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【徹底解説】アースバッグサウナとは?特徴・魅力と全国11施設情報完全ガイド

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こんにちは、大塚誠也です。サウナ好きの僕が最近注目しているのが「アースバッグサウナ」なんです。土嚢を積み重ねて作るこのサウナ、最初は「え、土で作るの?」って驚いたんですが、調べれば調べるほど、これがめちゃくちゃ面白いんですよね。

建設コストは通常の80%削減できるのに、寿命は50〜100年以上。しかも木造サウナとは全く違う「大地に包まれるような輻射熱」が体験できるんです。2021年に沖縄で日本初の商業施設が誕生してから、今では全国11施設まで広がっていて、どこも予約が数ヶ月先まで埋まる人気ぶり。

この記事では、アースバッグサウナの魅力から、実際に体験できる施設情報まで、たっぷりご紹介していきます。「普通のサウナに飽きてきたな」って方、これを読めばきっと試してみたくなるはずですよ。

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アースバッグサウナとは?

アースバッグ工法の基本|月面基地から生まれた建築技術

アースバッグ工法って、実は1980年代にNASAの月面居住施設として提案された技術なんです。これ知った時は「えっ、宇宙!?」って思わず声が出ちゃいました(笑)。イラン系アメリカ人建築家のナデル・カリリさんが開発した、めちゃくちゃ革新的な工法なんですよね。

基本的な仕組みは意外とシンプル。ポリプロピレン製の袋や連続チューブに湿らせた土を詰めて、レンガを積むように重ねていくんです。各層はタンピングでぎゅっと圧縮して、袋と袋の間には2〜4本の有刺鉄線を配置します。この鉄線がモルタルの代わりになって、引張強度を提供してくれるんですね。

壁の厚みは通常40cm以上。ドーム形状にすることで構造的な安定性が生まれます。この厚い土壁が、サウナとして最高の性能を発揮するわけです。材料の95%が現地の土という、究極にエコな建築方法でもあるんですよ。

サウナに最適な理由|蓄熱と輻射熱のメカニズム

ここが僕が一番「なるほど!」ってなったポイントなんですが、アースバッグサウナって普通のサウナとは根本的に熱の質が違うんです。従来の木造サウナはR-26〜R-30の高断熱材で熱を「閉じ込める」んですけど、アースバッグサウナの土壁のR値は約R-2と低い

「え、断熱性悪いんじゃ…」って思いますよね。でもこれが逆に利点なんです。土壁の比熱は0.2(コンクリートと同等)で、10インチ壁の熱遅延時間は8〜10時間に達します。つまり熱を「閉じ込める」んじゃなくて「蓄えて放射する」んですね。

木造サウナが対流熱で空気を熱するのに対し、アースバッグサウナは壁全体が巨大な蓄熱体となって、輻射熱で身体の芯から温めてくれる。これ、岩盤浴とサウナを融合させたような感覚なんです。実際に体験した方からは「息苦しくない」「発汗が早くて多い」って評価が多いんですよ。

加熱時間は45〜90分かかりますが、一度温まれば80〜90°Cに達して極めて安定。しかも消火後も4〜6時間温かさが持続するんです。この持続力、すごくないですか?

従来のサウナとの違い|360度包み込む大地の温もり

僕が一番感動したのは、この「包まれる感覚」なんです。普通のサウナって、ストーブから出る熱が主で、場所によって温度差がけっこうあるじゃないですか。天井付近は熱いけど足元は冷たい、みたいな。

でもアースバッグサウナは違います。壁・床・天井すべてから360度の輻射熱が放出されるんです。ドーム型の設計は蒸気の自然循環を促進して、角がないから冷気のたまり場もない。ベンチも建設時に土嚢を段状に配置して一体化するから、ベンチ自体も蓄熱して輻射熱を放つんですよ。

中央に配置された薪ストーブは足元より低い位置に設置されていて、フィンランド式サウナのベストプラクティスに従った熱分布を実現。天井高も座った時の頭上30〜40cmに最適化されていて、熱効率が最大化されているんです。

構造的にも優れていて、土は燃えないから完全防火。2015年のネパール地震では55棟すべてのアースバッグ構造が無傷だったという実績もあります。地震大国の日本にとって、これは心強いですよね。

アースバッグサウナの驚くべき特徴

圧倒的な蓄熱性能|一度温めれば6時間持続

アースバッグサウナの性能で特筆すべきは、この蓄熱力なんです。初期加熱に45〜90分かかるのは確かに長いんですが、一度温まったら80〜90°C(場合によっては100°C超)に達して、極めて安定するんですよね。

カナダの事例では、マイナス10°Cからプラス35°Cまで数分で加熱できたって報告されています。「熱質量があっても急速加熱できるんだ!」って思いました。そして何より、消火後も4〜6時間温かさが持続する。これ、連続使用でも再加熱不要なケースが多いんです。

北海道の施設ではマイナス40°Cの冬季でも問題なく運用されているそうで、極寒地でも性能を発揮するって証明されています。土壁の「熱フライホイール効果」により、一度加熱すれば最小限の追加燃料で温度維持できるから、薪を追加する頻度も大幅に減るんですよ。

湿度特性も優れていて、ドーム形状はロウリュ(蒸気)の最適な循環を生み出します。土壁は水蒸気をある程度吸収する透湿性があるから、湿度の極端な変動を和らげてくれるんです。高湿度でも呼吸が楽って、サウナ好きにはたまらないポイントじゃないでしょうか。

360度の輻射熱体験|大地に包まれる至福の時間

これが本当にすごいんです。普通のサウナって、熱いエリアと温いエリアがはっきり分かれていますよね。でもアースバッグサウナは壁・床・天井すべてが熱源になるから、どこにいても均等に温まるんです。

温度勾配が緩やかで、ホットスポットが少ない。床レベルまで暖かくて、足元が冷たいっていう問題がないんですよ。これ、サウナで足先が冷えて気になる人には革命的だと思います。僕も足先の冷えが気になるタイプなので、これは本当にありがたい。

実際に体験した方の口コミを見ると、「息苦しくない」「発汗が早く多い」「岩盤浴とサウナの融合」って評価が多いんです。輻射熱って、対流熱と違って直接身体に働きかけるから、芯から温まる感覚なんですよね。

ドーム型の美しい曲線も魅力の一つ。天井を見上げると、まるで洞窟の中にいるような、自然に抱かれているような不思議な感覚になるんです。これ、写真で見るだけでもわくわくしちゃいます。

驚きのコストパフォーマンス|建設費80%削減の秘密

ここが僕のような「コスパ重視派」にはたまらないポイントなんですが、アースバッグサウナって建設コストが通常のサウナの80〜90%削減できるんです。カナダの事例では材料費125カナダドル(約13,000円)で12フィート直径のドームを建設。日本の愛知県の事例では材料費284,000円で直径2.7mのサウナを完成させています。

通常の木造サウナの建設コストが50万〜200万円以上なのと比較すると、この差は歴然ですよね。しかも材料の95%が現地の土。購入が必要なのは袋・有刺鉄線・プラスター(漆喰や土壁仕上げ)のみなんです。

環境負荷の低さも際立っています。木造サウナは製材された木材・加工断熱材・防湿シート・化学処理剤など、すべて高いエンボディドエネルギーを持つ材料で構成されますが、アースバッグサウナは土の採掘にエネルギーがかからず、加工も不要。建設は人力のみで可能です。

学術研究によれば、持続可能な手法を用いた場合、従来型サウナと比較して総排出量を61%削減できるんですよ。使用後は土を土に戻すことができる、完全な循環型素材。これからの時代、こういう選択肢って大事じゃないでしょうか。

耐久性も抜群で、木造サウナの寿命が15〜30年なのに対し、アースバッグサウナは50〜100年以上使用可能。メンテナンスは5〜10年ごとの漆喰再塗装のみ。長い目で見れば、圧倒的にコスパがいいんです。

日本全国のアースバッグサウナ施設完全ガイド

沖縄県|カフェ&BAR 53(ゴーミー)/THE ZEN

日本初・世界初の商業アースバッグサウナがここ、沖縄県恩納村のゴーミーなんです。2021年開業で、現在も「THE ZEN」として運営されています。昭和53年(1978年)生まれの8人の仲間が手作りで開業したっていうストーリーも素敵ですよね。

那覇国際通りから車で約1時間の山間部、標高の高い場所にあって、「大人の隠れ家」って呼ばれているんです。直径約3m、高さ3mのドーム構造で、薪ストーブにより90〜95°C、場合によっては100°C超に達します。

6種類のアロマ水でセルフロウリュが可能で、ドーム上部に登ってリラックスすることもできるユニークな設計。これ、他では絶対体験できないですよね。手作りの水風呂、宿泊施設(ドミトリー・個室・キャンピングカー)、BBQガーデンも併設していて、一日中楽しめそうです。

項目詳細
施設名カフェ&BAR 53(ゴーミー)/THE ZEN
所在地沖縄県国頭郡恩納村山田2816
アクセス那覇国際通りから車で約1時間
営業時間サウナ:16:00〜18:00、18:30〜20:30
カフェ:11:00〜15:00
バー:完全予約制
料金サウナセッション5,300円〜
BBQコース5,300円〜10,000円
サウナ温度90〜95°C(最高100°C超)
定員要確認
予約方法電話のみ(098-989-6953)
2ヶ月前推奨
公式サイトhttps://coubic.com/gome53/booking_pages
SNSInstagram: @gome_53

人気施設なので2ヶ月前の予約を推奨しているそうです。沖縄旅行の予定が決まったら、すぐ予約した方がよさそうですね。

沖縄県|サ郷kakeRu

同じ恩納村にあるサ郷kakeRuは、世界初のアースバッグサウナ「THE ZEN」と、2025年5月3日オープン予定の進化型「KUu」の2基を擁する施設なんです。恩納村前兼久に位置していて、那覇空港から車で約1時間。

KUuは「マッドサウニスト」監修の進化型モデルで、先進的なチラーシステムによる氷冷水風呂を完備。完全セルフロウリュシステムを採用していて、アースバッグ水風呂、BBQガーデン、海の眺望も楽しめます。しかも龍神伝説の地っていう、なんとも神秘的な立地なんですよ。

完全予約制で、THE ZENは2時間10,000円、KUuは2時間15,000円(早割あり)。Makuakeクラウドファンディングプラットフォーム経由で予約できます。

項目詳細
施設名サ郷kakeRu
所在地沖縄県国頭郡恩納村前兼久2306-1
アクセス那覇空港から車で約1時間
営業時間完全予約制
料金THE ZEN:2時間10,000円
KUu:2時間15,000円(早割あり)
サウナ種類THE ZEN、KUu(2025年5月3日〜)
特徴氷冷水風呂、アースバッグ水風呂
海の眺望、龍神伝説の地
予約方法Makuakeクラウドファンディング経由
公式サイトhttps://www.kakeru37.com/
運営会社株式会社Ayenkien(代表:松井智和)

KUuの開業が今から楽しみですね。進化型っていうのがどんな感じなのか、すごく気になります。

東京都|JIKON SAUNA -TOKYO-

2025年1月21日開業の関東初アースバッグサウナがこちら。東京都青梅市の築150年超の古民家を改装した200坪の1棟貸し施設なんです。JR青梅駅からタクシー5分または徒歩20分で、都心からのアクセスも悪くないですよね。

敷地内の蔵を改装してアースバッグサウナを建設していて、中央にストーブを配した円形設計で、囲炉裏のように座る感じ。「寝サウナ」スタイルが推奨されていて、岩盤浴のように横たわる使用法が特徴的なんです。オリビン石でセルフロウリュもできます。

水風呂は庭石で作られた井戸水かけ流し。外気浴スペースは京都の川床をモデルにした畳デッキ、蔵の2階、古民家の縁側、ラフマチェアの4タイプも用意されています。しかも全寝室にブレインスリープ社の寝具を導入していて、「日本一の睡眠宿泊施設」を目指しているんですって。

Makuakeクラウドファンディングで関東サウナプロジェクト最高額の1,633万円を達成したっていうのも納得の充実ぶりです。

項目詳細
施設名JIKON SAUNA -TOKYO-
所在地東京都青梅市駒木町2-387
アクセスJR青梅駅からタクシー5分/徒歩20分
圏央道日の出IC・青梅ICから車15分
営業時間チェックイン15:00、チェックアウト11:00
サウナ:15:00〜20:00、翌6:00〜10:00
料金宿泊・日帰りプランあり(要確認)
施設タイプ築150年超古民家、200坪1棟貸し
特徴寝サウナスタイル、井戸水かけ流し水風呂
4タイプの外気浴スペース
ブレインスリープ社寝具
予約方法宿泊:https://www.chillnn.com/19421d16b1b216/plan/1945b323cccc5
日帰り:https://www.chillnn.com/19421d16b1b216/plan/1945b547ff6119
問い合わせjikonsaunatokyo@gmail.com
SNSInstagram: @jikon.sauna

古民家好き、睡眠にこだわる人には特におすすめしたい施設です。僕も古民家の雰囲気って好きなので、ぜひ泊まってみたいですね。

北海道|Koti Private SAUNA Cottage

北海道上川郡当麻町にある、2022年7月開業の1棟貸し宿泊施設です。札幌中心部から2時間、新千歳空港から2.5時間、旭川空港から30〜40分。古民家を改装した施設で、最大の特徴は4種類のサウナを擁すること!

薪焚きアースバッグサウナ(約100°C)、電気アースバッグサウナ(約85°C、温暖室として使用可能)、バレルサウナ(約110°C)、麻サウナ(約95°C)から選べるなんて、サウナ好きにはたまらないですよね。一度の訪問で4種類全部試せちゃうんです。

水風呂は約12〜13°Cで、冬季は一桁台になり約10名収容可能な大きさ。冬季は屋外水風呂が閉鎖されるんですが、代わりに雪にダイブできるんですって。これ、めちゃくちゃ気持ちよさそう!

項目詳細
施設名Koti Private SAUNA Cottage
所在地北海道上川郡当麻町北星2区5537-1
アクセス札幌中心部から2時間
新千歳空港から2.5時間
旭川空港から30〜40分
営業時間日帰り・宿泊プランあり
料金日帰り3時間:1〜4名12,000円〜
5名以上は追加1名5,000円
宿泊プランあり
サウナ種類薪焚きアースバッグ(約100°C)
電気アースバッグ(約85°C)
バレルサウナ(約110°C)
麻サウナ(約95°C)
水風呂約12〜13°C(冬季一桁台)
冬は雪ダイブ可能
特典当麻町在住者はふるさと納税割引あり
電話080-3504-3577
公式サイトhttps://koti-toma.com/
SNSInstagram: @koti_private.sauna.cottage

機内誌で「北海道のおすすめサウナ4選」に選出されたっていう実績もあります。夏は水田、冬は雪景色に囲まれた立地で、四季それぞれの楽しみ方ができそうですね。

北海道|江丹別マージナルサウナ

北海道旭川市江丹別町にある、2022年1月開業の施設。旭川鷹栖ICから25分、JR旭川駅から40分、旭川空港から50分の場所です。「マージナル」は「余白」を意味していて、リラックスのための空間提供がコンセプトなんですって。

運営者は江丹別のブルーチーズ製造者・伊勢昇平さん。地元江丹別の木材・石材・内装材を全面使用しているっていう、地域密着型の施設なんです。サウナ温度は78°Cで、江丹別の森の薪で焚く薪ストーブ式。水風呂は地元の石を使った16°Cの水風呂です。

営業時間は6:30〜21:30の5セッション制(各2.5時間)で、定休日は月曜(祝日除く)。3名で平日13,200円・休日14,700円、4名以上は1名追加ごとに平日4,400円・休日4,900円です。宿泊プランもあって、38,000円〜(2名)で、サウナセッション2回付き。

項目詳細
施設名江丹別マージナルサウナ
所在地北海道旭川市江丹別町拓北217
アクセス旭川鷹栖ICから25分
JR旭川駅から40分
旭川空港から50分
営業時間6:30〜21:30(5セッション制)
6:30〜、10:00〜、13:00〜
16:00〜、19:00〜
定休日月曜(祝日除く)
料金3名:平日13,200円・休日14,700円
4名以上:追加1名平日4,400円・休日4,900円
宿泊:38,000円〜(2名)
サウナ温度78°C
水風呂16°C(地元の石使用)
電話090-9284-9534
公式サイトhttps://marginal-sauna.jp/

アースバッグハウスも季節営業(ゴールデンウィーク〜10月頃)していて、定員4名でシングルベッド2台・セミダブル1台完備。朝食は江丹別のパン屋「aman」の朝食セット+コーヒー、夕食はレストラン「chirai」のディナーコースまたはBBQセット(2名以上)が選べます。

オリジナルグッズとして江丹別産赤エゾマツのアロマオイルスキンケア製品(各2,720円)、オリジナルサウナハット(7,900円)も販売しているので、お土産にもいいですよね。

長野県|白馬アルプスホテル

長野県北安曇郡白馬村の白馬乗鞍スキー場に隣接する、2024年10月5日にアースバッグサウナをオープンしたホテルです。「白馬乗鞍アクアオアシス」複合施設の一部として、屋外温水プール(水風呂として使用)、ジェットバス付き屋外風呂、屋内温水プール、ボールプール、スチームサウナ、天然温泉浴場を擁しています。

営業時間は15:00〜20:00(最終入場19:00)で、宿泊客は無料。日帰り客は大人4,000円・子供2,000円(中学生以上/小学生)、地元住民割引もあります。予約不要で、ホテルフロントで受付して定員に応じて入場する形式です。

アースバッグサウナの定員は5名で、利用時間制限なし。ただし15歳以下は利用不可という年齢制限があります。優れた蓄熱性能と熱保持性により、壁と床からの輻射熱が特徴的。屋外プールは冬季には水温が下がり、より強烈なクールダウンが可能になるんですって。

項目詳細
施設名白馬アルプスホテル アースバッグサウナ
所在地長野県北安曇郡白馬村(白馬乗鞍スキー場隣接)
営業時間15:00〜20:00(最終入場19:00)
料金宿泊客:無料
日帰り:大人4,000円・子供2,000円
地元住民:大人2,000円・子供1,000円
入浴のみ:大人1,000円・子供700円
サウナ定員5名(利用時間制限なし)
年齢制限15歳以下利用不可
複合施設屋外温水プール、ジェットバス付き屋外風呂<br>屋内温水プール、ボールプール<br>スチームサウナ、天然温泉浴場
予約不要(フロント受付)
公式サイトhttps://hakuba-alps.co.jp/

ホテル宿泊、スキー場アクセス、マウンテンリゾートアクティビティ、四季対応プール、複数の浴場施設が利用できて、ホテルで食事も提供されます。北アルプスの眺望が楽しめる山岳リゾートなので、スキーやハイキングと組み合わせて楽しめそうですね。

愛知県|タカハウス

愛知県新城市作手地区にある古民家宿泊施設。道の駅「作手手づくり村」から車で5分、名古屋から1.5〜2時間の場所です。JR飯田線新城駅からSバス作手線で作手高里下車、送迎も可能。

サウナは円形のアースバッグ構造で、中央に薪ストーブを配置。熱源を足元より低く設定して均等な加熱を実現しています。天井高は低めに設定(頭上30〜40cm)して熱効率を最大化、土壁が「包み込むような」熱感覚を生み出すんです。セルフロウリュ可能で、少人数グループに適したサイズ。

屋外水風呂は2秒歩く距離に設置、サイズ2.2m×2.7mで約10,000円の材料費で建設されたんですって。外気浴用にインフィニティチェア、焚き火スペースがあって、夜間照明が特別な雰囲気を演出。星空観察も楽しめます。

項目詳細
施設名タカハウス
所在地愛知県新城市作手地区
アクセス道の駅「作手手づくり村」から車5分
名古屋から1.5〜2時間
JR飯田線新城駅からバス+送迎
営業形態グループ貸切(古民家宿泊施設)
サウナ特徴円形アースバッグ構造
セルフロウリュ可能
少人数グループ向け
水風呂屋外、2.2m×2.7m
材料費約10,000円で建設
アクティビティバウムクーヘン作り、水鉄砲バトル
BBQ、モルック、ボルダリング
100種類以上のボードゲーム
各種田舎体験
公式サイトhttps://takahouse.net/
ブログhttps://takahirosuzuki.com/

オーナーは元自転車世界旅行者で地域おこし協力隊の鈴木貴大さん。手作りで建設されて、サウナ愛好家から「ベストサウナの一つ」と絶賛されています。焚き火文化とコミュニケーション重視っていうのも素敵ですよね。予約はウェブサイトの問い合わせフォームから可能です。

滋賀県|SHIGARAKI SAUNA

滋賀県甲賀市信楽町にある、2025年2月6日(風呂の日)に特別会員向けに開業した関西初のアースバッグサウナ。京都駅から車50分、または京都駅→草津駅→信楽駅→信楽駅からタクシー15分でアクセスできます。

最大の特徴は信楽焼の廃棄土を活用したサステナブル設計。信楽の「登り窯」をイメージしたデザインで、2種類のサウナがあって165通りの気流パターンが可能なんです。温度・湿度を「息がしやすく、発汗量が多い」体験に最適化しています。

朝宮茶(1200年の歴史)を使ったロウリュ水を使用していて、ILORIブランドの茶とコラボレーション。茶の香りがサウナ室を満たすなんて、すごく贅沢ですよね。地下水をチラーで冷却した水風呂と、信楽焼陶器の屋外風呂も完備しています。

1棟貸し改装古民家で最大6名宿泊可能、信楽焼陶芸家の一点物の内装・食器類が使われていて、購入も可能。BBQプラン(近江牛プレミアムオプション付き)も提供されています。

項目詳細
施設名SHIGARAKI SAUNA
所在地滋賀県甲賀市信楽町下朝宮457
アクセス京都駅から車50分
京都駅→草津駅→信楽駅→タクシー15分
駐車場から徒歩50m
開業日2025年2月6日(風呂の日)
営業時間チェックイン15:00、チェックアウト10:00
料金日帰り3時間(4名):25,000〜45,000円
宿泊(2名):55,000〜90,000円
アースバッグサウナ追加:30,000円
サウナ特徴信楽焼廃棄土活用
165通りの気流パターン
朝宮茶ロウリュ水
水風呂地下水チラー冷却
信楽焼陶器屋外風呂
予約方法Makuakeクラウドファンディング経由
購入後に公式LINEで調整
有効期間2025年4月14日〜10月10日
運営会社株式会社ジーングロス

半年間会員プラン(シルバー、ゴールド、ブラック、ダイヤモンド、クリスタルの複数ティア)も用意されているので、リピートしたい方にはお得かもしれません。オーナーはフィンランドでサウナ研究を行っていて、信楽焼文化の保存と地域活性化に注力しているんですって。

福島県|サウナ発達

福島県南相馬市原町区本町にある、極めてユニークなアート施設。南相馬市中心部から車でアクセス可能で、チェックイン15:00、チェックアウト11:00。サウナ利用時間は15:00〜21:00と翌朝6:00〜10:00です。

料金は1泊2食23,400円〜、日帰り11,700円で、特別日帰りイベントも時折開催。予約は電話(0244-26-5160)で、通常1日1組の予約制なんです。

施設は「サウナ発達」+「川口商店」(レストラン)+「宿巣」(宿泊)の複合施設。すべての壁と空間がアートと装飾で埋め尽くされた、他では絶対に見られないアート空間なんです。「発達」の哲学は「絶えず進化する空間」を意味していて、常に変化し続けるんですって。

サウナは洞窟/洞穴スタイルで古代の入浴にインスパイアされています。大型アースバッグサウナ室に多様な座席オプション、中央には流木で作られた大型薪ストーブを配置。82〜96°Cの温度で運用されています。

特徴的なのは「噴霧師(fumist)」によるスプレーセッション。土壁が水を吸収して方向性のある蒸気を放出するんです。定員約8名で、非常に高い湿度が可能。様々な高さに独特の座席配置がなされています。

項目詳細
施設名サウナ発達
所在地福島県南相馬市原町区本町3-21
アクセス南相馬市中心部から車
営業時間チェックイン15:00、チェックアウト11:00
サウナ:15:00〜21:00、翌6:00〜10:00
料金1泊2食:23,400円〜
日帰り:11,700円
予約電話:0244-26-5160(1日1組制)
サウナ温度82〜96°C
サウナタイプ洞窟/洞穴スタイル(定員約8名)
水風呂約14〜16°C(天然井戸水)
世界中のマスクで装飾
寝水風呂スタイル
特徴噴霧師スプレーセッション
全館アート空間
秋田県立大学と酵素風呂開発中
公式サイトhttps://hattatsu.jp/

水風呂は約14〜16°Cの天然井戸水で、壁は世界中から集めたマスクで覆われているんです。浅めの設計で「寝水風呂」スタイル。休憩エリアはゼロ距離畳スペース、2階屋外休憩エリア、複数の独特な浴槽がある新浴場エリア、畳リラックススペースなど多彩。

「宿巣」は折衷的な1棟宿泊施設で、一点物のアイテムで満たされた独特なインテリア。アイテムの購入・交換も可能なんですよ。川口商店レストランでは地元食材を使用していて、秋田県立大学と連携した酵素風呂を開発中だそうです。

福島第一原発から30kmの2011年地震被災地域に位置していて、地域再生と雇用提供に焦点を当てています。オーナーは川口武宏さん(元コメディアン/アーティスト)で、地震後に帰郷した元コメディアンなんです。最近「神社発達」に改名したそうで、神経多様性と個人の発達を重視する哲学を持つ、極めてユニークなアート施設です。

新潟県|On The Sea

新潟県三島郡出雲崎町に位置する、2024年6月1日開業のヴィラ施設。東京から約2時間(新幹線+レンタカー)、長岡駅から車で約30分。「One Story」ヴィラ複合施設(全2室)の一部として、海から徒歩10秒の距離に位置しています。

日本海と夕日の眺望が魅力で、閉鎖された「In The Earth」施設の代替施設として建設されました。チェックイン15:00、チェックアウト10:00で、料金は1室55,000円(最大5名、子供含む)。予約は公式サイトとMakuake経由で可能です。

アースバッグサウナは建築家・五十嵐貴博さん(株式会社アドベンチャートリップ)が建設していて、新潟伝統の「安田瓦(屋根瓦)」で覆われた要塞のようなユニークな外観を持っています。床暖房が遠赤外線シートで強化されていて、優れた蓄熱性能と通常のサウナより強い輻射熱を実現。海の見える水風呂設備も完備しています。

項目詳細
施設名On The Sea(One Storyヴィラ)
所在地新潟県三島郡出雲崎町勝見597
アクセス東京から約2時間(新幹線+レンタカー)
長岡駅から車で約30分
海から徒歩10秒
開業日2024年6月1日
営業時間チェックイン15:00、チェックアウト10:00
料金1室55,000円(最大5名、子供含む)
サウナ特徴安田瓦で覆われた外観
床暖房+遠赤外線シート強化
海の見える水風呂
ヴィラ2室(「海の間」「夕陽の間」)
無垢材の床、化石サンゴの壁
1日2組限定
予約方法公式サイト、Makuake経由
公式サイトhttps://sunsetvilla-onestory.com/
代表五十嵐貴博(株式会社アドベンチャートリップ)

ヴィラには「海の間」(青テーマ、流木テーブル)と「夕陽の間」(オレンジテーマ、ファミリー向け)の2室があります。食事手配可能、海のアクティビティ、夕日鑑賞が楽しめて、日帰りサウナも利用可能。閉鎖された「In The Earth」と能登半島地震復興への想いを込めて建設されたそうです。

アースバッグサウナの建築を支える第一人者

日本のアースバッグサウナムーブメントにおいて、五十嵐貴博さん(株式会社アドベンチャートリップ)の役割は本当に大きいんです。1978年新潟県長岡市生まれで、元々はリラクゼーションサロン「ゆいまる」を3店舗経営していたんですが、2018年にすべてを閉店してアースバッグサウナとキャンプに専念されたんですって。

2015年に日本アースバッグ協会(JEBA)で訓練を受けて、独自のスタイルを開発。モルタル彫刻とアースバッグ技術を組み合わせて、各施設にユニークな美的デザインを創造されています。建設プロセスへのコミュニティ参加を重視していて、施設ごとに異なる多様な技術を取り入れているんです。

五十嵐さんが手がけた主なプロジェクトには、

  • 日本初のアースバッグサウナ(沖縄ゴーミー、2021年)
  • 北海道Koti
  • On The Sea
  • JIKON SAUNA -TOKYO-

など、全国10以上の施設の建設または監修を行っています。現在は新潟県で「FREE ART FIELD」キャンプ場を運営されているそうです。

技術面では、日本アースバッグ協会(JEBA)が訓練と普及を担っていて、

  • 5日間の現地ワークショップ
  • 1ヶ月間の学校プログラム
  • オンラインセミナー
  • カスタムワークショップ

を提供しています。公式サイト(https://www.earthbag.info/)では、アースバッグ建築の学習、ワークショップ、認定を提供しているので、「自分で作ってみたい!」って方はチェックしてみるといいかもしれません。

まとめ|アースバッグサウナで新しいサウナ体験を

ここまでアースバッグサウナについて詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたか? 僕自身、調べれば調べるほど「これは絶対体験してみたい!」って気持ちが強くなりました。

建設コスト80%削減環境負荷61%削減寿命50〜100年という驚異的な数値を達成しながら、従来のサウナとは全く異なる「大地に包まれる輻射熱」という体験価値。2021年の沖縄初号機から4年で全国11施設に拡大していて、まさに今が注目のタイミングなんです。

沖縄から北海道まで、それぞれの施設が地域の特性を活かした独自の展開を見せています。

  • 沖縄は龍神伝説と海の眺望
  • 北海道は極寒環境での実証と米田風景
  • 東京は築150年古民家との融合
  • 長野は北アルプスの絶景
  • 信楽は1200年の茶文化
  • 福島は地震からの復興
  • 新潟は日本海の夕日

すべての施設が単なるサウナを超えた文化的・社会的意義を持っているんです。

技術的には、

  • 45〜90分の初期加熱で80〜90°Cに達する
  • 消火後も4〜6時間温かさが持続
  • 360度全方向からの輻射熱
  • ドーム形状による最適な蒸気循環

が実証されています。マイナス40°Cの北海道からプラス30°C超の沖縄まで、すべての気候帯で安定した性能を発揮するんですよ。

利用者からは「ベストサウナ」「岩盤浴とサウナの融合」「身体の芯から温まる」「息苦しくない」「発汗が早く多い」といった高評価が寄せられています。予約は通常数ヶ月前から埋まる人気ぶりで、日帰り利用で5,000〜15,000円、宿泊利用で23,000〜90,000円の価格帯。プライベート貸切が主流なので、気の合う仲間と思いっきり楽しめそうですね。

僕も次の休暇は、どこかのアースバッグサウナに行ってみようと思っています。皆さんも気になる施設があったら、早めに予約してみてはいかがでしょうか? きっと今まで体験したことのない、特別なサウナ時間が待っているはずですよ。

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ABOUT ME
大塚誠也
大塚誠也
おおつか せいや

サウナ大好きサラリーマン。
外回り中、仕事帰りにサウナを巡っています。
サウナ上がりのオロポとおいしいご飯が大好物
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