青森県

【2025年最新】星野リゾート青森屋「青森ねぶたサウナ」宿泊記|料金・予約・口コミまで完全レビュー

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サウナ×青森ねぶた」という斬新な組み合わせが話題を呼んでいます。2024年4月、星野リゾート青森屋にオープンした「青森ねぶたサウナ」。祭囃子が流れる87度のサウナ室で整い、14度の水風呂でクールダウン。そして青森の温泉でリラックス…。

でも、東京から青森まではかなりの距離。宿泊を伴う旅となれば、交通費や宿泊費もバカになりません。この施設には、そこまでの価値があるのでしょうか?

第7代ねぶた名人・竹浪比呂央氏の作品が飾られたサウナ室、池と一体化したインフィニティ水風呂、トロトロの温泉など、全てが新しい体験ばかりです。

本記事では、サウナ好きが実際に体験した全ての要素を徹底解説。施設のスペックから、予約のコツ、おすすめの過ごし方まで、紹介します。この情報を知っておけば、あなたの「青森ねぶたサウナ」体験は、きっと素晴らしいものになるはずです。

目次
  1. 【結論】青森屋完全ガイド|サウナ・客室・料金・予約方法まとめ
  2. 僕が青森屋を選んだ理由と予約の舞台裏
  3. 東京から青森へ、三沢駅からのアクセス
  4. チェックインとおもてなし:青森文化への入り口
  5. 客室レビュー:「あずまし」での寛ぎ時間と伝統工芸の温もり
  6. いざ聖地へ!青森ねぶたサウナ完全体験レポート
  7. 館内はまさに「青森のテーマパーク」
  8. 青森の四季を馬車で巡る|のんびりアクティビティ体験
  9. 夕食:「のれそれ食堂」のライブビュッフェに舌鼓
  10. 夜のハイライト:感動のショーと祭りの余韻
  11. サウナ後のご馳走!三沢周辺のおすすめ「サ飯」グルメ
  12. 持参すると便利なサウナグッズ
  13. 青森屋と徹底比較!青森県の人気サウナ付きホテル
  14. ちょっと足を延して…周辺の日帰りサウナ巡りもおすすめ
  15. よくある質問と回答(FAQ)
  16. 総合評価と再訪への想い
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【結論】青森屋完全ガイド|サウナ・客室・料金・予約方法まとめ

いきなり結論からお話しちゃいますが、星野リゾート青森屋は、単なるサウナ付きホテルではありませんでした。そこは、青森の文化、食、そして人々の温かさを丸ごと体験できる、まさに「青森のテーマパーク」。まずは、僕の独断と偏愛に満ちた総合評価と、どんな人にこの素晴らしい体験をおすすめしたいか、ギュッと凝縮してお伝えします。時間がない方は、ここだけでも読んでみてください!

ホテル総合評価と利用者タイプ別おすすめ度

まずは僕、大塚誠也の総合評価です。サウナ好き、そして美味しいもの好きな僕の視点で、各項目を5段階で評価してみました。結果、サウナだけでなく、食事やサービスを含めた総合的な体験価値が非常に高く、大満足の滞在となりました。

評価項目評価 (5段階)ワンポイントコメント
客室★★★★☆青森の伝統工芸が温かい。畳の上でゴロゴロする時間が最高でした。
サウナ設備★★★★★これぞ唯一無二!ねぶたの熱気とオートロウリュは圧巻の一言。
水風呂★★★★★地下水の柔らかさが格別。水温約15~16℃で完璧なクールダウン。
休憩スペース★★★☆☆外気浴スペースからの景色は美しいですが、椅子が2脚のみで不足気味なのが少し残念。
朝食★★★★★のっけ丼が楽しすぎる!郷土料理の豊富さに朝から幸せな気分に。
レストラン★★★★★ライブ感溢れるビュッフェ「のれそれ食堂」はエンタメ性も抜群。
立地・アクセス★★★★☆三沢駅から送迎バスがあり便利。広大な敷地なので館内移動は少し歩きます。
コスパ★★★★☆価格は高めですが、唯一無二の体験価値を考えれば納得。
サービス★★★★★スタッフ皆さんの笑顔とホスピタリティが旅を何倍も豊かにしてくれました。
総合評価★★★★★サウナ好き、祭り好き、美味しいもの好き…全ての欲求を満たす最高の宿。

このホテルは、どんな人に特におすすめできるのでしょうか。利用者タイプ別にまとめてみました。

利用者タイプおすすめ度理由・ワンポイント
サウナ初心者・ファミリー★★★★★エンタメ性が高く、温度も過激すぎないので安心。家族みんなで楽しめます。
サウナ上級者(サウナー)★★★★☆唯一無二の体験は最高!ただ、ロウリュの水量や湿度など設備面で少し物足りなさを感じるかも。
青森・文化愛好者★★★★★ねぶた文化を五感で感じられる貴重な機会。これ以上ない体験が待っています。
コスパ重視者★★★☆☆宿泊費は高めなので、サウナ単体の価値より、青森文化の総合体験に価値を見出せる方向け。
温泉愛好者★★★★★とろりとした泉質の温泉が最高。温泉メインで、サウナは特別な付加価値として楽しめます。

実際の宿泊者レビューのハイライト

30代男性

サウナ室に入った瞬間の迫力は忘れられません。ねぶたが目の前に迫ってきて、祭囃子が響く中でのロウリュは本当に青森ねぶた祭にいるような感覚でした。

40代女性

とにかくお食事が美味しかったです。ライブ感のある演出が多く、滞在中お祭りに参加している気分でした。

50代男性

噂通り、最高のおもてなし。若いスタッフの元気な姿を見て元気になりました。

お得な利用方法と予約のコツ

  • 早期予約が鍵: 60日前30日前の早割プランを利用すると、通常より最大20%もお得に宿泊できます。
  • ショーは即予約: 大人気のショー「みちのく祭りや」は満席になることも。宿泊予約と同時に押さえるのが鉄則です。
  • おすすめの宿泊時期: 比較的空いていて料金もリーズナブルな平日の春・秋が狙い目。冬は幻想的な雪見サウナが楽しめますが、夏のねぶた祭シーズンは大変混雑します。
  • 交通セットプランも検討: 時期によっては、JR東日本の「びゅうダイナミックレールパック」のような新幹線と宿泊がセットになったプランが最もお得になる場合があります。

ホテルの基本情報

項目詳細情報
ホテル名星野リゾート 青森屋
所在地〒033-0044 青森県三沢市字古間木山56
宿泊料金23,000円~(2名1室利用時1名あたり、夕朝食付)
チェックイン/アウト15:00 / 12:00
アクセス青い森鉄道「三沢駅」から徒歩約15分、無料送迎バスで約3分
駐車場無料駐車場 200台宿泊者限定)
予約方法公式サイト

僕が青森屋を選んだ理由と予約の舞台裏

SAUNACHELINノミネート!「青森ねぶたサウナ」への期待

僕が「青森ねぶたサウナ」の存在を知ったのは、サウナ好きのバイブルともいえるサイト「サウナイキタイ」をいつものように眺めていた時でした。「2024年4月3日オープン」という真新しい情報と共に目に飛び込んできたのは、サウナ室に鎮座する巨大なねぶたの写真。なんだこれは、と。衝撃でした。調べてみると、その年の“今行くべき全国のサウナ施設”をランキングする「SAUNACHELIN 2024」にもノミネートされている実力派。これはもう、ただの変わり種サウナではないなと確信しました。「日本初!祭りをテーマにしたコンセプトサウナ」というキャッチコピーが、僕の心を鷲掴みにしたのです。青森ねぶた祭の、あの燃えるような熱気を、どうやってサウナで再現するというのか。好奇心で胸がいっぱいになりました。

予約サイト比較と一番お得なプラン探しのコツ

行く、と決めたら行動は早いのが僕の取り柄。さっそく予約サイトの海へダイブです。公式サイト、楽天トラベル、じゃらんを一通りチェック。星野リゾートというと、少しお値段が張るイメージがありますよね。実際、青森県内の他のサウナ付きホテル、例えば「ドーミーイン本八戸」が5,232円から、「グランドサンピア八戸」が5,500円から泊まれることを考えると、青森屋の23,000円からという価格は、確かに一瞬ためらいます。
でも、よくよく考えてみたんです。青森屋の料金には、ただ泊まるだけでなく、豪華なビュッフェの夕食と朝食、そして後述する圧巻の祭りショーの鑑賞まで含まれている。これはもう、宿泊料金というより、一日中楽しめる「テーマパークのチケット代」と考えるべきなんじゃないか、と。そう思い至った時、この価格設定に深く納得しました。今回は「60日前早割」というプランを見つけ、少しお得に予約することに成功。旅の計画は早ければ早いほど、お財布にも心にも優しいものですよね。

東京から青森へ、三沢駅からのアクセス

三沢駅到着!無料送迎バスで期待に胸を膨らませて

東京駅から新幹線と青い森鉄道を乗り継ぎ、数時間の列車の旅。車窓の景色が都会のビル群から、のどかな田園風景へと変わっていくのを眺めているだけで、心がだんだんとオフモードになっていくのを感じます。目的地、三沢駅に降り立つと、ひんやりと澄んだ北国の空気が僕を迎えてくれました。駅からは無料の送迎バスが出ているので、アクセスは非常にスムーズ。バスに乗り込むと、僕と同じように青森屋へ向かうであろう人たちの、わくわくした表情がそこかしこに見えて、こちらまで嬉しくなってしまいます。

青森屋の広大な敷地と周辺の穏やかな環境

バスが走り出して約3分。突如として広大な敷地が見えてきました。その広さ、なんと22万坪(東京ドーム約15個分!)もあるのだとか。バスがゆっくりとエントランスに近づくにつれ、手入れの行き届いた公園や大きな池が目に飛び込んできます。これはもう、単なるホテルじゃない。ひとつの「村」か「国」に来てしまったかのようなスケール感です。日常が遠ざかり、特別な時間が始まる予感に、胸が高鳴りました。

チェックインとおもてなし:青森文化への入り口

心温まるフロント対応とウェルカムドリンクの衝撃

バスを降り、館内に一歩足を踏み入れると、そこはもう青森の世界。温かい木のぬくもりと、スタッフの方々の「ようこそおんでやんした(いらっしゃいました)」という優しい笑顔に迎えられます。チェックインの15:00頃は少し混み合うこともあるようですが、カウンターの数が多く、スタッフの方々の手際が良いので、ストレスなく手続きを終えることができました。

そして、ロビーで僕を待ち受けていたのは、伝説の「蛇口から出るりんごジュース」! 子供の頃に誰もが夢見た光景が、目の前に広がっているんです。恐る恐る蛇口をひねると、黄金色のりんごジュースがとくとくと。一口飲むと、数種類のりんごをブレンドしたという濃厚な甘みと爽やかな酸味が口いっぱいに広がります。う、うまい…! これが青森の「のれそれ(目一杯)」のおもてなし。最初の洗礼に、僕はすっかり心を奪われてしまいました。

館内着「作務衣」に着替えて、いざ非日常空間へ

お部屋に案内され、荷物を置くと、クローゼ-ットの中に素敵な館内着が用意されていました。ゆったりとした着心地の「作務衣(さむえ)」です。この作務衣、なんと館内のどこへ行くにも着用OK。レストランも、お風呂も、公園の散策も、このまま出かけられるんです。早速着替えてみると、心も体も一気にリラックスモードに。東京で着ていた窮屈なスーツを脱ぎ捨て、僕は完全に「青森屋の住人」になったのでした。

客室レビュー:「あずまし」での寛ぎ時間と伝統工芸の温もり

部屋の隅々までチェック!設備とアメニティ

今回僕が宿泊したのは、「あずまし」というタイプのお部屋。「あずまし」とは、津軽弁で「心地よい」という意味だそうです。その名の通り、部屋は広々とした和室で(43~50㎡)、い草の香りが心地よく、思わず畳の上で大の字になりたくなります。部屋のあちこちには、青森の伝統工芸品である「八幡馬(やわたうま)」や「南部裂織(なんぶさきおり)」がさりげなく飾られていて、温かみのある空間を演出しています。
設備も申し分ありません。お茶のセット、温泉に持っていくための「湯かご」、そして大きな窓際にはゆったり座れるソファ。冷蔵庫は空でしたが、これは館内の売店で好きな飲み物を買ってきて冷やすスタイルですね。バス、トイレ、洗面台がそれぞれ独立しているのも、使いやすくて嬉しいポイント。アメニティも一通り揃っており、手ぶらで来ても安心です。ちなみに、もっとディープに青森を味わいたい方には、部屋中がねぶただらけのコンセプトルーム「青森ねぶたの間」という選択肢もあるそうですよ。一度は泊まってみたい…!

窓から見える景色と畳の上で過ごす贅沢な時間

ソファに腰掛け、窓の外に目をやると、広大な公園の緑が目に飛び込んできました。鳥のさえずりが聞こえ、時間がゆっくりと流れていきます。サウナへ行く前のこのひととき、畳の上で足を伸ばしてゴロゴロする。これこそが、旅先での最高の贅沢かもしれません。僕が大切にしている「くろぎ時間」を、この部屋は完璧に叶えてくれました。

いざ聖地へ!青森ねぶたサウナ完全体験レポート

圧巻のサウナ室:目の前に迫る「龍王」と祭囃子のBGM

心の準備は万端。作務衣のまま、僕は大浴場「浮湯」へと向かいました。まずは、池に浮かぶように作られた美しい露天風呂で体を温めます。そして、いよいよ「青森ねぶたサウナ」の扉を開ける時が来ました。

サウナ室スペック詳細
タイプドライサウナ(対流式・電気)
温 度約90℃~98℃
収容人数12名
ストーブHARVIA製 CLUB PRO『K25G』
特 徴15分毎のオートロウリュ、祭囃子BGM、龍王ねぶた、青森ヒバの香り
テレビ無し

ゴクリと息を呑み、扉を開けた瞬間、僕は言葉を失いました。まず、ふわりと香る清々しい「青森ヒバ」の香り。そして、目に飛び込んできたのは、薄暗いサウナ室の奥で圧倒的な存在感を放つ、巨大な「龍王」のねぶた。第7代ねぶた名人・竹浪比呂央氏の研究所が手掛けたというその迫力は、まるで生きているかのよう。耳には、軽快な笛と太鼓の「祭囃子」と、「ラッセーラー、ラッセーラー」という威勢のいい掛け声がBGMとして響き渡ります。細部へのこだわりも凄まじい。サウナマットは牡丹の花のデザイン、サウナストーンは金魚ねぷたの形、そしてサウナヒーターを囲う柵は、山車の引き手が握る持ち手をイメージした紅白のデザイン。ここはもう、サウナ室ではありません。祭りの真っ只中です。

体感95℃!HARVIA製ストーブと15分毎のオートロウリュ

二段の座面に腰を下ろします。室温は温度計で90℃~98℃を指しており、カラリとした本格的なドライサウナです。この熱を生み出しているのは、サウナの本場フィンランドの世界的ブランド「HARVIA社製 CLUB PRO『K25G』」。信頼と実績のストーブが、じっくりと体の芯まで熱を届けてくれます。
そして、祭囃子が最高潮に達したその時でした。「バツーッ!」という音と共に、15分に一度オートロウリュが発動!熱せられたサウナストーンに水がかかり、灼熱の蒸気が一気にサウナ室を満たします。祭りの熱気、そのものを肌で感じる瞬間です。掛け声に合わせて降り注ぐ熱波を浴びていると、汗と共に日頃の悩みや疲れがすべて流れ出ていくような、不思議な高揚感に包まれました。

肌が喜ぶ水風呂:地下水かけ流しの体感16℃

水風呂スペック詳細
温 度約15℃~16℃
水 質地下水かけ流し
深 さ約70cm
収容人数2~3名
潜 水

熱々の体をクールダウンさせるべく、サウナ室を出てすぐ隣の水風呂へ。温度は体感で15℃~16℃と、サウナーにとってまさに黄金比。地下から汲み上げたという水は、驚くほど柔らかく、なめらかな肌触り。キンと冷たいのに、どこか優しく体を包み込んでくれるような感覚です。深さも約70cmとしっかりあり、頭のてっぺんまで浸かれば、一気に熱が鎮まっていきます。この水風呂、間違いなく一級品です。

至福の外気浴:池に浮かぶ灯篭を眺めながらのととのい

外気浴スペーススペック詳細
場 所露天エリア(屋根なし)
設 備ととのい椅子 2脚
収容人数2名
景 観池(浮湯)、灯篭、滝

水風呂から上がり、すぐそばに用意されたととのい椅子へ。目の前には、灯篭が浮かぶ幻想的な「浮湯」の池が広がっています。涼やかな青森の風が火照った体を優しく撫で、遠くから聞こえる滝の音が心地よいBGMに。サウナ、水風呂、外気浴の動線が完璧に設計されていて、一切の無駄なく「ととのい」の世界へと誘われます。心臓の鼓動がゆっくりと落ち着き、視界がクリアになっていく。ああ、最高だ…。僕は青森の空の下、極上のととのい体験を味わったのでした。

サウナを最大限楽しむための攻略法と注意点

この唯一無二のサウナを最大限に楽しむために、僕が実践したいくつかのコツと、事前に知っておくと良い注意点をお伝えしますね。

  • ベストタイムは「朝ウナ」: 青森の「朝風呂文化」を体験すべく、朝7時頃にサウナへ向かうのがおすすめです。利用者が少なく、ほぼ貸切状態で静寂の中、ねぶたと向き合えます。朝の澄んだ空気での外気浴は格別ですよ。
  • 温泉でしっかり「下茹で」を: サウナ室は湿度が低めのドライタイプなので、入室前にとろりとした泉質の温泉で体を芯から温めておくと、汗が出やすくなります。
  • オートロウリュを狙え: 15分ごとのオートロウリュは最大のイベント。祭囃子がクライマックスに達するタイミングを狙って入室し、熱波を全身で浴びましょう。
  • 足元の熱さ対策を: サウナ室の床はかなり熱くなることがあります。備え付けのビート板を足元に敷く「2枚使い」をすると快適に過ごせます。
  • 期待値の調整も大切: 一部の口コミにもある通り、オートロウリュの水量は「演出」の範囲で、専門施設のような強烈なものではありません。「祭りの熱気を感じる体験」として楽しむのが良いと思います。

館内はまさに「青森のテーマパーク」

じゃわめぐ広場散策と蛇口から出るりんごジュース

最高のサウナ体験で心も体もリフレッシュした僕は、館内の中心地「じゃわめぐ広場」の探検に出かけることにしました。「じゃわめぐ」とは「心が騒ぐ、賑やかで楽しい」という意味の青森の方言だそう。その名の通り、広場はお祭りのような活気に満ち溢れています。もちろん、湯上がりの一杯は、再びあの蛇口からいただく絶品りんごジュース。サウナ後の乾いた体に染み渡る甘さは、格別でした。提供時間は15:00から20:00までなので、飲み逃しのないようにご注意を。

サウナー必飲!「オロりん」で乾いた喉を潤す

広場を散策していると、「サウナ―におすすめ!」というポップを発見。そこには「オロりん」なるドリンクの作り方が書かれていました。作り方は簡単。「じゃわめぐ売店」でオロナミンCを買い、無料のりんごジュースと混ぜるだけ。早速試してみると、オロナミンCの爽快感とりんごの甘酸っぱさが絶妙にマッチ!これは美味い!サウナで失われたビタミンと水分を同時に補給できる、まさにサウナーのための黄金ドリンク。青森屋に来たら、ぜひ試してみてください。

青森の四季を馬車で巡る|のんびりアクティビティ体験

馬車が伝える青森の歴史と文化

サウナと温泉だけでなく、青森屋では広大な敷地を活かしたアクティビティも充実しています。僕が特に心惹かれたのが「馬車体験」です。かつて名馬の産地だった青森では、馬は家族同然の大切な存在だったそう。農作業や荷物の運搬に活躍した馬との暮らしを、今に伝えてくれる貴重な体験なんです。

季節ごとに変わる馬車の風景

この馬車、季節によってテーマが変わるのがまた素敵なんです。春は桜の下を走る「花見馬車」、夏は涼やかな音色の「風鈴馬車」、秋は「紅葉りんご馬車」、そして冬にはなんと「ストーブ馬車」が登場します。僕が訪れた3月は、まだ少し雪が残る中、春の訪れを感じる穏やかな時間でした。約20分のコースで、料金は大人1,200円。馬のひづめの音を聞きながら、ゆっくりと公園を巡る時間は、サウナ後のクールダウンにもぴったりでした。

夕食:「のれそれ食堂」のライブビュッフェに舌鼓

目の前で焼かれる炉端焼きと新鮮な海の幸

お腹もすっかり空いたところで、お待ちかねの夕食タイム。メインダイニングの「のれそれ食堂」へ向かいます。ここは、青森の「かっちゃ(お母さん)」の温もりと活気が融合した、ビュッフェスタイルのレストラン。中に入って驚いたのは、そのライブ感!炉端焼きのコーナーでは、割烹着姿のかっちゃ達が、ホタテや牛串を目の前でジュージューと焼いてくれるんです。立ち上る香ばしい匂いだけで、食欲が刺激されます。
お刺身コーナーには、見るからに新鮮な海の幸がずらり。ビュッフェとは思えないクオリティの高さに、思わず目移りしてしまいます。口コミで「食事が最高」という声が多かったのも、大いに頷けます。

青森の郷土料理と絶品りんごスイーツを味わい尽くす

僕はもちろん、「青森ならでは」の料理を片っ端から攻めていきました。具沢山の「せんべい汁」、自分で好きな具材を乗せて作る「のっけ丼」コーナー、そして忘れてはならないのが、りんごを使った料理の数々。特に、デザートコーナーにあった焼きたてのアップルパイは絶品でした。一品一品に青森の恵みと、作り手の愛情が込められているのが伝わってきて、お腹も心も大満足の夕食となりました。

夜のハイライト:感動のショーと祭りの余韻

予約必須!ショー「みちのく祭りや」の圧巻パフォーマンス

夕食でお腹を満たした後は、この旅のもう一つのハイライト、「みちのく祭りや」のショーです。このショー、非常に人気が高く、予約なしでは見られないこともあると聞いていたので、僕は宿泊予約と同時に席を確保していました。口コミでも「予約が取れずに見られなかった」という悲しみの声を見かけたので、これは絶対に外せないポイントです。このショーを見るために青森屋に来たと言っても過言ではない。だから、宿泊を決めた瞬間に、僕の指はショーの予約ボタンをクリックしていたのです。
会場に足を踏み入れると、期待感で空気が満ちています。ショーが始まると、津軽三味線の力強い音色、そしてスクリーンに映し出される青森の美しい四季の映像に、一気に引き込まれました。ショーを演じているのが、日中はホテルで働くスタッフの方々というのも驚きです。青森の四大祭り(青森ねぶた祭、弘前ねぷたまつり、八戸三社大祭、五所川原立佞武多)が、次々と目の前で繰り広げられます。クライマックスでは、本物の山車が登場し、会場のボルテージは最高潮に。そして、最後は観客もステージの周りに集まり、演者と一体となって跳ねて踊るんです。恥ずかしがり屋の僕も、周りの熱気に後押しされて、夢中で「ラッセーラー!」と叫んでいました。約1時間のショーが終わる頃には、感動と興奮で汗びっしょり。青森の祭りの魂に、確かに触れた夜でした。

夜のじゃわめぐ広場で青森の夜を満喫

ショーの興奮冷めやらぬまま、再び「じゃわめぐ広場」へ。夜になると、無数の灯篭が灯り、さらに幻想的な雰囲気に包まれます。青森の地酒が楽しめる「ヨッテマレ酒場」で一杯やるのもよし、昔ながらの射的やホタテ釣りで童心に返るのもよし。僕は、ショーの余韻に浸りながら、地酒をちびちび。サウナと祭りと美味しいお酒…これ以上の幸せがあるでしょうか。

サウナ後のご馳走!三沢周辺のおすすめ「サ飯」グルメ

青森屋の食事はもちろん最高ですが、せっかくなら地元の味も楽しみたいのが食いしん坊の性。実は三沢市は、米軍基地があることから独特のグルメ文化が発展しているんです。サウナ後の空腹を満たすのにぴったりな、おすすめの「サ飯」をご紹介します。

三沢ご当地グルメを味わい尽くす

  • 三沢エアフォースバーガー: 米軍基地のアメリカ人シェフが監修した、日米合作の本格バーガー。肉厚パティとボリューム満点の具材は、サウナ後の体にガツンときます。
  • 三沢パイカ料理: 豚バラの軟骨をトロトロになるまで煮込んだコラーゲンたっぷりの一品。煮込みやラーメン、カツなど様々な料理で楽しめます。
  • バラ焼き: 牛バラ肉と大量の玉ねぎを甘辛いタレで炒めた、ご飯との相性抜群のソウルフード。発祥の地・三沢でぜひ味わってみてください。

⠀今回は残念ながら胃袋のキャパシティが足りず断念しましたが、次回の旅では必ず制覇しようと心に誓いました。青森屋から車で10~15分圏内に名店が点在しているので、ランチや連泊の際の夕食におすすめです。

持参すると便利なサウナグッズ

青森ねぶたサウナを心ゆくまで満喫した僕ですが、「ああ、あれを持ってくればもっと快適だったかも…」なんて思うことも。そこで、僕の経験から、青森屋でのサウナ旅をさらに充実させるためのおすすめグッズをいくつかご紹介しますね。

おすすめサウナハット3選:熱から髪と頭皮を守る必需品

サウナ室の熱から髪や頭皮を守り、のぼせを防いでくれるサウナハットは、今やサウナーの必需品。より長く、快適にサウナを楽しむためのマストアイテムです。

  • 【旅の記念に】青森屋オリジナルサウナハット: どうせなら、とことん祭り気分を味わいたい!という方には、じゃわめぐ売店で販売されているオリジナルハットがおすすめ。可愛らしい「金魚ねぷたサウナハット」(3,780円)と、本格的な「花笠サウナハット」(11,000円)の2種類があります。最高の旅の思い出になること間違いなしです。
  • 【品質重視派に】ABiL 今治タオルサウナハット: 「やっぱり品質にはこだわりたい」という方には、今治タオルブランド認証の上質なオーガニックコットンを使用したサウナハットがおすすめ。肌触りが抜群で、洗濯してもへたりにくいので、長く愛用できます。
  • 【サウナデビューに】lowliu ナイロンサウナハット: 「まずは手頃なものから試してみたい」という初心者の方には、洗濯機で丸洗いできて、撥水加工で乾きやすいナイロン製のサウナハットがぴったり。カラーバリエーションも豊富で、自分好みの一枚が見つかるはずです。

サウナタオルからドリンクボトルまで、快適度を上げるアイテム

  • 速乾性サウナタオル: 吸水性と速乾性に優れた「MOKU」のようなタオルが1枚あると、サウナ室で汗を拭ったり、体を洗ったりと大活躍します。
  • 個人用サウナマット: 備え付けのマットはありますが、衛生面が気になる方や、お尻が熱くなるのを防ぎたい方は、折りたたみ式の個人用マットがあるとさらに快適です。
  • ドリンクボトル: サウナでの水分補給は必須。お気に入りのドリンクボトルに水やお茶を入れて浴室に持ち込めば、いつでもスマートに水分補給ができます。

青森屋と徹底比較!青森県の人気サウナ付きホテル

青森屋が素晴らしい場所であることは間違いありませんが、旅の目的や予算によっては、他のホテルが選択肢になることもありますよね。そこで、僕なりに青森県内の他の人気サウナ付きホテルと比較してみました。それぞれのホテルに違った魅力があるので、旅のスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。

ビジネスホテル系サウナ(ドーミーイン等)との違い

八戸市内には、「ドーミーイン本八戸」のように、サウナ好きから絶大な支持を得ているビジネスホテルがあります。ドーミーインの強みは、なんといってもその機能性。駅近の好立地、高温でセルフロウリュもできる本格サウナ、そして「夜鳴きそば」などの嬉しい無料サービス。出張や、観光メインでホテルは寝るだけ、でもサウナは妥協したくない!という場合には、最高の選択肢と言えるでしょう。

価格帯と体験価値で見る青森屋の独自性

一方、青森屋が提供するのは、サウナを含めた「滞在そのものを楽しむ」という体験価値です。価格はドーミーインの2~3倍しますが、その差額には、唯一無二のねぶたサウナ、広大な公園、祭りショー、豪華なビュッフェといった、青森屋でしか味わえないエンターテイメントが詰まっています。どちらが良い悪いではなく、旅のスタイルによって選ぶべき場所が違う、ということですね。記念日や自分へのご褒美など、「特別な時間」を過ごしたいなら、青森屋の価値は計り知れないものがあります。

項目星野リゾート 青森屋ドーミーイン本八戸グランドサンピア八戸
コンセプト体験型テーマパーク高機能ビジネスホテル地域密着型温泉ホテル
サウナの特徴ねぶたサウナ (エンタメ性)高温セルフロウリュサウナ大型ドライサウナ
料金目安(1名)23,000円~5,232円~5,500円~
食事豪華ライブビュッフェ朝食バイキング、夜鳴きそば郷土料理レストラン、朝食バイキング
+αの体験祭りショー、広大な公園、文化アクティビティ湯上がりアイス・乳酸菌飲料8種類の温泉、日帰り利用可
おすすめシーン記念日、特別な旅行ビジネス、機能性重視の観光コスパ重視、温泉メイン

ちょっと足を延して…周辺の日帰りサウナ巡りもおすすめ

青森屋のサウナはもちろん最高ですが、時間に余裕があれば、周辺の個性的な日帰りサウナを巡るのもサウナ旅の醍醐味ですよね。青森屋を拠点に楽しめる、おすすめの施設をいくつかご紹介します。

  • スパハウス かわむら(車で約8分): 米軍三沢基地の近くにあり、アメリカンな雰囲気も漂う施設。なんとセルフロウリュ可能な本格サウナと、14℃のキンキンな水風呂が楽しめます。これでサウナ料金300円(入浴料別途400円)は破格です。
  • 極楽湯 八戸店(車で約40分): 少し足を延ばしますが、24時間営業で岩盤浴も無料というサウナーの天国のような場所。広々とした外気浴スペースも魅力です。
  • さる倉サウナ(車で約60分): 十和田八幡平国立公園の中にある、完全貸切制のアウトドアサウナ。フィンランド式のバレルサウナと、飲めるほど清らかな天然水の水風呂は、まさに究極のととのい体験。特別な記念日などにおすすめです。

よくある質問と回答(FAQ)

宿泊を検討している方が疑問に思うであろう点を、僕なりにまとめてみました。

  • Q1: 青森屋のサウナは宿泊者以外も利用できますか?
  • A: いいえ、青森ねぶたサウナ宿泊者限定の特別な施設です。日帰りでの利用はできません。このプライベート感が、落ち着いたサウナ体験を約束してくれます。
  • Q2: サウナは予約が必要ですか?また、混雑していますか?
  • A: サウナ自体の予約は不要です。利用時間は6:00~11:3014:30~23:00です。夕食後の20:00~22:00頃は混雑することがありますが、早朝や深夜はほぼ貸切状態で楽しめることが多いです。
  • Q3: サウナにタオルやサウナマットはありますか?
  • A: タオルは客室から持参する必要があります(湯かごが便利です)。サウナ室には、津軽藩の家紋「牡丹の花」がデザインされた専用のサウナマットが用意されています。
  • Q4: オートロウリュは何時に行われますか?
  • A: 15分間隔で自動的に行われます。祭囃子のBGMが最高潮に達するタイミングで発動するので、その瞬間を狙って入室するのもおすすめです。
  • Q5: 子どもはサウナを利用できますか?
  • A: 安全上の理由から、サウナの利用は10歳以上からとなっています。

総合評価と再訪への想い

最高の体験と少しだけ気になった点(混雑状況など)

夢のような時間はあっという間に過ぎていきます。この旅を振り返って、青森屋は間違いなく僕のサウナ人生でトップクラスに心に残る場所となりました。ただ、これから行かれる方のために、正直に少しだけ気になった点もお伝えしておきますね。それは、人気の宿ならではの「混雑」です。特に食事の時間帯や、大浴場は多くの人で賑わっていました。また、ごく一部の口コミでは、お部屋の清掃に関する指摘も見られました。とはいえ、これらは多くの人が訪れる人気施設の宿命とも言えるかもしれません。僕自身は、スタッフの方々の素晴らしいホスピタリティのおかげで、終始快適に過ごすことができました。

また必ず来たい!心に刻まれた青森の熱気と温もり

チェックアウト時間の12:00まで、朝風呂や公園の散策を楽しみ、名残惜しい気持ちで青森屋を後にしました。帰り道、僕は考えていました。「青森ねぶたサウナ」は、ただ熱いだけの場所ではなかった。それは、青森の人々が祭りに注ぐ情熱、文化を大切にする心、そして訪れる人をもてなす温かさ、そのすべてが凝縮された「熱」を感じる場所だったのだと。
ここは、季節ごとに全く違う顔を見せてくれるそうです。次は雪が降り積もる冬に、幻想的な雪見露天風呂とねぶたサウナを味わいに来ようか。それとも、緑が萌える夏、本物のねぶた祭の時期に合わせて訪れるのもいいかもしれない。再訪を心に誓いながら、僕は日常へと戻る列車に乗り込みました。心には、青森の熱い思い出をいっぱいに詰め込んで。
もしあなたが、日常を忘れさせてくれるような、心揺さぶるサウナ旅を探しているなら、ぜひ一度、「星島リゾート 青森屋」を訪れてみてください。きっと、忘れられない体験があなたを待っていますよ。

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大塚誠也
大塚誠也
おおつか せいや

サウナ大好きサラリーマン。
外回り中、仕事帰りにサウナを巡っています。
サウナ上がりのオロポとおいしいご飯が大好物
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