい。
友達は「使ってみたら肌がつるつるになって、鏡を見るのが楽しくなっちゃった」と目を輝かせて話していた。普段使わないような高級アイテムを試せるのは、女性にとっては大きな魅力になるんだろうな。
「すちこ」でスチームサウナを堪能
次に友達が熱く語ってくれたのが、「すちこ」という名前のスチームサウナだった。これは男性フロアにはない、女性専用の施設らしい。
館内着を着たまま入れる岩盤浴のようなスペースで、床には薬草が敷き詰められているそうだ。友達は「香りがとっても良くて、横になっているだけで全身から汗が噴き出してくるの」と話していた。
天井からは細かな霧のような蒸気が降り注ぎ、ゆっくりと体を温められるそうだ。「20分くらい過ごしただけで、体の芯から温まった感じがして、肌もつるつるになったわ」と友達。
これは確かに魅力的だ。男性フロアにもこういった施設があれば面白いだろうな。
呼吸ルームでさらなるリラックス
最後に友達が教えてくれたのが、呼吸ルームの存在だ。サウナや入浴の後に利用できる、リラックスのための特別な空間らしい。
「照明が柔らかくて、壁には森の風景が投影されているの。床にはヨガマットが敷かれていて、アロマの良い香りが漂っているのよ」と友達は説明してくれた。
そこでは、呼吸法の説明が書かれたパネルを見ながら、ゆっくりと深呼吸をして過ごすそうだ。「BGMも自然音で、本当に心が落ち着くの。サウナの後にここでゆっくりする時間が、私は一番好きかも」と友達は笑顔で話していた。
友達の話を聞いていると、女性フロアにも独自の魅力がたくさんあることがわかった。男女で施設の内容が違うのは少し残念だけど、それぞれのニーズに合わせた工夫がされているんだろうな。いつか男女入れ替えデーなどがあれば、ぜひ体験してみたいものだ。
TOTOPAの魅力を総括
都会のオアシスとしての可能性
TOTOPAでの体験を振り返ると、この施設が単なるサウナ以上の存在であることに気づく。それは、まさに「都会のオアシス」と呼ぶにふさわしい場所だ。
まず、立地が素晴らしい。国立競技場のすぐ隣、明治公園の中という絶好のロケーション。都心にありながら、自然を感じられる環境は貴重だ。仕事帰りにふらっと立ち寄れる距離感も魅力的だ。
施設内は、細部まで行き届いた配慮が感じられる。3つの個性的なサウナ室、深い水風呂、スチームサウナの「すちこ」など、バラエティに富んだ設備が揃っている。それぞれが独自の魅力を持ち、飽きることがない。
アメニティの充実ぶりも特筆すべきだ。MEGUMIセレクトのスキンケア用品、ReFaのドライヤーなど、高級感あふれるアイテムが使い放題。これだけでも十分魅力的だが、さらにドリンクバーまで完備されている。デカラの美味しさは特筆もので、これだけでもリピートしたくなるほどだ。
そして、意外な発見だったのが、エアロバイクや呼吸ルームの存在。これらは、TOTOPAが単なるサウナ施設ではなく、トータルなウェルネス体験を提供しようとしている証だろう。
都会で働く人々にとって、TOTOPAは日々のストレスを解消し、心身をリフレッシュできる貴重な空間となり得る。仕事帰りに立ち寄って汗を流し、充実のアメニティでケアをし、最後にデカラで水分補給。こんな贅沢な時間を過ごせる場所は、他にそうそうないだろう。
TOTOPAは、都会生活に彩りを添える「オアシス」としての可能性を秘めている。日常から少し離れ、自分自身と向き合える特別な空間。これからの時代、こういった場所の存在がますます重要になってくるのではないだろうか。
リピート確定の理由
TOTOPAを一度体験しただけで、もう次の訪問が待ち遠しくなってしまった。これほどまでにリピートしたくなる理由を、改めて整理してみよう。
まず、サウナの質の高さだ。3つの個性的なサウナ室は、それぞれに魅力がある。左室の近未来的な雰囲気、右室の瞑想的な空間、ナ室でのコミュニケーションの楽しさ。飽きることなく、その時の気分に合わせて選べるのが嬉しい。
水風呂も秀逸だ。特に163cmの深水風呂は、全身で冷たさを味わえる贅沢な体験。サウナとの温度差を存分に楽しめる。
スチームサウナの「すちこ」も、独特の魅力がある。薬草の香りに包まれながら、じっくりと体を温められる。これはこれで病みつきになりそうだ。
アメニティの充実ぶりも、大きな魅力の一つ。高級ブランドのスキンケア用品やReFaのドライヤーが使えるのは、本当に贅沢な体験だ。これだけでも、また来たくなる理由になる。
ドリンクバーの存在も大きい。特にデカラの美味しさは特筆もので、これを飲むためだけでも来たくなるほどだ。
そして、意外な発見だったエアロバイクや呼吸ルーム。これらの存在が、TOTOPAでの体験をより豊かなものにしている。
さらに、スタッフの対応の良さも印象的だった。親切で丁寧、でも押し付けがましくない。居心地の良さを感じさせてくれる。
料金は決して安くはないが、提供されるサービスの質を考えると、十分に納得できる。むしろ、「このクオリティでこの料金」と思えるほどだ。
立地の良さも大きな魅力だ。仕事帰りに気軽に立ち寄れる場所にあるのは、都会で働く身としては本当にありがたい。
そして何より、ここで過ごす時間が心身ともにリフレッシュできる特別な時間だということ。日常のストレスを忘れ、自分と向き合える貴重な時間。これこそが、TOTOPAに何度も足を運びたくなる最大の理由だろう。
TOTOPAは、単なるサウナ施設ではない。心と体を整える、都会のオアシスだ。これからの自分の生活に、きっと欠かせない存在になるだろう。そう確信しながら、次の訪問を心待ちにしている自分がいる。TOTOPAは、間違いなく「リピート確定」の素晴らしい施設なのだ。